
ITエンジニアの勉強は何から?初心者向け独学ロードマップ【完全版】
最終更新日:
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「ITエンジニアになりたいけど、何から勉強すればいいかわからない…」
「未経験から独学でエンジニアになるための具体的な手順が知りたい」
将来性や働き方の自由度からITエンジニアを目指す方が増えていますが、多くの未経験者が「何から手をつければいいのか」という最初の壁にぶつかります。
やみくもに勉強を始めても、挫折してしまっては元も子もありません。
この記事では、未経験からITエンジニアになるための「具体的な学習ロードマップ」と「挫折しないための勉強法」を、初心者にも分かりやすく徹底解説します。
- 未経験からエンジニアになるための具体的な学習ロードマップ
- エンジニアの種類別に必要なスキルと勉強法
- 挫折しないための勉強のコツとモチベーション維持法
- 独学におすすめの学習サイト・本・プログラミングスクール
この記事を最後まで読めば、あなたが今何をすべきかが明確になり、自信を持ってエンジニアへの第一歩を踏み出せるようになります。
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IT・Web×資格・スクール
- 01
- 現役のクリエイター監修実践的カリキュラム
- 02
- 未経験者もプロのクリエイターを目指せる
- 03
- 経験豊富なメンターによる充実したサポート体制
得意分野 | Web制作、プログラミング |
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転職支援サービス | 無料体験、動画学習、1対1の個別サポート、実力判定テスト、ポートフォリオ相談・添削、面接対策、履歴書・職務経歴書の添削、5万円分の仕事を紹介 |
- ※2025年5月更新
現役エンジニア
監修者守田典男さん
2001年にSierに就職。金融系、在庫管理、生産管理などさまざまな分野のシステム開発プロジェクトに参画。インフラエンジニアとして20年の経験を持つ。得意分野はデータベース技術。
国家試験である情報処理技術者試験(プロジェクトマネージャ、データベーススペシャリスト、応用情報技術者)、AWS認定試験(クラウドプラクティショナー、ソリューションアーキテクト アソシエイト、AWS Certified Database - Specialty)に合格。
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【最初に結論】未経験からITエンジニアになるための学習ロードマップ
ITエンジニアになるための勉強は、正しい順序で進めることが成功の鍵です。ここでは、未経験者が最短で実力をつけるための学習ロードマップを4つのステップで紹介します。

- STEP1:ITの基礎知識を習得する(~1ヶ月)
まずは土台作り。PCの仕組みやネットワークの基本を学びます。 - STEP2:なりたいエンジニア像を明確にする
Webサイトを作りたいのか、アプリを開発したいのかで、学ぶべき言語が変わります。 - STEP3:プログラミングの基礎を学び、手を動かす(~3ヶ月)
選んだ分野の言語(HTML/CSS, Javaなど)を学び、簡単なものから作り始めます。 - STEP4:ポートフォリオ(作品集)を作成する(~6ヶ月)
学習の集大成としてオリジナルのサービスやWebサイトを開発し、スキルを証明します。
このロードマップに沿って学習を進めることで、約半年前後でエンジニアとして就職・転職を目指せるレベルのスキルを身につけることが可能です。各ステップの詳細は、この後じっくり解説していきます。

「早くプログラミングを学びたい!」と焦る気持ちは分かりますが、ITの基礎知識という土台がなければ、その上に安定した家(スキル)は建てられません。
遠回りに見えても、基礎から着実に学ぶことが、結果的に挫折を防ぎ、成長への一番の近道になります。
STEP1:ITの基礎知識を習得する(目標:~1ヶ月)
プログラミング学習を始める前に、まずは全てのIT技術の土台となる「IT基礎知識」を身につけましょう。この土台があるかないかで、今後の学習効率が大きく変わります。
なぜIT基礎知識が重要なのか?
IT業界では、エンジニア同士が専門用語を使って会話するのが日常です。基礎知識がないと、会話の内容が理解できなかったり、エラーの原因を特定できなかったりと、業務に支障をきたしてしまいます。
まずは、以下の4つの分野の概要を理解することを目指しましょう。
- コンピューターの仕組み:PCがどう動いているか、OSやメモリ、CPUの役割など。
- ネットワーク:インターネットでWebサイトが見られる仕組み、IPアドレスの役割など。
- データベース:膨大な情報を整理・保管しておく「引き出し」の仕組み。
- プログラミングの概念:プログラムがなぜ動くのか、アルゴリズムとは何か、といった基本的な考え方。
おすすめの勉強法:資格の学習を活用する
IT基礎知識を体系的に学ぶには、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」といった国家資格の勉強が非常に効果的です。
必ずしも合格する必要はありませんが、参考書を1冊読み通すだけでも、必要な知識を網羅的にインプットできます。イラストや図解が多い、初心者向けの参考書から始めましょう。
STEP2:なりたいエンジニアの種類と学ぶべき言語を決める
ITの基礎が身についたら、次に「どんなエンジニアになりたいか」を具体的に考えましょう。目指す方向によって、学ぶべきプログラミング言語やスキルが大きく異なります。

