コラム

2021/02/16

【社員インタビュー】新規事業「Qiita Jobs」の立ち上げの経験で実感した社会人の心得

【社員インタビュー】新規事業「Qiita Jobs」の立ち上げの経験で実感した社会人の心得

技術情報共有サイト「Qiita」を運営するIncrementsは、「エンジニアを最高に幸せにする」をミッションに掲げています。2020年度の新卒社員で、ビジネスプロフェッショナルとしてIncrementsに配属されたY.N.さんは、学生時代からプログラミングを学び、社内でSQLを活用したデータ分析などの勉強会を積極的に開催しています。その思いや背景には、「エンジニアを対象にしたサービスを運営する側にはエンジニアリングの理解を深める責務がある」と語ります。Y.N.さんがエイチームに入社を決めた理由や、新卒1年目で得た学びや気づきについてお話を聞きました。

Increments株式会社 事業開発グループ ビジネスプロフェッショナル Y.N.さん

筑波大学生物学類卒業後、2020年4月にエイチームに新卒入社。水生生物が好きで生物学科に進学。学生時代にプログラミングに出合い、ユーザーとして「Qiita」を利用していた。入社後はIncrements株式会社に配属。エンジニア転職支援サービス「Qiita Jobs」のマーケティング担当として広告運用などに従事。学生時代の知識を活かして、グループ内でSQLの勉強会を開催するなど、意欲的に活動中。

信用・信頼できる仲間と共に働く環境を選んだ

プログラミングと出合った学生時代

生き物が大好きで、大学は国内最大規模といわれる筑波大学の生物学類に進学しました。エイチームに入社するきっかけとなった、技術情報共有サイト「Qiita」との出合いもちょうどその頃です。一般教養として「プログラミング」の授業があり、やってみるとめちゃくちゃ楽しかったんです。数学や物理なども好きな分野だったので、プログラミングは性に合っていたんだと思います。

「Qiita」は国内最大級のエンジニアコミュニティです。プログラミングを勉強すれば、ほとんどの人が利用するサービスです。「Qiita」はプログラミング初心者である自分にとって、心強いパートナー的な存在でした。

ただ当時は、まだ具体的に将来の仕事のイメージができていなかったので「プログラマーになる」というよりは「いつかは仕事に活かせるといいなぁ」の程度で考えていました。

一緒に働く人たちが大切

「Qiita」を利用していたので、2017年12月に「Qiita」を運営するIncrementsがエイチームグループ入りしたことは知っていました。就活を始めた頃、採用イベントでエイチームの人事の方に出会い、それから少しずつエイチームに興味を持つようになっていきました。

この時、自分はどんな会社で働きたいのか改めて考えてみたんです。「何をするか」「どこで働くのか」より「誰と働くか」が大切だと気づきました。過去を振り返ってみると、今までいろいろなことに挑戦してきて、成し遂げられなかったことも少なくありませんでした。ですが後悔はしていないし、新たな気づきや学びを得て、楽しかったとすら思えるんです。理由を考えたら、自分の今までの人生は、周りの人たちに恵まれていたことに気づきました。

そのため、自分自身が信用・信頼できる仲間たちと一緒に働くこと、その集団に所属していることが、働く上で大切な要素であると考えました。

特に、エイチームの幸せの定義である「みんなから必要とされる存在になること」「幸せにしたい人を幸せにできること」は自分の考えや価値観と共通していて、とても共感しました。そうしたことから、エイチームへの入社を決めました。

「自分がやらねば、誰がやる」サービスへの強い責任感

希望するIncrementsに配属

1ヵ月の新卒研修が終わり、希望していたIncrementsに配属になりました。2019年の春に新規事業としてスタートした「Qiita Jobs」を担当することになりました。「Qiita Jobs」はエンジニアに特化した転職支援サービスです。

新規事業として立ち上がったばかりのサービスなので、一人の担当者が複数の役割を担うことも珍しくありません。営業やマーケティングなど、幅広い業務を担当していました。

上司や先輩から具体的な業務の指示があるというより、サービスの成長のためにどんな施策や取り組みが必要なのかをチームのみんなで議論しながら、必要な仕事に取り組んでいくというスタイルでした。「これをやれば正解」というものがないなかで、試行錯誤しながら進めていきました。

当時を振り返ると、当事者意識が低かったことに気づく

立ち上げフェーズのサービスで、大変な時期だったはずです。ですが、当時の自分を振り返ると、まだまだ当事者意識が低かったと感じることが多々ありました。少しでも早くサービスを立ち上げなければいけないと思ってはいたものの、緊迫感や危機意識が今ほどなかった。本気になりきれていなかったし、事業に対して自分事化しきれていなかったようにも感じます。

自分の手でサービスを作っている、育てているという実感や手応えがなかったからなのかもしれません。

ですが、自分の仕事が少しずつ目に見える成果として表れ始めたとき、少しずつ意識が変わっていきました。自分自身の行動が事業の数字に影響する。自分が主体的に動き、働きかけないと何の成果も生み出すことはできないと実感しました。

サービスをご利用いただくクライアント企業やユーザーがいなければ、サービスとして成り立ちません。そこではじめて、サービスを運営する「責任」を実感するようになり、「自分がやらねば、誰がやる」と強く思えるようにもなっていきました。

人から必要とされる存在になりたい

仕事をするうえで、周りから必要とされる存在であること、みんなから認められることがモチベーションになります。貢献欲が強い性格だからなのか、相手からの期待に応えたいと思っています。そして、一緒に働く仲間の存在が、私の仕事の原動力になります。

ITのプロフェッショナル集団としてのプライド

ITの知識・スキルはビジネススタンダード

持論ではありますが、AIやSQLなどのITの知識やスキルは、ビジネスをするうえでは当たり前になっていくと思うんです。学生時代にプログラミングを勉強していたこともあって、今でもこの分野への関心は強く、定期的にSQLを活用したKPI指標の可視化や分析などの勉強会を開催しています。私たちの仕事は、データを活用することがとても多いです。データの可視化や分析、それをもとにした新たな施策や取り組みへの挑戦など、ビジネスにおいてデータ活用は必要不可欠です。

自分が持っている知識をチームのみんなに共有することで、データ活用の属人化を防ぎ、誰もが正しいデータ分析と活用ができるようになることが大切だと思っています。

私たちが展開する「Qiita」「Qiita Team」「Qiita Jobs」は、エンジニアを対象としたサービスです。エンジニアに関わる市場でサービスを展開している以上は、私たちがエンジニアリングへの理解を深めることも大切だと思っています。ユーザー心理を理解し、ユーザビリティの高いサービスを作るためは、こうした姿勢も大切にしていきたいですね。

仕事をするうえで大切にしていること

仕事をする上で、この3つのことを意識しています。

  • 数字に対して責任を持つこと
  • 目標に対して、数字の乖離はあっても、考えの乖離は生まない
  • プロダクトの成長を止めないこと

自分の行動ひとつで機会損失をしてしまうこともある。ときには売上や利益などに影響が出ます。そして、一緒に頑張っている仲間の努力を無駄にしてしまう可能性もあります。どれだけ行動しても目標に達しないこともあります。そんなときは、どうしたらできるかを考え、リカバリーするための施策や企画を考える。考えを止めてはいけない。

上司からの教えですが、この意識を常に意識しながら働いています。これからも、その教えを大切にしながら、良いサービスを仲間とともに作っていきたいと考えています。

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