コラム

2023/10/04

【人事インタビュー】仕事を本気で楽しめる人と働きたい。思考力を鍛えて「自律」のレベルを上げてほしい

【人事インタビュー】仕事を本気で楽しめる人と働きたい。思考力を鍛えて「自律」のレベルを上げてほしい

仕事を本気で楽しめる方と一緒に働きたい。そう語るのは新卒採用グループのマネージャーである千田光貴さんです。仕事を楽しむためには「思考の深さ」「思考の体力」を鍛えて 「自律」を高めることが必要だと言います。採用コンセプト「仕事を楽しくするのは、自分だ。」に込めた想い、新卒採用で求める人物像や価値観についてお話しを聞きました。

エイチーム 人材開発部 新卒採用グループ マネージャー 千田 光貴さん

2019年4月に新卒でエイチームへ入社。金融メディア事業のSEM領域が初期配属、2019年12月にブライダル事業へ異動し、事業開発・広報 などを担当。2021年5月からはラルーン事業の事業責任者。現在は人材開発部 新卒採用グループのマネージャーとして、新卒採用の戦略設計・企画、採用業務の他、新卒研修の企画等も行っている。
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『仕事を楽しくするのは、自分だ』に込められた想い

エイチームが大切にする価値観への共感

エイチームの新卒採用では『仕事を楽しくするのは、自分だ。』という採用コンセプトのもと、経営理念に共感し、私たちが大切にする価値観である“Ateam People”を体現する人材を採用しています。この採用コンセプトには、「エイチームの強みや特徴」と「新卒社員に求める期待」が込められています。

価値創造の源泉である『Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること』という“Ateam Purpose”は、エイチームの強みや特徴であり、アイデンティティです。

チームみんなの「わくわく」が創造性につながる

「このアイデアを実現させたい」「もっとこうしたら楽しい」「わくわくできる」こうしたクリエイティビティな思考や行動が、仕事を楽しめることにつながると考えています。また、チームで取り組むことで、一人の「わくわく」が、チームみんなの「わくわく」につながり、より高い創造性の高いビジネスに挑戦できるようになります。自分たちで仕事を本気で楽しくしていこうというスタンスを大切にしています。

そのため、新入社員として仲間になる皆さんに求めることは、「わくわく」を共創する仲間が集まったチームで「私たちが提供するサービスを通して、世の中をもっと便利にしたい、もっと楽しくしたい」という想いのもと、楽しく努力ができることです。

仕事を楽しくするためには高いレベルの「自律」が大切

余白をもって「考えること」を大切にしてほしい

創造性を発揮するためには、まずは「余白」が必要だと思っています。余裕がなくキャパシティがいっぱいだと、一つひとつの事柄に対する思考の深さは失われてしまいます。目の前のタスクをこなすことに必死になり、目指すゴールを見失い、本質から逸れてしまう。

代表の林は、新入社員を迎え入れる社員に対して「新卒社員を作業者にしない、考えることを奪わない」と強く伝えています。考えることは楽しいこと、アイデアを実現して世の中に受け入れられることは、楽しくて、わくわくすることだと語ります。このように、「余白」を大切にしつつ、「考えること」を繰り返すことで創造性の高い仕事に取り組めるようになるはずです。

段階的に「自律」のレベルを上げてほしい

自ら学び続け、考え、実行できる人の特徴として「自律」のレベルが高いことが挙げられます。最初は組織のルールや規則に従いながら業務を遂行し、少しずつチームの一員としての自覚や責任感が芽生え、与えられた業務を着実に遂行していく。

自律のレベルが上がってくると、事業や組織の目的やゴールに向けて自分が求められていることは何かと大局的に見据えられるようになります。仕事を「タスク」ではなく「ミッション」と捉える。仕事の価値を自ら意味づけできると、自分事化でき当事者意識を持てるため、どんどん仕事が楽しくなります。

「自律」のレベルを高めるためには、「考えること」が好きで楽しめることが大切です。すぐに身につくものではなく「思考力」を高め、本質を考える癖を身に着けることでレベルアップが可能だと思っています。

思考力が高く、自律している学生の特徴に「小さい頃から考えることが楽しかったという資質」「一つのことに深く熱中した経験」があるのではないかと思っています。こうした資質や経験を持つ人が高いレベルで「自律」ができ、エイチームで創造性を発揮できると考えています。

本質を捉え、仕事を意味づけすること

「辛いとき」「楽しくないとき」もある

私はこれまで金融メディア事業やブライダル事業でのマーケティング業務、「ラルーン」の事業責任者などに関わってきました。思うように成果がでず苦しい時もありました。議事録作成や、庶務的な仕事などに対して「楽しくない」という感情を持つこともありました。しかし、時には誰かがやらなければいけないもの。

そうした時は、仕事の意味づける力が重要になってきます。一つひとつの業務は点でみるとタスクですが、全体像を俯瞰してみると事業や組織の目的を遂行するために必要な業務です。全体の中での自分の業務の役割は何か。この仕事の先につながるものは何か。最終の着地を想像します。

