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薬剤師の仕事がつまらないのはなぜ?理由・やりがいの見つけ方を解説

薬剤師の仕事がつまらないのはなぜ?理由・やりがいの見つけ方を解説

最終更新日:

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薬剤師として働く中で「つまらない」と感じることもありますよね。

「毎日の調剤業務が単調」
「医師の意見が絶対で、裁量権がない」

など、つまらないと感じる理由は様々だと思います。

「つまらない」と感じるのは、職場もしくは自分自身の仕事の捉え方に原因があるケースが多く、つまらないと感じる状態から抜け出すためには、原因に応じて適切に対処する必要があります。

本記事では、薬剤師がつまらないと感じる7つの理由と対処方法について解説します。

最後まで読めば、薬剤師としてのやりがいを見つけられるはずです。

やりがいがない毎日から脱出するには?

「今の仕事はやりがいがないから転職したい」と考えた場合は、転職を視野に入れるのも一つの方法です。

ただし、今の職場から脱出することに目が行ってしまうと、問題が解決せず、同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。

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    薬剤師の仕事がつまらないと感じる7つの理由

    薬剤師として数年働いていると、「仕事がつまらない」と感じる瞬間もありますよね。

    「仕事をつまらないと思うなんて…」と落ち込んでしまうかもしれませんが、業務にやる気を見出せなくなることは誰にでもあります。

    では、薬剤師はどのようなことで「仕事がつまらない」と感じるケースが多いのでしょうか。

    ここでは、「薬剤師の仕事がつまらないと感じる理由」を7つ紹介するので、気持ちの整理に役立ててください。

    薬剤師の仕事がつまらないと感じる理由

    つまらない気持ちへの対処法を知りたい場合は、記事中盤「【必見】薬剤師の仕事がつまらないと感じた時にすべきこと」をご覧ください。

    理由1.調剤業務が単調でやりがいが無い

    「調剤業務が単調でやりがいが無い」というのは、薬剤師の仕事がつまらないと感じる理由のひとつです。

    薬剤師の業務内容は、調剤・服薬指導・医薬品の適性管理など多岐にわたりますが、調剤業務は単純作業の繰り返しになることも多いでしょう。

    調剤業務を単調に感じるのは仕方がない面もありますが、以下のように「成長につながらないようでつらい」「やりがいを見出せない」と感じる場合も少なくないようです。

    40代 女性 大学病院門前の調剤薬局 

    棚から薬を正確に出すことのみに専念しなければならなかった

    毎日溢れるほどの患者さんが待っていて、仕事中はとにかく棚から薬を早く正確に出すことのみに専念しなければならなかった。

    薬を学んだ人間にしかできない仕事ではなく、「機械の方が正確に早くできる仕事なのではないか…」と感じられ、自分の成長につながる実感がもてなくて辛かった。

    (イーデス調査)

    30代 女性 調剤薬局

    調剤業務や、服薬指導にやりがいを見出す事ができませんでした

    薬剤師を辞めて別の仕事についていますが、全く後悔もなく、薬剤師を辞めて良かったと思えています。

    (イーデス調査)

    例えば、28日分のPPTシート処方の多い職場では、処方箋に基づくピックアップと鑑査が流れ作業となってしまいます。

    また、受付処方箋が高血圧などの慢性疾患に限られていると、服薬指導も経過観察のみになるケースも多く、やりがいを見い出しにくいかもしれません。

    薬剤師の調剤業務にやりがいを見いだせなくなった場合は、自分自身で「次の目標を見つける」ことも手段です。

    理由2.職場が限定されていてメンバーが変わらない

    職場が限定されていて、働くメンバーが変わらず「つまらない」と感じる場合も多いようです。

    薬剤師の働く場所は限定されており、基本的に同じ人ばかりと接するため閉鎖的になってしまいます。

    以下のように、閉鎖的な職場環境が原因でストレスが溜まったり、人間関係のトラブルを抱えてしまうケースも少なくありません。

    30代 女性 調剤薬局

    小規模薬局では社会の縮図のような構造ができ上がる

    調剤薬局は小さいところが多いので、そこで社会の縮図のような構造ができ上がります。

    管理薬剤師が休みの時は投薬に行かないなど、あからさまに媚びを売るためのオンとオフができる人がいた。

    プライドが高いためか、下手に指摘して大激怒されました。

    (イーデス調査)

    40代 女性 調剤薬局

    狭い空間で、毎日ほぼ同じスタッフと一緒に働かねばなりません

    時には気の合わない方と一緒に働かないといけないこともありますが、距離を取ることができずしんどいこともあります。

    特に、昼休みを調剤薬局内の休憩室で取らねばならない職場の場合は、せっかくの昼休みなのに大して気分転換もできないので最悪です。

    (イーデス調査)

