コラム

2020/10/08

【社員インタビュー】ジョブポスティングで新たな挑戦を。コーポレート部門で全社の業務改善に取り組みたい

【社員インタビュー】ジョブポスティングで新たな挑戦を。コーポレート部門で全社の業務改善に取り組みたい

社員のキャリアの選択肢を広げ、長期的なキャリア形成を支援する「ジョブポスティング制度(以下、ジョブポス)」で、エイチームコネクトからコーポレート部門である管理部 IT戦略グループへ異動したK.S.さん。ジョブポスへ応募した動機は、コーポレート部門でグループ全体に関わる業務改善や最適化にチャレンジしたいからと語ります。応募のきっかけや背景、異動後に感じたことや苦労など、お話を聞きました。

ジョブポスティング制度とは
社内で人材を募集したいポジションを全社員に公募し、社員自らの意思で応募した後、社内選考を経て異動を決定する制度。社員のキャリアの選択肢を広げ、長期的なキャリア形成を支援することが目的です。異動が正式に成立するまで直属上長へ情報が告知されることはありません。

プロフィール:エイチーム 管理部 IT戦略グループ K.S.さん

2013年にエイチームへ中途入社。入社後すぐの分社化により、コールセンター事業を行うエイチームコネクトへ転籍。配属後は、コールセンターでの営業やSV(スーパーバイザー)業務を経て、組織の「仕組化」「自動化」「可視化」を軸に社内の最適化を進める業務に従事。その他に、採用や人事、総務、労務など様々な業務に管理者としてバックオフィスから携わる。ジョブポスを活用して管理部IT戦略グループへの異動を志願し、2019年10月に異動。企画職からエンジニアへ職種変更。

誰よりも貪欲だった「自ら学ぶ姿勢」

苦労の連続だった少年時代

逆境に負けず打たれ強く、何事にも前向きに取り組めるこの性格は、苦労した少年時代によるものだと思います。

家が貧しく、家庭環境が複雑でした。家にお金がなく、中学卒業後は高校進学を諦め、半導体の研究開発を行う会社にデバッカーとして就職しました。ただ、高校くらいは卒業しておかないと…と思い、自分で稼いだお金で通信制高校に入学。平日は朝から夜まで働き、週2回の通学、そして合間の時間をレポートの制作に充てるというとてもハードな生活でした。高等学校卒業資格の取得後もそのまま同じ会社で働き続け、気づけば16歳から23歳までの約7年間を過ごしました。

思い返すと、自分の人生は自分で決めて切り開き、そのために必要な努力を続けてきたような気がします。何が起きても動じることなく、諦めずに、自分を信じて突き進んできました。

わからないことは自分で調べて解決する「何でも屋」

結婚を機に、コールセンター事業などを手掛けるIT企業へ転職しました。前職と全く違う業界へ挑戦したかったこと、人見知りな性格を克服していろんな人と関わりたかったこと、そんな思いもありました。指示された仕事を黙々と作業するのではなく、いろんな業務に携わりたいと考えていました。

まだ若い会社ということもあって、組織の規模は小さく、一人で何役もこなすような働き方でした。「いろんなことをやりたい」と思っていた自分にはとても刺激的でしたね。最初はコールやSV業務、そのうち社内システムの運用・保守を行う社内SEとしての役割も担っていました。ソフトウェアのエンジニアリングは初めての経験で、学校などで習ったこともなく、完全に独学です。社内にエンジニアがいなかったため、見よう見まねでとにかく手を動かしながらやってみました。

あの時の苦労は決して無駄ではなかった

当時、本当に大変でした。不具合はよく発生していたし、事業や組織の拡大に対してシステムのスペックが追いついていない。社内に相談できる人が誰もいない。「少し壊れてもいいかも」という気持ちで、「自分で調べて、やってみて」をとにかく繰り返していきました。うまくいくこともありましたが、たくさん失敗しました。

システムの運用にも慣れてきて、ある程度自信がついてくると、会社が「システムの運用・保守は、ベンダーに依頼せず、社内で内製できるのでは?」と判断し、その一切を内製化しました。「システムに不具合が起きたら事業活動が止まる、自分がやらねば」というプレッシャーを感じながら、日々勉強しながら業務に向き合いました。スパルタな環境で、当時は本当に苦しかった。ただ、そうした苦労や困難を乗り越えてきた経験があったからこそ、今の自分があるんだと思います。

グループ全体の業務改善にチャレンジしたい

エイチームコネクトのバックオフィスを支える存在

3年ほど勤めた後、知り合いの紹介で2013年にエイチームへ入社しました。ちょうど分社化のタイミングでした。入社してすぐに、コールセンター事業を行うエイチームコネクトへ転籍。コール営業やSV業務、スタッフの教育や育成などを担当したのち、管理セクションに異動しました。

ここでは、組織の「仕組化」「自動化」「可視化」を軸に社内の最適化を進める業務に従事。業務改善やワークフローの整備、社内の体制や仕組づくり、コールシステムのリプレイス、その他に採用や人事、総務、労務など様々な業務に管理者としてバックオフィスから携わりました。

