コラム

2020/11/24

【社員インタビュー】エンジニアからビジネスプロフェッショナルへ。落ち込んでいた入社時からの逆転劇!

【社員インタビュー】エンジニアからビジネスプロフェッショナルへ。落ち込んでいた入社時からの逆転劇!

今回は、エンジニアとして新卒で入社後、ビジネスプロフェッショナル(企画職)にジョブチェンジした経歴を持つT.K.さんにお話を聞きました。職種変更の経緯や、仕事の変化とともに移り変わったT.K.さんの胸の内を、赤裸々に語ってもらいました。

エイチームブライズ 企画営業部 営業推進グループ 推進チーム T.K.さん

名古屋工業大学情報工学部卒。2014年、新卒でエイチームブライズに入社。エンジニア職としてキャリアをスタートさせた後、2017年にビジネスプロフェッショナル(企画職)へジョブチェンジ。以来、データの活用を中心にエンジニアとしての知識・技術を活かしながら様々な部署を支えている。

エンジニアを続けていくことに限界を感じ始める

SNSでOGを見つけて自らアプローチ

実は一度、エイチームの新卒採用で不採用になっているんです。高校時代からゲームのエンジニアを目指していてエイチームにエントリーしたものの、その想いが実現しませんでした。就活中にエイチームに感じた自由な風土、果敢に挑戦させてもらえるスタンスに魅かれ、「どうしてもこの会社で働きたい」と思ったんです。大学の説明会に来ていたOGの方をSNSで見つけて、自分からアプローチしたくらいです。簡単に諦めることができませんでした。

その後、エイチームから分社化されたエイチームブライズで新卒第一期生の募集を始めたことを知り、再びOGの方に連絡。たまたま、その方がエイチームブライズで働いていたので、詳細を聞かせてもらうことができました。「エイチームグループで働きたい!」という想いでエントリー。無事、内定をもらえたときは本当に嬉しかったです。

次第に見えなくなったエンジニアとしての未来

とにかくコードを書くことが好きでした。コーディングをしているだけで胸が躍るような状態だったので、仕事がとても楽しく毎日が充実していました。当時は、データ分析をもとにサービスの改善施策も行っていましたが、それ以上に「コードを書く、何かをつくること」が楽しいと感じていました。

しかし、やがて目の前に大きな壁が立ちはだかります。コードを書くこと、ものをつくることは楽しかったものの、「技術」を高めることにあまり興味を持つことができなかったんです。でも、技術は日々進化していく。エンジニアは、新しい技術を身につけていかなければなりません。インフラやネットワークといった周辺知識を吸収していく必要もあります。そこに少しずつ抵抗を感じ始めたんです。

エンジニアである以上、技術や知識の習得を継続していかないといけない。ただコードを書いているだけでは通用しない。そう考えたとき、自分の未来が見えなくなったんです。

「自分は落ちこぼれだ」と沈んでいた時期

相変わらず、コードを書いているときは楽しいんです。でも、周りのエンジニアたちが新しい技術について話しているのを耳にした瞬間、居心地の悪さを感じてしまう。同期入社のエンジニアに優秀な人が多かったなか、さらに、後輩にも技術レベルが高い人が増えてきました。

当然、自分と周りとの違いが気になるわけです。比較をすると、自分がエンジニアとして劣っているように感じました。「自分は向いていないんだろうな・・・」と落ち込むこともしばしば。次第に、自分は「落ちこぼれ」だと感じてしまうくらい気持ちが沈んでいきました。

ジョブチェンジで新しい道へ

休日、事業部長にバッタリ遭遇

エンジニアとしての将来に悩んでいた時期のことです。休みの日にたまたま所属部署の事業部長に遭遇したんです。「ちょっとお茶でもしよう」と喫茶店に入ることになりました。そのとき、当時の悩みを洗いざらい話したんです。その話を受けてのことだったのか、部長がこんな話をしてくれました。

「今、事業のKPIを見える化しようと考えている」と。構想を聞かされて「面白そう!」「やってみたい!」と思ったんです。その業務がデータを扱うスキルが必要なもので、自分にそのスキルがあったことも気持ちを後押ししました。その場で「やらせてください!」と直談判。わずか数日後、KPIツリーの作成を担当させてもらえることになったんです。