    特に、物理的にスペースの狭い調剤薬局の場合、気の合わない人とも、ずっと顔を合わせることになります。

    一般的な会社の場合、他部署の人と会話したり、出張などで気分転換できることが多いのに対し、調剤薬局などは閉鎖的な環境です。

    薬剤師の働く職場は同じメンバーで仕事することが多く、閉鎖的で変化が乏しいため、つまらないと感じてしまうことも多いでしょう。

    理由3.スキルアップ・成長できないと感じる

    「スキルアップ・成長できない」と感じ、つまらなさを覚える薬剤師も多いです。

    「将来はがん専門薬剤師になりたい」など明確な目標があったり、向上心や自己成長意欲が高い人にとって、学びや成長の機会が無い環境を退屈に感じるケースは少なくありません。

    特に、勤務し始めて3~5年経過すると難なくこなせる業務が増えてくるため、「今の職場ではこれ以上成長する機会がない」と感じてしまうことが多いです。

    現職でスキルアップが難しい場合は、認定・専門薬剤師を目指して自己学習したり、自発的に成長の機会を探すことも大切と言えるでしょう。

    理由4.職場の業務体制・組織体制に不満を感じる

    職場の業務体制・組織体制への不満から、つまらないと感じることもあります。

    組織体制は会社の方針に大きく依存するので、つまらない気持ちを自分ひとりだけでは変えることは困難です。

    以下のように、職場の体制に不満を感じる薬剤師も少なくありません。

    30代 男性 調剤薬局

    業務改善の提案をしても受け入れてもらえなかった

    高齢の薬剤師の方で基本的に今までのやり方を変えたがらないため、業務改善のための効率UPの方法や同線の改善の提案をしても受け入れてもらえなかった。

    また、わざとゆっくり投薬して少ない件数でやり過ごそうとしていたり、会社内の人のうわさ話や悪口等をずっと話していてめんどくさくて、イライラを日々感じていたことがありました。

    (イーデス調査)

    30代 女性 調剤薬局

    会社に増員要望を出しても、結局改善しませんでした

    仕事量と人数体制が明らかにあっておらず、勤務している薬剤師達か全員疲弊している状況が続いていた時、上司にシフト調整と薬剤師の増員をお願いしました。

    上司も会社に要望を出してくれたようでしたが、結局改善しませんでした。

    次々に薬剤師が退職してしまいました。

    (イーデス調査)

    上の意見のように、従来の業務のやり方を変えようとしない管理職がいると、業務改善のアイデアを取り上げてくれないばかりか、意見すら言いにくいこともあります。

    また、慢性的に薬剤師が不足している職場の場合、有給休暇などの制度を十分に使用できないことも少なくありません。

    そのような職場では、たとえ「人員を増やして欲しい」と希望しても、採用にかかるコストが大きいことを理由に、対応してもらえないことも多いです。

    改善案について何も聞き入れてもらえない場合は、仕事自体にも不満を感じ、やりがいを喪失してしまう可能性があるでしょう。

    理由5.給与や待遇に不満がある

    給与や待遇に不満があると、「薬剤師はつまらない職業」と感じてしまいやすいです。

    例えば、「責任が重いわりに年収が低い」「昇給が見込めない」「業務内容の忙しさと年収が見合っていない」などは、慢性的な不満につながるでしょう。

    特に病院薬剤師は、薬局やドラッグストアの薬剤師と比較して年収が低い場合が多く、やりがいを喪失してしまうケースも少なくありません。

    20代 女性 病院

    病院薬剤師は薬局やドラッグストアで働く薬剤師と比べ給与が少ない

    私の病院では、年功序列で昇進していき、役職の人数も決まっているので、給与が上がるなど目に見える評価をされることはない。

    また、病院薬剤師はどうしても薬局やドラッグストアで働く薬剤師と比べ給与が少なく、給与面だけを見てしまうと薬剤師の限界を感じ薬剤師自体を辞めたいと思った。

    (イーデス調査)

    30代 男性 調剤薬局

    どれだけ仕事を効率よくこなしても給与がアップしない

    固定報酬制なので、どれだけ仕事を効率よくこなしても、のんびりな上司や、気づかない上司の方が給与が上なうえ、その人の手柄になってしまう。

    患者さんのためと思って働いてはいますが、こんなに働かないのに私より高い年収なのか…と嫌になったことが何度かある。

    気にせず働くようにしていますが、イライラやストレスの元になります。

    (イーデス調査)

    給与が年功序列だったり、思うように評価されない環境では、待遇への不満から仕事がつまらないと感じてしまうことも多いです。

    働きが給与に反映されないせいでモチベーションが下がり、ときに「薬剤師自体を辞めたい」と悩むこともあるようでしょう。

    薬剤師の年収は上がりにくい?