その中でも、オフィス設計に関わるシステムやネットワークの構築に関する業務をメインで担当。エイチームコネクトの規模拡大に伴い、オフィスの新設や増床・移転が度々行われ、このような大規模プロジェクトの責任者をしていました。

ジョブポスへの応募のきっかけ

IT戦略グループへの異動は、2年くらい前から考えていました。自動化や仕組化による業務改善、環境改善、数値の可視化などを進めるうえで、今まで培った経験やノウハウを子会社だけでなくグループ全体に活かして、大きなインパクトや影響力がある仕事にチャレンジしたいと思ったのです。

もちろん、自身のキャリアの幅を広げたいという思いもありました。ただそれ以上に、グループ全体に貢献するためには、自分がどのように立ち回った方が良いのか、どのような役割に担うべきなのかと考えました。そうして、異動を申し出たのです。

異動は決別ではない。会社をよりよくするための自ら志願する「適材適所」

ジョブポスが成立し、その3ヵ月後に異動が決まりました。ジョブポスは、異動が成立するまで、直属の上長へは情報が知らされません。そのため、上長に知らされたときは驚いたかもしれません。送り出していただいたことにとても感謝しています。

所属部署を離れることには少しだけ心配や不安がありました。管理セクションの責任者として、組織の管理やマネジメントなど、重要な役割を担っていたため少なからず迷惑をかけることになり、若干の後ろめたさを感じなくもありませんでした。ですが、揺るぎない想いがありました。所属していた部門も含めてグループ全体への業務改善を担うことで、大きなインパクトがあると。今以上に会社に貢献し、所属していた子会社にも恩返しできる。そう強く信じていました。

事業や組織、人も常に成長し、変わり続けています。ずっと同じ役割やポジションであることが最適でない場合もあると思います。自身のスキルや得意領域をどこで発揮すれば会社に貢献できるのか。ジョブポスによる異動は、適材適所への配置を自ら申し出るようなものだと考えています。

事業の成長速度を加速させ、グループ全体に貢献したい

異動当初の悩みや苦労

異動当初の悩みや苦労は、「子会社内で一番詳しい人」から「IT戦略グループ内で一番詳しくない人」になったこと。企画職からエンジニアへ職種が変わり、とにかくわからないことだらけでした。

業務の内容は少しずつ覚えていくとしても、エンジニアとしての専門スキルが必要とされる業務については力不足でした。オフィス移転などの業務を通してネットワークやシステム構築、コールシステムのリプレイスや仕様書の作成などの経験はあるものの、エンジニアとしての基礎やスキルが全く足りていませんでした。

やっていける自信があって異動しました。目指すイメージも明確でした。ただ、実現させるためのスキルがない。選択した施策が「最適解」なのかも判断ができない。社会人になってこれほど悩んだことははじめてだったかもしれません。

できないことを認め、周囲に協力を仰ぐ

自分自身のレベルを正確に把握し、できること、できないことを整理する。そして、チームメンバーに「早く戦力になりたいから、協力してほしい」と伝え、まずは実際に手を動かすことで仕事を身体で覚えていきました。

また、仕事の進め方、知識やスキル、キャリアなど、周りにたくさん相談しています。自分なりに仮説を立て、周囲に相談しながら検証していく。もらったフィードバックをもとに、理解を深め、成果につなげていく。これを繰り返し行うことで、メンバーと自分の判断基準やスキルなどのギャップを少しずつ埋めていきました。

今後のミッションと展望

現在、IT戦略グループ 企画チームで基幹システムの最適化やあらゆる業務の自動化を推進する組織のリーダーを任せてもらっています。個人の成長とスキルアップをサポートし、チームで協力し合いながら成果を最大化させる行動や意識を促すことでチームの成長を目指しています。

そして今、大規模なシステムリプレイスを進めています。グループ全体の業務改善や最適化につながるプロジェクトを推進し、必ず成功に導いていきたい。また、エイチームは多様な事業を展開していますので、どんどん新しいサービスが生まれていきます。事業を支えるシステム部門として、事業の成長速度を加速させることで、グループ全体の成長に貢献していきたいと考えています。

まずは身近な人にキャリアの相談をしてみよう

キャリアについて悩んでいる人、新しい挑戦を始めた人は、まず身近な人たちへ相談することをおすすめします。自身の悩みや想いを口に出すことで本当に大切にしたいことがクリアになっていきますし、相手からのフィードバックによって、やりたいことが見えてくるはず。そして何より、応援してもらえる。

挑戦に失敗はつきものです。ただ、挑戦しなければ成長はないので、後悔はありません。何事にも挑戦してみましょう。エイチームは挑戦する人を全力で応援してくれる会社です。「今の自分に何ができるか?」だけではなく「会社にとって何が必要なのか?」を考えて行動することが大切。そうすると、たくさん挑戦したいことが生まれてくるはずです。あとは行動するだけ!

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