コラム

2021/01/20

【内定者インタビュー/デザイナー】自分で決めた人生を自分らしく歩む!「やりたい」を大切にしながら信頼できる仲間と働きたい

【内定者インタビュー/デザイナー】自分で決めた人生を自分らしく歩む!「やりたい」を大切にしながら信頼できる仲間と働きたい

映像やグラフィックなどのデザイン全般、インタラクティブアート制作、プログラミングなど幅広い領域を勉強してきたY.K.さん。学外では映像制作系の活動に精力的で、行政のCMコンテストやプロジェクションマッピングアワードに挑戦してきました。苦労が多い学生時代でしたが、自分の人生を歩めることは幸せだと語るY.K.さんに話を聞きました。

2021年卒 デザイナー 内定者 Y.K.さん

東京都立大学システムデザイン学部インダストリアルアート学科在籍。映像やグラフィックなどのデザイン全般、インタラクティブアート制作で必要となるプログラミングなどを学んでいる。その他にも、行政のCMコンテストやプロジェクトマッピングアワードなどの映像制作にも挑戦している。課外活動としてプログラミングスクール「Life is Tech!」のメンターとしても活躍している。

自分の「やりたい」という気持ちを大切にしたい

母の介護で苦労した学生時代

昔から、就職したら家を出て自立して暮らしていきたいと強く思っていました。そう思うようになった背景をお伝えするために、家族の話をしなければいけません。

幼いころに母が病気で倒れ、重い障害を抱え、それからずっと母の介護をしています。母の介護で疲れていた私、認知症を患った祖母、家計に追われ家に帰ってこない父…。家族の雰囲気は重たく、とても暗かったです。

学校の友達にも相談できず、悩みやストレス、孤独感を抱え込み、とても寂しかったですね。決して裕福ではありませんでしたが、幸いにも勉強は好きだったので、高校と大学は奨学金のおかげで通うことができました。

こうした経験から、金銭的に安定していること、健康な身体で精神的にも安心できる環境であること、そして悩みを打ち明けられる友達の存在、これらが私の人生においてとても大切なことだと気づくようになったんです。自分で決めた人生を自分らしく歩みたいと考え、就職したら家を出ようと決めていました。

自分の「やりたい」に気づいた幸せ

家庭環境から、ずっと自分の「やりたい」を見つけられずにいた気がします。余裕がない環境だったので、「やりたい」がわからず、将来のことはあまり具体的にイメージできていませんでした。また、通っていた高校は進学校だったので、大学に進学するのは当たり前という空気感がありました。限られた時間と条件の中でも、自分の夢や希望の芽を摘みたくありませんでしたし、せっかくであればと考えたのが、表現やプログラミングの世界でした。

昔から、人の心を動かし、魅了する表現の世界に強い関心がありました。中高生のころは演劇部に所属していました。思考パターンは文系ではなく理系だったため、仕組みづくりやものづくりにも関心があり、プログラミングにも興味がありました。

「表現×プログラミング」のようなことをやってみたいと思うようになり、人々を魅了し動かすようなインタラクティブな領域に次第に惹かれるように。自分のやりたいことに気づけたことはとても嬉しかったですね。そして、その分野を学ぶことができるシステムデザイン学部に進学しました。

自分の人生を生きるということに葛藤

受験勉強をしていたころ、自分の人生についてとても悩みました。「自分の人生ってなんだろう…」と。大学への進学を諦め、母の介護に専念し、家族のために生きたほうがよいのではないか。自分のやりたいことを優先してよいのか。

そんなとき、父が「自分がやりたいと思うことをやりなさい」と一言。私が勉強に専念できるよう、受験日まで環境を整えてくれました。

様々なことに挑戦して世界が広がった大学時代

何もかもが新鮮でいろんなことに挑戦

大学に進学すると何もかもが新鮮でとても楽しかったです。中高生のころは、新しいことを始めたり、見聞を広めたりする時間も、心の余裕もありませんでしたから。

まずは「友達をたくさん増やそう!」「バイトでたくさんお金を稼ごう」と思い、活動範囲を広げてみました。積極的に行動し、自らに変化をもたらすような働きかけを意識し、わくわくするものには何でも飛び込みました。大学時代の取り組んだ新たなチャレンジは、中高生向けのプログラミングスクールでのメンター講師の経験、プロジェクトマッピングアワードへの挑戦が印象に残っています。

人間関係が広がったメンター講師の経験

学内のみならず、幅広い経験を積み、人間関係を広げたいと思い、中高生向けにIT・プログラミングを指導するスクールでメンター講師を大学2年生から始めました。世界が広がり、自分にはない考えや価値観、知識や経験など、とても刺激でした。

2年前の5日間のサマーキャンプで、メンターとして初めて指導しましたが、技術や経験、スキルもなく、何より自分に自信がありませんでした。「私がメンターでごめんね」とすら思えたんです。ついには3日目にサポーター社員にメンターを辞退したいと申し出たことも。自信が持てないことを素直に伝えました。社員の方は、根気よく私の悩みに向き合ってくれました。

