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調査レポート
イーデス
2023 / 04 / 07
Z世代・X世代は「お金」よりも「時間」が大事?世代ごとのお金に関する意識調査結果を公開!
当社のグループ会社である株式会社エイチームライフデザイン(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:間瀬文雄)は、暮らしの「まよい」を解決する情報メディア「イーデス」にて、18歳〜26歳の「Z世代」と、43歳〜59歳の「X世代」に、お金に関する意識調査を実施しました。世代ごとのお金の使い道や、大切にしている価値観の傾向が明らかになりました。
調査サマリー
- Z世代・X世代ともに「自分の趣味や友人との楽しみにお金を使う」人が多い結果に、さらにX世代は「投資」への興味もあり
- Z世代は友人との交際にはお金をかけずに楽しめると考えているが、X世代はお金がかかると考えている
- タイパ(タイムパフォーマンス)、コスパ(コストパフォーマンス)を気にする人は、Z世代に多い
- Z世代の48%は貯金のみを行っており、投資をしている人は28%にとどまる
- Z世代の貯金・投資の目的は「欲しいものを買うため」が45%と短期的な目的が多い
■調査結果
- 自分や友人との楽しみにお金をよく使うZ世代・X世代。X世代は「投資」への興味も
- 「人付き合い」にお金がかかると考えるX世代と、かからないと考えるZ世代
- 「タイパ」や「コスパ」をより意識するのは、Z世代!
- Z世代よりもX世代のほうが「投資を行っている」
まずは、Z世代やX世代がどんなことにお金を使いたいと考えているのかを聞きました。
すると、Z世代の上位5項目は「旅行・観光(48%)」「ファッション(45%)」「外食(41%)「友人との交際費(36%)」「美容(35%)」という結果に。そしてX世代の上位5項目は「旅行・観光(59%)」「外食(47%)」「ファッション(30%)」「友人との交際費(27%)」「投資(27%)」「映画/映画鑑賞(26%)」という結果になりました。どちらの世代も、旅行やファッション、外食、そして友人との交際費という、自分や友人との楽しみにお金を使っていることがわかりました。また、Z世代の6位にランクインした「推し活(26%)」は、X世代では6%にとどまり、Z世代ならではのお金の使い道といえるでしょう。
一方、X世代には「投資(27%)」という使い道もランクインしました。年齢を重ねることで、お金を増やすことにも興味を持つようになったと考えられます。
続いて、それぞれの世代に「お金をかけなくても楽しめること」について聞きました。
すると、Z世代では「音楽鑑賞(23%)」「ゲーム(20%)」「友人との交際費(19%)」「特にない(19%)」「漫画・読書(16%)」が上位5項目となりました。一方でX世代では「特にない(27%)」「音楽鑑賞(23%)」「漫画・読書(17%)」「スポーツ(17%)ゲーム(15%)」が上位5項目という結果に。
音楽鑑賞やゲーム、漫画・読書などは、低価格で楽しめるという認識で一致しているようですが、友人との交際費にお金をかけるかどうかが世代によって分かれました。X世代のほうが、人付き合いにはお金がかかるという認識が強いのかもしれません。
続いて、趣味に対して「タイパ(タイムパフォーマンス)」や「コスパ(コストパフォーマンス)」を意識するのか、という質問を行いました。
まずZ世代では「コスパを意識する(30%)」「どちらも意識する(22%)」「タイパを意識する(14%)」の順で多く、タイパもコスパもしっかりと意識する傾向が見られました。Z世代ではSNSや無料漫画、スマホゲームなどの無料コンテンツを楽しむ方が多い分、コスパだけでなくタイパへの意識も高いと考えられます。
一方でX世代では「コスパを意識する(27%)」「どちらも意識する(27%)」「どちらも意識しない(25%)」という順になりました。どちらかというとX世代ではZ世代に比べ、コスパやタイパを意識しない層が比較的多いといえます。
そして、「どちらも意識する・タイパを意識する」と回答した方に、どういうシーンでタイパを意識するのか、という質問を行いました。するとZ世代では「旅行・観光(41%)」「友人との交際費(29%)」「外食(26%)」、X世代では「旅行・観光(42%)」「外食(24%)」「映画/動画鑑賞(17%)」という結果でした。Z世代は友人との時間にも、タイパという考えを持ち込む傾向があるようです。
さらに、「どちらも意識する・コスパを意識する」と回答した方に、どういうシーンでコスパを意識するのか、という質問を行いました。その結果、Z世代では「ファッション(45%)」「外食(40%)」「旅行・観光(33%)」、X世代では「外食(53%)」「旅行・観光(48%)」「ファッション(29%)」の順に多い結果になりました。
項目は共通しているものの、Z世代ではファッション、X世代では外食が、特にコストを削減できる項目だという認識が強いようです。Z世代では最近流行している『SHEIN』などファストファッションの選択肢が多いことも、この回答を後押ししているのではないでしょうか。