「ゲームを作りたい」「Webサービスを開発したい」といった具体的な目標があれば、学ぶべきことが自然と決まります。「なんとなくIT業界がいい」という場合は、まずは需要が高く、比較的学習しやすいWeb系のエンジニアから検討してみるのがおすすめです。
ここでは、代表的なエンジニアの種類と、それぞれで主に使われる言語を紹介します。
分野 | 主なエンジニア職 | 学ぶべき言語・スキル |
---|---|---|
Web系 | フロントエンドエンジニア サーバーサイドエンジニア | HTML/CSS, JavaScript, PHP, Ruby, Python |
開発系 | アプリケーションエンジニア 組み込みエンジニア | Java, Python, C#, C++, Swift |
インフラ系 | ネットワークエンジニア サーバーエンジニア クラウドエンジニア | Linux, AWS/Azure/GCP, Python [内部リンク候補:インフラエンジニアとは] |
それぞれの職種の詳しい仕事内容や勉強法については、後ほど「【種類別】エンジニアが勉強すべきこと&読むべき本」で詳しく解説します。
STEP3:プログラミングを学び、実際に手を動かす(目標:~3ヶ月)
学ぶべき方向性が決まったら、いよいよプログラミング学習のスタートです。知識をインプットするだけでなく、とにかく「手を動かして何かを作ってみる」ことが最も重要です。
初心者に最適な学習ツール
現代では、未経験者でも楽しく学べる優れた学習ツールがたくさんあります。まずはこれらのサービスを利用して、プログラミングの楽しさを体感しましょう。
プログラミング独学の体験談
35歳男性/接客業(飲食店ホールスタッフ)→フロントエンドエンジニア
書籍を読みながらProgateを使って勉強した
プログラミングスクールなどには通わずに、HTML&CSSの書籍とフロントエンドエンジニアの書籍を購入し読み進めながら、WEBのProgateという教材を利用し学習開始しました。
ProgateのHTML、CSS、をやり、その後サイトを見ながらHTML&CSSをのコードを書いて同じようなサイトを作り、それが出来たら、ProgateのJavascript、jQueryをやり、Javascriptで電卓やToDoリストのような物を作ってみながら勉強しました。
HTML&CSSの学習にサイト模写に2〜3ヶ月、Javascriptの勉強も2〜3ヶ月ほどやり、半年位勉強してから転職しました。
(イーデス調査)
「写経」から始めてみよう
学習を始めたばかりの段階では、お手本となるコードをそのまま真似して書き写す「写経」が非常に効果的です。
ただコピー&ペーストするのではなく、自分の手で一文字ずつタイピングすることで、基本的な構文やコードの書き方が自然と身についていきます。
学習サイトや本に載っているサンプルコードを、まずは完璧に動かすことを目標にしましょう。