    薬剤師は、一般的に「年収が頭打ちになりやすい」と言われることが多いです。

    一般的な会社員であれば、毎年の定期昇給以外にも主任・係長・課長・部長など階級アップによる昇給が期待できます。

    対して薬剤師の場合、定期昇給はあるものの、上位役職が少ないため階級アップによる昇給が見込みにくい面があります。

    管理薬剤師やエリアマネージャーなどのポストがなかなか空かない場合は、「昇給のチャンスが無い」と、モチベーションが下がってしまうことも多いようです。

    理由6.周囲から感謝されにくい

    薬剤師の仕事が周囲から評価されず、つまらないと感じることも多いようです。

    他の医療従事者と同様に、人命に係わる仕事をしているのも関わらず、時に「薬剤師はいらない職業」と言われることもあります。

    当サイトが行った「薬剤師の業務」に関するアンケートでは、薬剤師という仕事について、以下のような声が挙がっていました。

    20代 女性 調剤薬局

    薬剤師なんかいらないと言われる

    患者様から見えない部分での仕事が多いので、患者様のためを思って仕事していることでも時間がかかり過ぎているとのお申し出があったり、薬剤師なんかいらないと言われることがつらいと感じます。

    我々は患者様の健康のためを思って業務を行っていても、患者様からすると医師の言うことがすべてといった方も多くいらっしゃるのが現実です。

    なおかつクレームが入るとなんのためにこの仕事をしているのだろうかと考えてしまいます。

    (イーデス調査)

    20代 女性 調剤薬局

    患者さんとコミュニケーションすら取れない

    忙しい中で、精神的にも肉体的にもすり減っている際に、患者様から「薬剤師なんていらない。病院だけでいいのに、どうせ言ったって何も分からないんだから早く薬だけよこせ。」と言われたことがあります。

    その時は、この仕事を続ける意味があるのかと悩み辞めたいと思いました。

    副作用などの初期症状を見逃さないためにも患者様とのコミュニケーションは重要ですが、そのコミュニケーションすら取れない状況で、薬剤師を続けていく自信が無いと感じました。

    (イーデス調査)

    医師や看護師とは異なり、薬剤師は患者さんに直接触れるわけではないので、仕事の全体像や重要性が社会に認知されていないのが現状です。

    また、疑義照会や医薬品の適正管理など、薬剤師の仕事の多くが患者さんから見えにくいことも原因のひとつと言えます。

    目に見えやすい調剤作業だけが注目される結果、「棚から薬を出しているだけ」など心無い言葉をかけられることも少なくないでしょう。

    このような周囲の心無い声に翻弄され、薬剤師という職業をつまらないと感じてしまうこともあるようです。

    周囲の態度に傷つくこともあるかもしれませんが、薬剤師は国民の健康を縁の下から支えている重要な裏方と考えてみてはいかがでしょうか。

    理由7.医師の意見が最優先で裁量が少ない

    医師の意見が最優先で、裁量が少ないと感じる薬剤師も多いです。

    薬剤師は医師の処方箋に基づき調剤を行わなければならないので、薬剤師の判断で処方を変えられません。

    近年は、ジェネリック医薬品への変更など薬剤師の裁量を発揮できる場面も増えていますが、基本的には医師の了承を得る必要があります。

    仕事で裁量を発揮できないもどかしさについて、以下のような声も挙がっています。

    30代 女性 調剤薬局

    医師に疑義照会しても変更されないことも多い

    「薬学的には、こちらの薬の方が患者さんに良い」という考えがあるのに、医師に疑義照会しても変更されないことも多いです。

    やはり医師が使用した経験というものが尊重されるので、薬剤師としての力のなさ、職業としての意味のなさを感じる時は辛いなと思います。

    (イーデス調査)

    30代 女性 病院

    疑義照会に耳を傾けない医者もいる

    医師によっては適応外の使用方法で処方を出したり、疑義照会に耳を傾けない人もいる。

    正直、医師よりも薬に関しては知識があり、一般名も作用機序も分かっていない医師に指示されるのは心外。

    配合変化について疑義照会しても「このままでいいから」とあしらわれた事がある。

    (イーデス調査)