最後に、お金に関してさらに深掘りするために、「貯金や投資は行っているのか」、また「行っている場合、どういった目的で実施しているのか」について聞きました。
まずZ世代では「貯金のみしている(48%)」「どちらもしていない(24%)」「どちらもしている(16%)」の順で多い結果に。Z世代では貯金のみしている人が48%と、半数近くを占めました。
一方でX世代では「貯金のみしている(35%)」「どちらもしている(30%)」「どちらもしていない(26%)」と、貯金と投資のどちらも実施している割合がZ世代よりも高い結果になりました。
また「投資のみしている」と「どちらもしている」を合わせた”投資をしている人”の割合は、Z世代では28%に留まりますが、X世代では39%に上ります。年齢が上がるにつれ、投資をしている人の割合が高まるといえるでしょう。
投資や貯金の目的を聞いたところ、Z世代は「欲しいものを買う(44.5%)」「旅行資金(30.2%)」「老後資金(29.7%)」の順で、X世代では「老後資金(57.9%)」「欲しいものを買う(27.1%)」「特に考えていない(25.8%)」の順で多くなりました。
Z世代という比較的若い世代でも老後資金への備えを一定数意識しているものの、欲しいものや旅行などを目的として貯金や投資を行っている人も見受けられます。よって、貯金や投資の期間は比較的短いと考えられます。
一方でX世代になると、老後資金への意識がより一層高まり、57.9%と半数以上を占めました。この先の老後に向けて、長期的に貯金や投資をする人も多い印象です。
■専門家からのコメント
世代ごとに経済情勢が変わるため、お金の使い方も変わってくるのは当然でしょう。特にZ世代の場合には、将来への明るい兆しが見えるわけでもなく、できるだけコスパ、タイパ重視というのも大変よく分かります。他の世代に比べて危機意識は強いのではないでしょうか。貯金をしている比率が48%と、比較的高いところからも推測できます。
一方、X世代はどちらかと言えばまだ日本が良かった頃の状況を味わっている世代です。
そのため、お金を使う側面でも『どちらも意識しない』が25%とZ世代より高くなっており、これには「お金を楽しく使えればそれで良い」と言った発想があるのかもしれません。
なお、X世代は老後が迫ってきていますので、老後資金をメインに貯めようと考えるのもわかります。Z世代がまだまだ先にも関わらず、すでに老後資金を意識している点も印象的でした。
いずれにせよ、お金を貯められるときに計画的に貯め、投資も上手に活用しながら、人生100年時代を過ごせるようにしていくべきですね。
■専門家 伊藤亮太氏について
スキラージャパン株式会社 取締役
ファイナンシャルプランナー(CFP®)
慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻修了。在学中にCFPを取得。その後、証券会社にて営業、経営企画、社長秘書、投資銀行業務に携わる。2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。現在、富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、講師として資産運用に関連するセミナー講演を多数行う。
■調査概要
調査期間 :Z世代:2023年3月6日、X世代:2023年3月3日
調査機関 :調査委託先:株式会社ジャストシステム(Fastask)
調査対象 :18歳~59歳の男女
サンプル数:Z世代:518名、X世代:489名
調査方法 :インターネット調査
■「イーデス」について
「イーデス」は、生活の決断に最適な答えを導くライフスタイル総合メディアです。クレジットカードやカードローン、住宅ローンなど「生活のお金」に関する情報をはじめ、証券投資やふるさと納税など「投資・節税」に関する情報等、様々な情報を発信し、一人ひとりの「まよい」を解決し、お客様が「よかった」と思える体験をするためのコンテンツを用意していきます。
さらに、今後はInstagramやYouTubeなどのSNSにおいても情報を発信し、より手軽に暮らしを良くする情報をお届けします。暮らしの「まよい」を抱えた人が集まる「場」を提供することで、一人ひとりの悩みを解決するツールやコミュニケーションを生み出し、使いやすく親しみやすい存在となることを目指します。
イーデス
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YouTubeチャンネル「【公式】イーデス / 知って得する節約の情報」
■エイチームライフデザインについて
エイチームライフデザインは、人生のイベントや日常生活に密着したサービスを展開しています。今後、顧客体験向上と複数サービス間のシナジーをさらに強化することにより、一人ひとりの「まよい」に寄り添い、ITと人の力で「よくわかる」、「簡単にできる」、「安心できる」を提供し、背中を押すことで、「よかった」をお届けする存在になることを目指してまいります。
https://life-design.a-tm.co.jp/
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