多様な事業を展開する総合IT企業
エイチームは、インターネットを軸に多様な技術領域・ビジネス領域において事業を展開する総合IT企業です。
自動車・引越し・金融などの様々なマーケットにおいて、ネット技術・サービスを通して、多角的に事業を展開しています。次々と新しいビジネスに挑戦し、成長し続けてまいります。
グループ経営戦略
強みであるデジタルマーケティングノウハウ、ビジネス展開戦略及び技術力を活かし、特徴の異なる複数の事業を並行して手掛けることにより、経営の安定性を高める事業ポートフォリオを構築しています。安定性と継続成長性を兼ね備えたライフスタイルサポート事業で経営基盤の安定化を図り、爆発的な成長が期待できるエンターテインメント事業でさらなる成長を目指します。そして、新たなチャレンジとして、EC事業を通じて新収益源の創出を目指します。
ライフスタイルサポート事業
ライフスタイルサポート事業の方針
ゆりかごから墓場まで、人生のイベントをサポート
就職、結婚、出産、介護、葬儀など、ゆりかごから墓場まで、人生のイベントや日常生活をより豊かに、より便利にするサービスを提供します。
国内インターネット広告市場規模
ライフスタイルサポート事業がビジネスを展開する国内のインターネット広告市場は安定的に規模が拡大し、2015年に1兆円、2017年には1.3兆円に拡大しています。さらに、2017年以降も年平均成長率11.6%で拡大していくと予測されています
(※)
。
※ 出所:矢野経済研究所 2018年8月23日プレスリリース
ライフスタイルサポート事業の強み
ライフスタイルサポート事業の強みは、これまで数多くのサービス展開実績で築き上げた「Webプロモーションノウハウ」・多様な領域において転用性のある「システム基盤」・複数サービス展開によって蓄積された「顧客資産シナジー」です。
Webプロモーションノウハウ
2006年にサービスを開始した「引越し侍」をはじめ、様々なサービスを成長に導いた経験から積み上げられたWebプロモーションの運用実績により、高確度で事業を立ち上げるノウハウを持っています。
システム基盤
多様なビジネス領域で築き上げた転用性あるシステム基盤を有し、スピーディに事業を立ち上げることが可能です。
顧客資産シナジー
人生のイベントや日常生活に密着した様々なサービスを展開しているからこそ実現可能な顧客資産シナジー。サービス間の相互送客によって、利用者への提供価値・事業価値を最大化していきます。
ライフスタイルサポート事業の成長戦略
ライフスタイルサポート事業は、「デジタルマーケティング支援ビジネス」と「プラットフォームビジネス」の2つに区分されます。
デジタルマーケティング支援ビジネス
ゆりかごから墓場まで、人生のイベントにおける様々な領域において、各業界の発展に資するデジタルマーケティング支援を推進することを目指しています。
オウンドメディア等を通じて、提携事業者へ見込顧客を送客するデジタルマーケティング支援を中心に、スピーディに事業を横展開できる特徴を持っています。多様な事業領域におけるサービスを急速に立ち上げ、拡張させることで、収益を積み上げるビジネスモデルです。
これまでの仕組み
各サービスごとに独立したサービス提供体制となっており、一人のユーザーに対してサービス横断でのサポートができませんでした。
今後の取り組み
サービス横断での共通基盤を構築することで、ユーザーが必要とするサービスを適切なタイミングで提供し、"LTV(Life Time Value)の向上”を実現してまいります。
各サービスを支える共通基盤を構築/成長させていくことで、サービスの提供価値を高めつつ、新たな領域に参入する際の武器としていきます。
中長期的な成長戦略
デジタルマーケティング支援を軸にしながら、利用者向けに派生コンテンツや派生商材を提供、提携事業者にはコンサルティング支援や業務支援ツールの提供などによって周辺サービスを拡充し、それぞれの事業領域における参入障壁を高め、事業の提供価値を最大化していくことを目指します。
長期的には、例えば結婚、引越し、転職など人生の様々なステージにおいて何度もご利用いただけるサービスを拡充し、人々の生活をより豊かに、より便利にしていくことを理想としています。また同時に、提携事業者の業務を効率化するシステム開発や業務支援を行いながら、業界全体の発展を促進してまいります。
プラットフォームビジネス
プラットフォームビジネスは、継続的に利用されることでユーザーデータが集まるような「場」を提供し、ユーザーデータの蓄積と独自データの活用により、様々なソリューションを提供することでさらに価値を向上し、市場での優位性を構築するビジネスモデルです。
現在、ヘルスケア領域、エンジニア領域においてプラットフォームを展開しています。
プラットフォームビジネスの成長戦略
ヘルスケア領域では、女性向け体調管理アプリ「Lalune(ラルーン)」を基盤に、妊活をサポートするプレミアム会員サービスやサプリメントECなどを展開しています。
エンジニア領域においては、プログラマのための技術情報共有サービス「Qiita(キータ)」を基盤に、社内向け情報共有ツール「Qiita Team(キータチーム)」、エンジニア採用支援サービス「Qiita Jobs(キータジョブズ)」などのソリューションを提供することで、価値向上のサイクルを図っています。
今後もそれぞれのプラットフォームを通してユーザーに価値提供し、継続ユーザーの増加によるデータ蓄積によってさらなる価値向上を実現しながら、ゆりかごから墓場まで様々な領域において、人生のイベントや日常生活をより豊かに、より便利にする価値を提供してまいります。
エンターテインメント事業
エンターテインメント事業の方針
「IP」・「Global」・「マルチデバイス」展開を視野に、新たなステージへ!