初心者が最もつまずきやすいのが「エラー」です。しかし、エラーは成長のチャンス。なぜ動かないのか、エラーメッセージを読み解き、原因を突き止めるプロセスこそが、本物の問題解決能力を育てます。
すぐに答えを見ずに、まずは自力で解決しようと粘ることが、将来エンジニアとして働く上で最も重要なスキルになるのです。
STEP4:ポートフォリオ(作品集)を作成する(目標:~6ヶ月)
基礎学習を終えたら、学習の集大成としてあなた自身の「ポートフォリオ(作品集)」を作成します。これは、未経験者が自身のスキルを企業にアピールするための、最も強力な武器となります。
ポートフォリオは何を証明するもの?
採用担当者はポートフォリオを通して、以下の点を見ています。
- 技術力:どのような技術を、どのレベルまで使いこなせるか
- 問題解決能力:どのような課題を、どうやって解決しようとしたか
- 学習意欲:自主的に学び、アウトプットする姿勢があるか
単に「〇〇を勉強しました」と言うよりも、実際に動く作品を見せる方が、何倍も説得力があります。
どんなポートフォリオを作ればいい?
最初は難しく考えず、既存のサービスを真似て作るところからで構いません。例えば、以下のようなものが考えられます。
- 簡単なECサイト
- ToDoリスト(タスク管理アプリ)
- ブログサイト
- 好きなもののレビューサイト
大切なのは、学んだ技術を活かし、自分なりの工夫を少しでも加えること。完成した作品は、GitHubなどで公開し、誰でも見られるようにしておきましょう。
【種類別】エンジニアが勉強すべきこと&読むべき本
ここでは、目指すエンジニアの種類別に、より具体的な勉強内容やおすすめの書籍を紹介します。自分の興味のある分野を深掘りしてみましょう。
Web系(フロントエンド/サーバーサイド)
WebサイトやWebサービスの開発に携わるエンジニアです。ユーザーが直接目にする部分を担当する「フロントエンド」と、裏側の仕組みを担当する「サーバーサイド」に分かれます。未経験からのキャリアチェンジで最も人気のある分野の一つです。
フロントエンドエンジニア
Webサイトの見た目や動きを作る仕事です。HTML/CSSから学び始め、次にJavaScriptへと進むのが王道の学習ルートです。
・HTML/CSSを基礎から学びたい人向け:1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
・JavaScriptを体系的に学びたい人向け:確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版
サーバーサイドエンジニア
ユーザー登録機能や、ECサイトの決済システムなど、Webサービスの裏側の処理を担当します。PHP, Ruby, Pythonといった言語が人気です。
・サーバーの基本を学びたい人向け:イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本
・PHPを楽しく、挫折せずに始めたい方向け:いちばんやさしいPHPの教本 第3版
インフラ系(サーバー/ネットワーク/クラウド)
ITサービスの土台となるサーバーやネットワークを設計・構築・運用するエンジニアです。24時間365日サービスを安定稼働させる、縁の下の力持ちです。未経験者向けの求人も多く、キャリアのスタート地点としても人気があります。
ネットワーク/サーバーエンジニア
ITインフラの根幹を支える仕事です。まずはネットワークの基礎知識を証明する「CCNA」や、Linuxサーバーの操作スキルを問う「LPIC」といった資格の勉強から始めるのがおすすめです。
・ネットワークの仕組みを根本から理解したい人向け:ネットワークはなぜつながるのか 第2版
・自宅でサーバー構築を試したい人向け:おうちで学べるサーバのきほん
クラウドエンジニア
近年需要が急増している、AWSやAzureといったクラウドサービスを専門に扱うエンジニアです。まずはネットワークやサーバーの基礎を固めた上で、クラウドの学習に進むのが一般的です。
業界シェアNo.1のAmazon AWSには無料利用枠があり、実際にサービスに触れながらスキルを習得できます。

独学で挫折しない!エンジニアの勉強を続ける3つのコツ
独学でのエンジニア学習は、約9割の人が挫折すると言われています。しかし、いくつかのコツを押さえるだけで、挫折のリスクを大幅に減らすことができます。

1. 勉強を習慣化する
モチベーションに頼るのではなく、「歯磨き」のように勉強を毎日の習慣に組み込みましょう。
「平日は1日1時間、休日は3時間」のように、無理のない範囲で具体的な学習時間を決め、まずはそれを続けることを目標にします。
2. 学習仲間を見つける
一人で勉強していると、孤独感からモチベーションが下がりがちです。SNSや勉強会、オンラインコミュニティなどを活用して、同じ目標を持つ仲間を見つけましょう。
他人の頑張りが刺激になったり、分からないことを教え合ったりすることで、学習の継続がぐっと楽になります。
3. 完璧を目指さない
学習初期にすべてを完璧に理解しようとすると、先に進めなくなり挫折の原因になります。最初は「6~7割くらい理解できたら次に進む」くらいの気持ちで大丈夫です。
学習を進めていくうちに、以前は分からなかったことが理解できるようになる瞬間が必ず訪れます。立ち止まらず、学習を継続すること自体を最優先に考えましょう。