    上記のように、時に医師よりも医薬品について情報を把握しているにも関わらず、薬剤師の裁量で剤形や規格を変更できなくてもどかしく感じる場合もあります。

    「医師の指示が絶対」「自分は調剤するだけ…」という感覚になってしまうと、どうしてもモチベーションが下がってしまうでしょう。

    【必見】薬剤師の仕事がつまらないと感じた時にすべきこと

    【必見】薬剤師の仕事がつまらないと感じた時にすべきこと

    薬剤師の仕事がつまらないと感じる理由は、様々であることが分かりました。

    今後の対策を考えるためには、まず「つまらないと感じる原因」を特定する必要があります。

    薬剤師の声を整理すると、仕事がつまらないと感じる原因は「自分自身」もしくは「職場」にあることが多いようです。

    仕事がつまらない理由が「成長の機会がない」「マンネリ感がある」などの場合は、職場ではなく自分自身に原因があるケースが多いです。

    一方、「激務で給与の割に合わない」「有給休暇が使いにくい」などが理由の場合は、職場に原因がある可能性が高いでしょう。

    ここからは、つまらないと感じる原因を特定する方法と、やりがいを取り戻す対処法を紹介します。

    薬剤師の仕事がつまらないと感じた時にすべきこと

    ①仕事がつまらないと感じる原因を特定する

    まずは、仕事がつまらないと感じる原因を特定しましょう。

    つまらないと感じる原因が職場にあるのに、自分自身のせいだと勘違いしてしまうと、「自分がダメなのかも…」と気持ちが追い込まれてしまいます。

    一方、自分自身に原因があるのに職場のせいにしていると、職場への不満ばかりが募り、いつまでたっても気持ちが改善しません。

    例えば、自分に原因があるのにも関わらず職場のせいにして転職した場合、転職先でもまた同じように「つまらない」と感じてしまう可能性があります。

    「つまらない」という気持ちに的確に対処するためには、まず「仕事がつまらないと感じる原因が自分自身にあるのか」「職場にあるのか」特定することが大切です。

    以下に、自分自身に原因があることが多い事例と、職場に原因があることが多い事例をまとめたので、参考にしてください。

    自分自身に原因がある職場に原因がある
    • 調剤業務が単調でやりがいが無い
    • 職場が限定されていてメンバーが変わらない
    • スキルアップ・成長できないと感じる
    • 医師の意見が最優先で裁量が少ない
    • 周囲から感謝されにくい
    • 職場の業務体制・組織体制に不満を感じる
    • 給与や待遇に不満がある

    ②原因に合わせて今後の行動を考える

    自分自身に原因がある場合と職場に原因がある場合の対処法について、それぞれまとめましたので参考にしてください。

    自分自身に原因がある場合の対処法

    薬剤師の仕事がつまらないと感じる原因が自分にある場合は、「自らの考え方や行動を変えること」が大切です。

    難しく考えなくても、つまらない気持ちを解消してやりがいを取り戻すことは意外に簡単と言えます。

    例えば、自己学習に取り組んだり、患者さんやお客さんと積極的にコミュニケーションを取ってみるなど、明日からでもできることは多いです。

    具体的な対処法については、次章『つまらない原因が「自分自身」にある時の対処法』にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

    職場に原因がある場合の対処法

    仕事がつまらないと感じる原因が職場にある場合は、職場を変えることを考えた方が良いでしょう。

    というのも、職場の制度や環境を、自分ひとりの力で改善するのは難しいからです。

    職場を変えるというと「転職しなきゃならないの?」と思うかもしれませんが、転職以外にも、今の職場環境を違う角度から見つめ直してみたり、上司に相談することで気持ちが整理される場合も少なくありません。

    もちろん、転職も選択肢のひとつではありますが、他にも方法はあるので「自分にとってどの方法がベストか」考えてみましょう。

    具体的な対処法については、記事中盤の『つまらない原因が「職場」にある時の対処法』にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

    つまらない原因が「自分自身」にある時の対処法

    つまらない原因が「自分自身」にある時の対処法

    仕事がつまらないと感じた際、「職場のせいだ」「同僚のせいだ」と思ってしまうことも多いですが、自分自身に原因がある場合も少なくありません。

    職場の給与形態や組織体制を個人で変えることは難しいですが、仕事のマンネリ感などは、自分自身で解決することも可能です。

    たとえ仕事は同じでも、学びの機会を増やし、自ら積極的に行動することでつまらない原因を解消する方法はいくつもあります。

    そこでここでは、つまらない原因が「自分自身」にある時の対処法を5つご紹介します。

    つまらない原因が「自分自身」にある時の対処法

    対処法1.専門知識を身につける

    まず、薬剤師の仕事がつまらないと感じる場合は、薬学の専門知識を深めてみましょう。

    薬剤師は薬の専門家であるため、知識を深めることで活躍できる場面が増えて「やりがい」につながることも多いです。

    特に、薬の調剤・鑑査を単純作業のように感じている方は、専門性を高めることをおすすめします。

    以下の表に、いくつか具体例を記載しましたので参考にしてください。

    業種具体例
    調剤薬局
    病院
    • 各種認定・専門薬剤師の資格を取得する
    • 学会・研修会に参加する…など
    ドラッグストア
    • OTC、特定保健用食品などについて学ぶ
    • サプリメントアドバイザーなどの資格を取得する…など