これまでは、スマートフォン向けの自社オリジナルゲームを開発し、国内を主軸としながら海外展開を積極的に推進してまいりましたが、市場環境の変化等を踏まえ、今後はグローバルで人気のあるIP(知的財産権)と連携し、グローバル展開に舵を切り、スマートフォンのみならず、PCゲームデジタル配信、家庭用ゲームデジタル配信を含むデジタル配信ゲーム市場全般を視野に入れながら、新たなステージへまい進していく方針です。
ゲームの市場環境
スマートフォンの普及とともに急成長を遂げてきた国内のスマートフォンゲーム市場は、2014年以降成熟期を迎え、成長率が鈍化しています。2020年の国内のスマートフォンゲーム市場規模約1.2兆円
(※1)
と想定されているのに対し、グローバルのスマートフォンゲーム市場は約7兆円(※1)で今後も成長が見込まれております。そして、PCゲームやコンソールゲーム市場も継続的に拡大し、グローバルゲーム市場全体で約20兆円
(※1)
に達しています。
また、国内ゲームの海外進出、海外ゲームの日本市場進出が加速し、ユーザーニーズもグローバルにおいてボーダレスになりつつあります。さらに、技術の進化によりマルチデバイス展開が実現可能になりました。
※1 出所:角川アスキー総合研究所 「ファミ通
モバイルゲーム白書2021」 2021年2月18日発売
このような市場環境の変化を踏まえ、エンターテインメント事業はスマートフォンゲーム専業から脱却し、15兆円に上るグローバルゲーム市場全般をターゲットに、グローバルで人気のIPと連携し、グローバルのデジタル配信ゲーム市場(モバイルゲーム、PCゲームデジタル配信、家庭用ゲームデジタル配信)全体をターゲットに、さらなる成長を狙います。
エンターテインメント事業の強み
エンターテインメント事業の強みは、開発・運営における洗練された「技術力」、世界155ヵ国へ直接配信できる「グローバル展開体制とノウハウ」、そして豊富な提携・コラボ実績による「IP提携基盤」です。
技術力
複数ゲームアプリのグローバル展開実績による高い技術力の認知を有します。
スマートフォンゲームアプリのリッチ化に継続的に取り組み、Wiiウェアなど家庭用ゲーム機のコンテンツ制作経験と実績があります。そして、コンシューマーゲーム制作経験者、マルチデバイス展開に必要な技術力の高いエンジニアが多数在籍しています。さらに、ゲームエンジンの活用により、スムーズにPC・家庭用ゲーム機へ移植可能な環境が整っています。
グローバル展開体制とノウハウ
2012年にリリースした「ダークサマナー」を筆頭に、グローバルに直接配信・運営できる体制とノウハウを構築してまいりました。社内でグローバルチームを結成したことで効率よくローカライズ可能な体制、クオリティ管理体制、多言語対応可能なカスタマーサポート体制とコミュニティ運営体制を確立しました。そして、グローバルにプロモーションを実施できる海外メディアとのパートナーシップを推進し、155ヵ国・12言語対応による配信実績とノウハウを築き上げました。
IP提携基盤
協業・提携・ゲーム内におけるコラボレーションなどを通じて、多くのIPホルダーとリレーションシップを構築してまいりました。
EC事業
EC事業の目指す姿
「実店舗を超える、最も買いやすい購入体験を実現する」
EC事業では、様々な商材を取り扱う複数のECサイトを運営しており、実店舗のクオリティを超える、最もユーザーにとって買いやすい購入体験を実現することを目指します。
EC事業の今後の方針
正しい情報をしっかりとユーザーに提供し、届けることに加え、購入体験に改善の余地が大きいと思われる商材を特定し、参入していく方針です。
EC事業の特徴
EC事業の特徴は、仕入れから配送までの「サプライチェーン構築」、買い物における課題を解決し「購入体験の最適化」、サービス改善に向けて「データの蓄積と分析」です。
仕入から配送までのサプライチェーン構築
仕入から配送までを商材ごとに最適化し、サプライチェーンの構築を実現することができています。
買い物における課題を解決し、購入体験の最適化
買い物をする上で、顧客の課題を技術力で解決し、ECでの購入体験の最適化を実現いたします。
サービスの改善に役立つデータの蓄積と分析
ユーザーの行動データを蓄積及び分析することにより、ユーザーが最も理想とする購入体験プラットフォームを構築し、サービスを改善します。