独学で一番辛いのは、相談相手がいないことです。「この勉強法で本当に合っているんだろうか…」と不安になったり、エラーが解決できずに何時間も悩んだりするのはよくある話です。
もし少しでも「独学は限界かも」と感じたら、無理せずプログラミングスクールのような専門家の力を借りるのも賢い選択ですよ。
エンジニアの勉強でよくある疑問(Q&A)

最後に、エンジニアの勉強に関するよくある疑問にお答えします。
Q1.エンジニアになるために必要な勉強時間は?
一般的に、未経験からエンジニアになるには約1,000時間の学習が必要と言われています。
これはあくまで目安であり、目指す職種や学習の効率によって大きく変わります。例えば、平日に2時間、休日に5時間勉強すれば、1週間で20時間。1年間(約50週)で1,000時間に到達する計算です。
大切なのは時間の長さよりも、継続することです。短時間でも毎日コードに触れる習慣をつけましょう。
Q2.IT未経験者におすすめの資格は?
まずは「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」で基礎知識を固めるのがおすすめです。
資格取得が直接採用に結びつくわけではありませんが、学習の過程で得られる知識は非常に価値があり、スキルの客観的な証明にもなります。
Q3.エラーで進めません。どうすればいいですか?
まずはエラーメッセージをコピーして、Googleで検索してみましょう。
あなたが遭遇したエラーは、世界中の誰かも経験しているはずです。検索すれば、QiitaやStack Overflowといったサイトで解決策が見つかることがほとんどです。
最近では、ChatGPTのようなAIにエラーコードを見せて、原因と解決策を教えてもらうのも非常に有効です。ただし、機密情報や個人情報は入力しないように注意してください。
独学が難しいと感じたらプログラミングスクールも検討しよう
ここまで独学の方法を紹介してきましたが、「一人で学習を続ける自信がない」「最短ルートで転職したい」という方は、プログラミングスクールの利用がおすすめです。
費用はかかりますが、現役エンジニアの講師から直接指導を受けられたり、転職サポートが受けられたりと、独学にはないメリットがたくさんあります。
多くのスクールで無料相談や体験会を実施しているので、一度話を聞いてみるだけでも価値があるでしょう。
LINEヤフーテックアカデミー

- (引用元
- LINEヤフーテックアカデミー)
「LINEヤフーテックアカデミー」は、Yahoo! JAPANやLINEを運営するLINEヤフー株式会社が提供する信頼性の高いオンラインスクールです。
特に「エンジニア転職保証コース」は、Webアプリケーション開発のスキルを基礎から学び、転職成功までをサポートしてくれる心強いコースです。
経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象となっており、条件を満たせば受講料の最大70%が補助される点も大きな魅力です。[内部リンク候補:リスキリング補助金]
LINEヤフーテックアカデミー
IT・Web×資格・スクール
- 01
- オンラインプログラミングスクール
- 02
- 未経験者向けのエンジニア転職支援
- 03
- 経済産業省のリスキリング支援事業対象
得意分野 | 未経験エンジニア |
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- ※2025年7月更新
SAMURAI ENGINEER

- (引用元
- SAMURAI ENGINEER)
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得意分野 | IT・Webエンジニア |
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転職支援サービス | 無料カウンセリング、キャリア相談、転職サポート |
- ※2025年7月更新
まとめ:正しい手順で、着実にエンジニアを目指そう
この記事では、未経験からITエンジニアになるための勉強法と学習ロードマップを解説しました。
- 学習ロードマップに沿って進める:「IT基礎固め → 目標設定 → プログラミング実践 → ポートフォリオ作成」の順で進めよう。
- とにかく手を動かす:知識のインプットだけでなく、実際にコードを書いてエラーと向き合うことが成長の鍵。
- 一人で抱え込まない:学習仲間を見つけたり、時にはプログラミングスクールを活用したりして、挫折を防ごう。
ITエンジニアへの道は決して楽ではありませんが、正しい手順で学習を継続すれば、未経験からでも必ず道は開けます。
この記事が、あなたの新たな挑戦の第一歩となれば幸いです。