    なお、資格や知識は習得するだけではなく、実際の仕事で活用することが大切です。

    薬の専門家として、質の高い業務を提供できれば「仕事のやりがい」を見い出せるでしょう。

    以下の記事では、おすすめの資格を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

    対処法2.薬剤師としてできるサービスを考える

    薬剤師として患者さんに提供できるサービスを考えるのも、仕事を充実させる方法のひとつです。

    特に薬剤師の存在意義を見いだせずに「業務がつまらない」と感じている場合、積極的に患者さんのためになる行動を考えることで、やりがいや充実感が増す可能性があります。

    以下の表に、いくつか具体例を記載しましたので参考にしてください。

    業種具体例
    調剤薬局
    • 在宅医療に積極的に関与する
    • かかりつけ薬剤師として接遇スキルを向上させる…など
    病院
    • 病院内の組織横断的委員会活動に関わる
    • 医師・看護師と協力しチーム医療に貢献する…など
    ドラッグストア
    • セルフメディケーションを推進する
    • 接客やセールスを通じて顧客の満足を上げる…など

    これまでの薬剤師は調剤業務がメインでしたが、これからの薬剤師は医薬品を介して患者さんの健康に貢献する対人スキルが求められています。

    そのため、コミュニケーション能力を向上させたり、薬剤師として在宅医療・チーム医療・地域全体のセルフメディケーションに貢献する方法を考えてみると良いでしょう。

    ​薬剤師として活躍できているという実感が生まれれば、業務がつまらないと感じることもなくなるはずです。

    対処法3.患者さんやお客さんと積極的にコミュニケーションを取る

    仕事のマンネリ化を解消する方法としては、「患者さんやお客さんと積極的にコミュニケーションを取ること」も挙げられます。

    患者さんやお客さんから「ありがとう」と感謝されることで、仕事に対するモチベーションがアップすることも多いです。

    例えば、ドラッグストアで医薬品を購入するお客さんは、薬剤師から専門的なアドバイスが欲しいと考えているケースが多いです。

    「どのようなOTC医薬品が最適なのか」「飲み合わせは大丈夫か」など、様々なニーズを的確に捉えられると感謝されます。

    また、病院や調剤薬局では患者さんの変化を見逃さず、何気なく声をかけたことがきっかけでいろいろ相談されるようになるケースもあります。

    積極的にコミュニケーションを取ることで、感謝される場面も増え、仕事にやりがいを感じるようになるでしょう。

    対処法4.目標にしたい薬剤師を見つける

    薬剤師の仕事がつまらないと感じたときは、目標にしたい薬剤師を見つけることも有効です。

    薬剤師に限らず、尊敬できる人を目標にすることで、毎日成長しようとする気持ちを持続できます。

    例えば、「がん治療の第一線で活躍し、医師への処方提案や患者の副作用フォローなどを適切に行っている薬剤師を目標にする」というのも良いでしょう。

    また、薬局やドラッグストアの経営者になった薬剤師を目標に、店舗管理や経営の知識を身に付ければ活躍の場が広がります。

    「このような薬剤師になりたい」という目標の人物を見つけると、自ずとやる気がアップするはずです。

    対処法5.今の自分の頑張りを認めてあげる

    時には、今の自分の頑張りを認めてあげることも大切です。

    理想の薬剤師を目指して頑張り続けるのは大切ですが、理想が高すぎるといつまで経っても目標に到達できず、自己嫌悪に陥ってしまいます。

    「先輩薬剤師はしっかりしているのに、自分はミスばかり…」「まだまだ自分なんて…」と足りない点ばかりを気にし始めると、仕事のやる気が失せていくことも少なくありません。

    「新しくできるようになった業務」「患者さんに感謝されたこと」を振り返り、自分の成長と頑張りをほめてあげましょう。

    自分の成長と頑張りを認められるようになると、仕事へのやりがいを取り戻せるはずです。

    学術大会で発表してみよう

    学術大会で講演や発表を聞くだけでなく、自分で発表すると自信にもつながります。

    病院薬剤師でなくとも、日本薬剤師会や日本薬学会などの学術大会で研究成果を発表する薬剤師は増えています。

    口頭発表は少しハードルが高いですが、ポスター発表なら挑戦しやすいです。

    学術大会については、日本薬剤師会学術大会の公式サイトをチェックしてみてください。

    つまらない原因が「職場」にある時の対処法

    つまらない原因が「職場」にある時の対処法

    つまらないと感じる原因が職場にある場合、自力で状況を改善するのは困難です。

    そのため、第三者に相談したり、場合によっては異動・転職を検討する必要もあるでしょう。

    ここでは、つまらない原因が職場にある場合の対処法について解説するので、自分に合う方法を考えてみてください。

    つまらない原因が職場にある場合の対処法

    対処法1.上司や会社に相談する

    まずは、つまらないと感じる原因が本当に解決できないのか判断するために、上司や会社に相談してみましょう。

    今抱えているモヤモヤを誰にも相談していない場合、上司や周りもあなたのつらさや不満に気づいていない可能性が高いです。

    思い切って相談すると、「今抱えている仕事への不満や悩み」が伝わり、対処してもらえるかもしれません。

    例えば、「有給休暇を取りやすいようにシフトを考慮してくれた」「転属や異動を積極的に考慮してくれた」など、原因の解決につながることもあります。

    また、同じ職場の上司に相談しにくいければ、直接、会社に相談するのもひとつの方法です。

    素早く問題を解決するためにも、まずは上司や会社に相談してみましょう。

    対処法2.他の職場の情報を確認する

    知人やインターネット上の求人情報から、他の職場の情報を確認しましょう。

    今の職場の事ばかり考えると視野が狭くなり、現職の良さも見失いがちになります。

    知人に職場のリアルな様子を聞いてみたり、他の職場の求人情報を見ることで、「意外に給与が高いかも」「労働環境が恵まれているかも」など、現職の良さに気付くこともあります。