これを機に、エンジニアからビジネスプロフェッショナルへジョブチェンジ。以降、自分の人生や考え方が大きく変わっていきます。

求められることに応えていく楽しさ

それから4ヵ月後、経営企画部へ異動となりCRM(顧客関係管理)におけるLINE導入、Salesforce導入プロジェクトのPMOを担当。この時から、自分の考え方に変化が生じ始めました。入社して3年目のことです。

入社当時は、自分のやりたいことだけをやりたいと考えていました。何事においても独り善がりだったと思います。

ジョブチェンジしてからは、会社が求めることを実行に移して成果を上げることに楽しみを感じるようになりました。自分の仕事が誰かの役に立っているということが、より実感できたんです。プロジェクトの管理や推進は苦労が多かったです。入社1~2年目の頃だったら、さじを投げていたかもしれません。この時、辛くても頑張れたのは、役に立てている実感があったことに加えて、3年目になって「また逃げ出したら自分はずっと変わらない。そろそろ変わらなきゃ」という覚悟があったからだと思います。また、周りの同期たちが成長をしていくなかで、焦りがあったのも事実です。

ジョブチェンジにより広がった視野

その後も、ビジネスプロフェッショナルとして主にデータ活用の領域で、様々な業務に携わる機会を得ました。幅広い業務経験を積むことで、ますます考え方が変化していったように思います。エンジニア時代と大きく変わったのは、手段ではなく目的を考えて行動するようになったこと。思考プロセスが完全に逆になりました。

様々な業務経験により視野が広がり、選択できる「How」が増えたことも考え方が変わった要因です。目的に対して最適な「How」は何だろうと考えて、物事を進められるようになりました。

データを扱う立場としてのビジョンとミッション

職種の定義にこだわって生じた悩み

ジョブチェンジをして主にデータを扱う業務を担当してきましたが、その業務が行えるのはエンジニアの経験があったからこそだと思います。しかし、エンジニアの知識や経験を活かしながら新たなチャンスを掴む一方で、進むべき道が定まらないようにも感じ始めました。データアナリストという職種の定義にこだわったせいもあると思います。

自分をデータアナリストとしたときに「ただのエンジニアの延長」と思われるのが嫌でした。そこで、一つの職種として明確化しようと考えたんです。でも、データアナリストという職種は、業界や会社によってその役割や仕事区分が異なり、明確に定義されたものはありません。データ分析の分野で成果を出し、事業やサービスの成長に貢献できることはなにか。どうすればいいのか、どんな役割を担うべきか・・・また、新たな悩みが浮上しました。

データを使った意思決定の支援

自分の進むべき道に迷い始めたとき、メンバーに自分の強み・弱みを率直に聞いてみたんです。勇気が必要でしたが、信頼できる仲間ばかりなので本音で答えてくれると思いました。

全員に共通していたのが「貢献欲」というワード。「求められることに全力で応えようとするよね。」という評価だったんです。

それを聞いて、誰かを支えたり、後押ししたりすることが自分に向いていると知ることができました。それはどういった業務だろう、自分のスキルをどう活かすべきだろう・・・と考えた末にたどりついたのが「データを使った意思決定の支援」。データを扱えば事実をもとに意思決定ができます。データを抽出して可視化をすることで、周りが分析できる環境を整え、意思決定力の最大化をはかる。それこそが自分のミッションだと納得できたんです。

エンジニアとビジネスの意訳家

エンジニアは定量的な表現が多いです。一方、ビジネスの人は定性的な表現が多い。そのためか、相互のコミュニケーションがうまくいかないことがあります。両方の職種を経験し、双方の意図も理解できる立場であることも自分の強みかもしれません。

部署や職種を超えてコミュニケーションが活発なところはエイチームの特徴の一つ。自分が間に立って意訳する機会もあります。以前、上司から「間に立って意訳してくれることで副次的に事業スピードが上がる。非常に価値があること。」と言われたことがあります。ジョブチェンジをしたことで、そんな評価も得ることができました。

目指すはデータのプロフェッショナル

データ活用の流れは、まずテータをつくるエンジニアがいて、それを使うマーケターやデザイナーがいる。自分はその中間で両者を結びつけるポジションにいます。

今後は、データを活用した意思決定の支援をより一層強化していくために、事業全体の流れをつかみながらデータ活用の上流から下流までを一気通貫して究めていきたい。いずれはエイチームブライズだけではなくエイチームグループの中でも「データ活用で困ったら、まずはKさんに相談してみよう」と思われるような存在になりたいです。

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