結果的に、約束の5日間のメンターを無事終えることができました。振り返ると、自分の弱さを認めて相手に伝えること、そして誰かに頼ることがとても大切だと気づきました。

ずっと昔から「自分でなんとかしなきゃ」と考えてきたからなのか、弱音を吐き、人に頼ることが苦手だったんです。ですが、こうして相談することで解決の糸口が見えてくる。そう実感しました。

チームでプロジェクトマッピングの映像制作に挑戦

今年、学校の有志のメンバーで東京国際プロジェクションマッピングアワードに挑戦しました。1・2年生のころ、大学祭のプロジェクトマッピングの映像制作に参加したことがあり、その経験を生かして挑戦したいと思ったんです。

一次審査を通過したチームは10組ほど。本選までの勝負が始まり、いよいよ映像制作をはじめます。制作期間は3ヵ月もありません。週1~2回の頻度でオンラインミーティングを行い急ピッチで進めました。私は主にプロジェクトの進行管理をしていましたが、工数不足のため途中から映像制作にも携わりました。

最終審査の会場は東京ビッグサイトで行われました。私たちのチームの作品が、日本最大級のスクリーンに投影され、多くの観客の方々に見てもらえたのはとても嬉しかったですし、達成感がありました。

心残りがあるとしたら、新型コロナウイルスの影響で、事前の投影実験ができず、色や位置の調整をすることができなかったことです。ぶっつけ本番の上映会でした。仕方がない…と言えばそれまでかもしれませんが、やっぱり悔しかったですね。

得た経験と気づき

大学に入学後は、世界が広がり、新たな仲間とともに様々なことに挑戦してきました。こうした経験を通して得た学びは、自己開示すること、コミュニケーションを怖がらず相手と向き合うことです。話し合わないとお互いを理解することはできません。

また、曖昧なものをそのままにしておくのもよくありません。「このシーンって、どうするんだっけ?」など、一つひとつ確認しながら、お互いの認識を丁寧にすり合わせながら進めていくことがとても大切です。これは、作業の確認だけでなく、考えや思いなども一緒です。

就職の軸は「自分を大切にして働けること」

エイチームとの出会い

はじめは、デザイナーの新卒採用イベントに参加したことがきっかけでした。デザイナー採用を行う約10社のIT企業が集まっていました。いくつかの企業のデザイナーとお話しするなかで、エイチームは特に印象的だったことを覚えています。

また、同時期に開催されたデザインカンファレンスでエイチームが企業スポンサーとして協賛していて、そこでもエイチームのデザイナーの方々とお話しする機会がありました。

共通して感じたことは、とても「人が良い」ということ。雑談のような会話の中で、初めて会う私の悩みや考えを真剣に聞いてくれて、一緒に考えてくれました。とても驚き、素直に嬉しかった。その後、1dayと1monthのインターンシップに参加し、エイチームに入社したいと強く思うようになりました。

マズローの5段階欲求説

心理学の用語で人間の欲求を5段階に理論化した「マズローの欲求5段階説」というのがあります。食欲や睡眠などの「生理的欲求」、安心・安全な暮らしへの「安全欲求」、友人や家庭から受け入れられたいという「社会的欲求」、他者から認められたい「承認欲求」、そして最後に「自己実現欲求」。私は自分の人生においても、これらの考え方はとても大切だと思っているんです。

子どものころは、母の介護や金銭的な問題で、時間にも心にも余裕がありませんでした。友人の家庭環境と変に比べて「なんで私ばっかり…」と感じてしまい、常に不安を抱えているような状況で、精神的にも弱っていました。

なので、仕事をする上で大切にしたいことは「自分自身を大切にできる」ということ。しっかり働いて、対価としてお給料をもらって、安定・安心して暮らせる環境があること。そして健康的で、元気で、毎日笑って過ごすことができる。そして周りの人たちを大切にできて、信頼関係を築ける。

信頼できる仲間とともに、心から楽しいと思える仕事がしたいです。そして、自分を大切にしながら働いていきたいと考えています。

自分を大切に

私が昔から考えていることは、「自分を大切にする」ということ。自分に余裕がないと、周りのことを見ることができません。自分自身が「幸せ」だと感じないと、周りの人たちを幸せにすることはできません。まずは自分に自信が持てる状態になること、そしてそのための努力を怠らないことが大切だと考えています。

これから社会人としてエイチームで働きます。視野を広く持ち、多方面で活躍していきたいです。そして、エイチームで働けることを誇りに思いながら、事業やサービスの成長を通してより良い社会にしていきたいです。そうしたことで社会とのつながりを実感したいと考えています。そして、エイチームを「ここで働いて良かった」「これからも働きたい」、そう思える環境を一緒につくっていきたいと考えています。

エイチームで、新しい仲間を募集しています。
2022年卒向けエントリーを受付中。(詳細はこちら
みなさんの挑戦をお待ちしております!

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