仕事を自ら楽しくする姿勢が大事

仕事には、楽しいときも、つらいときも、つまらないときもあります。そうしたときに、「どうしたら楽しくできるか」と考える姿勢が大切です。もちろん、たった一人だけで仕事を楽しくするのは限界があります。だからこそ、共通の価値観を持ち、一人ひとりの価値を最大限に発揮できる組織や環境が重要です。仕事を楽しくする姿勢を大切にしつつ、チームで仕事を楽しくしていく。この考え方を大切にしています。

自分の価値観とマッチしている会社かどうか、価値を発揮できるようサポートしてくれる組織かどうか。就職活動では、こうした観点で企業を見ていくことをおすすめします。

難しいからこそ「直感」を働かせる

とはいえ、学生の皆さんがある企業の組織や環境、文化などについて十分に理解することは難しいと思いますし、私たち企業側もそれらを伝えることは簡単ではありません。難しいからこそ、就活生の皆さんには自分の「直感」を大切にしてほしいと思っています。

就活生の方に、よくこんな話をします。

20歳のあなたは、これまでの人生で数えきれないほどの人と出会ってきました。実際には、いま特に仲が良い人は5人くらい。大勢の人との出会いの中で、一緒にいよう、と直感で判断しています。なので、たくさんの面接官と対話を繰り返しながら、自分の経験から会社を判断できると思います。

自分の価値を上手く発揮できる組織なのか。組織に馴染めるのか。それはその組織に属する人との相性にも左右されると思います。例えば、面接官が一緒にご飯を食べに行きたいと思える人かどうか。そういったことを自分の「直感」で判断することも大事なのではないでしょうか。

一人ひとりが貢献欲を持つこと

エイチームの社員で「仕事を楽しくできる」人たちの共通点を見ると、“Ateam People”を体現していることが大前提でありながら、そのなかでも特に貢献欲が強い人が多いと思います。

貢献欲を持つ方は、いつも「私にできることはないだろうか」の視点で業務を探します。そうすると、自然と業務で求められている役割や目的に気づくことができ、広い視点をもって、派生して発生する業務を先回することができます。そういう部分が積み重なって、仕事の効率も生産性が高まり、高い成果を残すことができるようになります。そしてなにより、必要とされる人材となれるのではないかと思います。

エイチームが新卒採用で求める人材

情報のインプットに対するセンスが良い人

新卒採用において求めるものは大切にする価値観である“Ateam People”であり、それを体現してもらいたいと思っています。さらに意識していることは2点あります。一つは「情報のインプットに対するセンスが良い」ことです。インプットはアウトプットの対の概念で、コミュニケーションにおいて不可欠です。今回はとくに「インプット」に着目しています。

「情報のインプットに対するセンスが良い」とは、得た情報を構造的に理解して、筋の良い仮説を導き出せること。例えば、とあるニュース番組で何かのトラブルを目にしたとします。聞いた情報をそのまま処理するのではなく、なぜその事件が起きたのか、その背景には何があったのか。今後、トラブルを未然に防ぐためにはどのような対処方法があるのか。

このように、表面的な情報を処理するのではなく、物事を俯瞰し、きちんと構造化した上で背景まで突きつめて考えられる人が「情報のインプットに対するセンスが良い」人だと考えています。

知的なバイタリティがある人

もう一つは「知的なバイタリティがある」こと。物事を深く研究できるバイタリティです。これは「思考の深さ」「思考することの体力がある」と言い換えてもいいかもしれません。また、「情報のインプットに対するセンスが良い」こととセットであるとも言えます。思考する深さと体力があるからこそインプットの質が良く、筋の良い仮説が導き出せる、という関連性があると思います。

「知的なバイタリティ」は先ほどの「自律」の話にも通じる要素で、「考えることが好き」「一つのことに深く熱中した経験があること」などが重要だと考えています。これは必ずしも勉強やスキルアップなどでなくても、スポーツや趣味など発揮できます。

私はよく熱中しすぎてしまうタイプで、現在はゴルフに熱中しています。色々なクラブの長さや角度を変えてみたり、使うボールとの相性を検証したり、動画を撮りながらボールが飛び出す方向など、様々なパターンを毎週のように実験・検証しています。

これはスポーツではあるものの、多方面に情報を収集しながら、情報を正しく理解し、得られた情報を構造的に紐解き、筋の良い仮説を導き出せることにつながっています。この例のように分野は求めませんが、これまでの経験から「知的なバイタリティがある」人を採用していきたいと考えています。

就活生へのメッセージ

「働きやすい会社で働きたい」ではなく「働きがいを持って働きたい」と考えている人には、エイチームはピッタリの会社だと思います。ビジネスを本気で楽しみたい人に、ぜひチャレンジしてほしいです。エイチームは、チャレンジしたい人をサポートする会社です。甘い環境ではありませんが、ビジネスをとことん楽しみたい人は、ぜひエイチームの門を叩いてください。

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