    他の職場の事情を知ることで、「もう少し今の職場で働こう」と思うきっかけになるケースも多いですよ。

    また、無用な転職を避けるという点でも、現職を続けるメリットは大きいと言えるでしょう。

    身近に相談できる人がいない場合は…

    身近な人の情報だけでは不安な場合や、キャリアについて専門的なアドバイスが欲しい場合は、転職サイトへの相談を検討してみましょう。

    たとえば、大手薬剤師転職サイトである「ファルマスタッフ」では、「転職しない相談会」を無料で開催しています。

    このような相談会では、業界に精通したアドバイザーが、薬剤師のあらゆる悩みを親身に聞いてくれますので、ぜひ気軽に利用してみてください。

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    対処法3.配置転換や異動を希望する

    現職に系列店舗がある場合は、配置転換や異動を希望することも手段です。

    配置転換や異動は職場自体が変わるため、転職と同じように現職場と違う環境で働き始められます。

    環境をガラっと変えられるので、「新しい診療科の処方箋を扱える」「新しい人と一緒に働ける」などの理由から、マンネリを解消し成長につなげるには効果的な方法です。

    異動を希望する際は、「異動願い」を出し、会社側に認められれば異動が叶います。

    転職のように、求人探しや選考の手間がないので、大きな負担なく環境を変えられるでしょう。

    「今の職場がつまらないけど、転職して新しい会社の業務に慣れるのはちょっと気が重い」という場合は、系列店舗への配置転換や異動を申し出ることをおすすめします。

    注意

    異動を承認してもらうためには、会社側が納得できるような理由が必要です。

    異動願いを作成する際は、利己的な理由を記載するのは避け、ポジティブな内容を心がけましょう。

    例えば、同じ処方箋内容ばかりで仕事がつまらないと感じている場合は、「スキルアップのために、別の店舗で経験を積みたい」などポジティブに伝えることを意識してください。

    対処法4.転職を検討する

    現職に系列店舗がない場合は、転職をして職場を変えることを検討しましょう。

    勤める会社を変えることで、つまらないと感じる原因になっている給与制度・業務量・労働環境などを、一気に解消することも可能になります。

    一時的な感情で転職を決断するのはおすすめできませんが、つまらないと感じる原因が職場側にある場合、自分ひとりの力で解決するのは困難です。

    特に、以下のような場合は自力の解決は難しく、すぐに状況が改善される可能性は低いでしょう。

    自力の解決が難しい場合

    • 人手不足で残業が常態化している
    • 研修・教育環境が整備されておらずキャリアアップしにくい
    • 上司や会社が業務改善のアイデアを取り上げてくれない
    • 労働環境がいつまでたっても改善されない
    • 評価(人事考課)や処遇に不満がある

    つまらないと感じる原因が上のケースに当てはまる場合は、しっかりと条件を決めて転職をすれば、自分の理想的な環境で働けるはずです。

    自力での解決が難しい悩みを抱えている場合は、転職も視野に入れましょう。

    やりがいを求める薬剤師におすすめの転職サイト3選

    ここまでの内容を読み、転職活動に興味を持たれた方もいらっしゃるでしょう。

    薬剤師は転職する人が多い職業のひとつです。

    エムスリーキャリアの調査では「30代以降の薬剤師の90%以上が1回以上の転職をしている」というデータもあり、薬剤師の転職のハードルは高くないと言えます。(参考:薬剤師の転職実態調査|エムスリーキャリア

    ただ、転職活動に不慣れな場合「何から始めればいいのか分からない」「本当に転職できるのか不安」と感じてしまう方も多いと思います。

    もし、転職に関して少しでも不安があるのなら、無料で利用できる「薬剤師転職サイト」に相談することをおすすめします。

    「薬剤師転職サイト」とは、求人を紹介してくれたり、選考対策などを手厚くサポートしてくれるサービスのことです。

    転職サイトを利用すると、転職のプロであるアドバイザーから、履歴書添削・面接アドバイスといった実践的なサポートを無料で受けられます。

    薬剤師転職サイトの仕組み

    また、転職サイトは転職を迷っている段階でも利用可能であり、転職相談に応じてくれます。

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    サイト名特徴
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    • 2025年9月更新

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    • 2025年9月更新

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    • 2025年9月更新

    【体験談】薬剤師がやりがいを感じた瞬間まとめ

    【体験談】薬剤師がやりがいを感じた瞬間まとめ

    せっかく薬剤師として働くなら、毎日つまらないと感じながら働くより、やりがいを感じながら働きたいですよね。

    では、薬剤師はどのような瞬間にやりがいを感じているのでしょうか。

    ここからは、薬剤師がやりがいを感じた体験談を紹介するので、仕事にやりがいを見出す参考にしてください。

    薬剤師がやりがいを感じた体験談

    患者さんからの感謝の言葉

    薬剤師の一番のやりがいは、やはり患者さんから感謝されることでしょう。

    以下のように、患者さんからの感謝の言葉を励みにしている薬剤師は多いです。

    40代 女性

    「私のかかりつけ薬剤師になってほしい」と言われた

    患者様から「あなたから薬をもらいたい」「私のかかりつけ薬剤師になってほしい」と言われた時にやりがいを感じました。

    単に薬を渡して薬の説明をするだけでなく、薬を渡した後のその患者様の健康を考えて服薬指導にあたるようにしていますが、このような言葉をいただくと、働きぶりを評価していただけたようで嬉しい気持ちになります。

    (イーデス調査)

    30代 男性

    「ありがとうございます」と言ってもらえた

    患者さんの病気や体のことについて相談に乗り、「ありがとうございます」と言ってもらえた時はうれしさを感じます。

    他にも、関連施設のドクターやスタッフの方々へ薬について的確なアドバイスをできたときや、混雑している中でスムーズに業務にあたれた時には達成感があります。

    薬剤師不要論もありますが、そういうときにはやっていてよかったなあと感じます。

    (イーデス調査)

    30代 女性

    かかりつけ薬剤師として頼りにしてもらった

    かかりつけ薬剤師として、担当を持った患者さんに頼りにしてもらえました。

    最終的に亡くなってしまった方ですが、とても信頼してくださり、良い時も悪い時も一緒に支え合ってきたと感じられました。

    人の命の儚さの中に、毎日懸命に生きることの大切さを学びました。

    昨今、人との関わりが薄くなっていますが、人間として関わり合っていくことはとても大切なので、人間の根底にあるものを忘れてはならないと感じています。

    (イーデス調査)

    目の前の仕事が忙しいと忘れがちになりますが、毎日の仕事の中で患者さんから感謝される場面は多いはずです。

    薬剤師の仕事は、時に心無い言葉をかけられることもあるので、患者さんからの感謝の言葉は大きな喜びと言えるでしょう。

    薬剤師がつまらないと感じた場合は、患者さんからいただいた感謝の気持ちや言葉を思い出してみてはいかがでしょうか。

    医師などの医療関係者からの信頼と感謝の言葉

    患者さんだけでなく、医師などの医療関係者からの信頼と感謝も、やりがいにつながります。

    以下のように、医師からの感謝と信頼をやりがいに感じている薬剤師は多いです。

    30代 女性

    医者から直接指名で質問される

    門前クリニックの医者から直接指名で質問されると、頼られていると感じやりがいにつながる。

    感謝や信頼があると、薬剤師は必要な職業だと再認識できて頑張ろうと思えました。

    (イーデス調査)

    20代 女性

    医師から服薬指導について感謝された

    医師の診療方針に応じて、患者さんへの対応ができた時にやりがいを感じます。

    「服薬指導によって、患者さんに治療方針がより正確に伝わっていた」と医師から感謝された時は嬉しく感じました。

    (イーデス調査)

    医師などの医療関係者から頼りにされて、直接感謝の言葉をかけられることもあるでしょう。

    医師や医療関係者から感謝されたり、信頼されるようになると、自ずと仕事の幅も広がります。

    まずは、医療関係者の信頼を得る地道なプロセスが必要ですので、毎日の業務を丁寧に着実にこなしましょう。

    チーム医療への貢献

    チーム医療に貢献できると、薬剤師としての仕事のやりがいにつながります。

    特に病院薬剤師は、他の医療関係者との連携にやりがいを感じられるようです。

    20代 男性

    看護師から相談を受けることが多い

    病棟に常駐していると、術前の患者さんの薬や状態を確認することが多い。

    術中の抗生剤投与を提案し、術後の経過が良いとチーム医療の一員として働いていると感じることがある。

    また、入院中の患者さんで眠剤や術後の疼痛コントロールのため鎮痛剤の相談を看護師から受けることも多い。

    提案した内容で患者さんの経過が良かったと報告を受けると、縁の下の力持ち的な仕事ではあるけどやりがいがあるなと感じる。

    (イーデス調査)

    20代 女性

    薬の知識について医師よりも信頼された

    外来で抗がん剤治療中の患者さんの併用薬を調べたところ、抗がん剤の作用を低下させる可能性のあるPPIが処方されていた。

    次回受診時に、別のPPIについて医師と相談するよう提案させていただきました。

    医師にはその知識がなかったようで、患者さんは「薬の事は薬剤師さんに聞くからいいわ」と言って病院から出て行った、と嬉しいお言葉。

    相互作用のないPPIを提案をさせていただき、副作用や癌の進行もなく元気に通院してくださっているので、少しでもお役に立ててよかったなと実感した経験でした。

    (イーデス調査)

    近年では、薬剤師が「薬の専門家」として、医師や看護師に薬物治療の方針を積極的に提案するケースも増えてきています。

    優れた提案を繰り返すことで、「薬のことについては薬剤師(あなた)に相談したい」と医療関係者や患者さんに言ってもらえるようになるでしょう。

    薬について誰にも負けない知識を身に付け、チーム医療に貢献することは、やりがいアップにつながるはずです。

    在宅医療への貢献

    在宅医療への貢献にやりがいを感じる薬剤師は多いです。

    処方箋に基づく調剤は医師主体になりがちですが、在宅医療なら薬の専門家として積極的に治療に関与できます。

    実際に、在宅医療について以下のような声も挙がっています。

    30代 女性

    在宅業務では外来患者さんよりも深く関われる事が多い

    外来患者さんよりも深く関われる事が多いので、よりやりがいを感じます。

    大変な事もありますが、私が来るのを楽しみにしてくれたりすると、とても嬉しいです。

    時には薬以外の相談にも乗り、コミュニケーションを取ることで信頼関係を築いていけるのも楽しいです。

    (イーデス調査)

    在宅医療を通じて積極的に治療に関与できる反面、責任も重くなりますが、能動的に医療に関わることは薬剤師としてのやりがいに直結します。

    仕事がつまらないと感じる場合は、在宅医療への貢献に積極的に関わってみてはいかがでしょうか。

    薬剤師の魅力の再確認

    初心を思い返し、「薬剤師」という仕事の魅力を再確認することも、やりがいの向上につながるでしょう。

    30代 男性

    講演という面から薬剤師の職能の広さを感じた

    学校薬剤師という仕事をしていましたが、プール水の検査、学校給食、薬物乱用防止の大切さを生徒に説明するなど、幅広い分野で活躍できることにやりがいを感じました。

    生徒や先生から「凄くいい話が聞けた」と感謝されたときは、病気の人へのケアだけでなく、講演という面から薬剤師の職能の広さを感じました。

    また、委員会等で薬剤師の観点から薬の説明や提案をする際、他のスタッフから感謝されたり、ねぎらいの言葉を掛けていただけたときはすごく励みになります。

    (イーデス調査)

    40代 女性

    子育てとの両立がしやすい薬剤師

    大学卒業後に大きな調剤薬局で働いたとき、当時は服薬指導などもあまりありませんでした。

    機械でもできる仕事だと感じて自分の成長を実感できずつまらなく思い、メーカーに転職しました。

    その後、結婚、出産を経て薬剤師に戻り、現在は時代も変わっていることもあり、子育てとの両立がしやすい薬剤師という仕事ができることをありがたく感じています。

    (イーデス調査)

    仕事がつまらない状況が長く続くと、薬剤師自体を辞めたいと思うこともあると思います。

    薬剤師として活躍できる職場は製薬会社・学校など多岐にわたるので、異業種に転職する人もいます。

    しかし、薬剤師を辞めた後、家庭との両立や収入面を考慮して薬剤師として復職する人も多いです。

    「薬剤師」という職業の魅力に改めて目を向けてみると、仕事のやりがいを取り戻せるかもしれません。

    まとめ

    ふとした瞬間に仕事が「つまらない」と悩む薬剤師は多いです。

    しかし、考え方や行動を変えることでやりがいを見い出すことは可能です。

    薬剤師としてのやりがいを見つけたい方は、以下の対処法を参考に、次の一歩を考えてみてください。

    自分自身に原因がある場合職場に原因がある場合
    • 自分自身のやりがいを見つけるために積極的に行動する
    • やりがいを見つけている薬剤師の体験を参考にする
    • 仕事に関する知識を深める
    • 一緒に働く人・患者さん・お客さんと積極的にコミュニケーションを取る
    • 上司や知人など第三者に相談する
    • 他の職場の情報を調べる
    • 状況に応じて転属・転職を視野に入れる

    また、つまらないと感じる原因が職場にあり解決の目途が立たない場合は、転職も視野に入れることをおすすめします。

    以下の3社は、無料の転職相談に応じてくれるので、ぜひ気軽に利用してみてください。

    本記事で紹介した薬剤師におすすめの転職サイト

    ファルマスタッフ
    • 初めての転職におすすめ
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    マイナビ薬剤師
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