コラム
2020/08/13
【社員インタビュー】世の中の変化を前向きに捉え「わくわく」を世界に届け続けたい!入社10年目のゲームプランナーが語る

激しく変化し続けるゲーム業界で、「世の中の変化を前向きに捉え、常に次の新しい手を考える」というスタンスとスピード感がエンターテインメイト事業の強みと語るのは、今年入社10年目を迎えるゲームプランナーのM.I.さん。数々の苦難を乗り越えてきた自らの経験や体験談をもとに、変化や困難を前向きに乗り越えるためのスタンスや考えを聞きました。
プロフィール:エンターテインメント事業本部 ゲームプランナー M.I.さん
静岡県浜松市出身。九州大学芸術工学部でコンピュータグラフィックスを学んだ後、2010年に新卒でエイチームへ入社。ゲーム開発エンジニアとして経験を積んだ後、自ら志願してゲームプランナーに職種変更。以降、ゲームの企画者として大型タイトルのプロジェクトリーダーを務めるなど、着実にキャリアを積んでいる。現在は新規タイトルのプロジェクトメンバーとして活躍中。
入社前に感じたエイチームの可能性
新しいムーブメントをつくるIT企業
エイチームに入社したのは今からちょうど10年前。オンラインゲームがようやく大衆化された頃で、スマホ向けゲームについてはまだ黎明期だったと言えます。ゲームがネットとつながることで新しい形に進化していくことが予感できる時代でした。
そんな中、モバイルゲームのリリース実績もあり、Webサービスも展開していたエイチームに可能性を感じました。エイチームがゲーム業界で新しいムーブメントをつくるような雰囲気を感じたんです。既に参入している領域だけではなくて、次代を見据えて別の領域にまで広く目を向けているスタンスに共感しました。
どんな変化が訪れても乗り越えていける
ベンチャーの創業者は学生の頃から挫折することなくスムーズに成功している…そんなイメージを個人的に抱いていたんです。でも、エイチームの林社長は違いました。
面接のときに、それまでの苦労を話してくれたんです。入社してから詳しい話を聞くことができましたが、本当に様々な困難を乗り越えてきています。そんな人がトップにいる会社なら何があっても一緒に乗り越えていけるんじゃないか、自分が困難に直面しても前向きに乗り越えられるんじゃないかと思ったんです。どんな変化も乗り越えていける会社だろうとも感じました。
今、世の中は大きく変化していますが、エイチームなら乗り越えていけるだろうと改めて思いますね。
担当業務の枠を超えて様々なことに挑戦
企画から開発まで担当したミニゲームをリリース
入社1年目のとき、ミニゲームではありますが企画から開発までを一人で担当しました。新人ですから上司や先輩にフォローしてもらう必要はありましたけど、自分がメインとなりタイトルをリリースできたことは良い経験になりましたね。
「半分は勉強のつもりで」と上司からは言われましたが、実際にリリースするとなると、やはり売上を意識せざるを得ません。新人の頃から売上や利益について考える機会を得られたことは、後々の仕事に良い影響を及ぼしたと思います。
その後もフィーチャーフォン向けアプリのスマホへの移植や大阪オフィスの立ち上げなど、若いうちから様々な経験をさせてもらいました。
仕事に制限を設けず得意な領域で勝負
大学でプログラミングを学んでいたこともあり、徐々に開発の仕事がメインになっていきました。ある大型タイトルのプロジェクトに参加した際もリリース前から開発を担当。その後、運営のフェーズに入ってから、数字を調査・分析しての改善提案も行うようになりました。
当時から数字の分析は自分の得意領域だと思っていました。もちろん、開発の業務に集中して貢献する道もあったと思いますが、自分の仕事に制限を設けず、自分の得意なことでコンテンツをより良くしたいと考えたんです。
前向きに取り組めば困難は越えられる
年々大きくなった責任感とプレッシャー
エイチームには、エンジニアやデザイナーでもゲームの企画について提案できる風土があります。エンジニアとして企画の提案を行っていたのですが、次第に、もっと自分の企画に責任が持てる立場で提案をしたいと考えるようになっていきました。
そこで、自ら「プランナーになりたい」と申し出たんです。それ以来、ゲームプランナー職に転向し、その後はプロジェクトの企画を統括するリーダーも任せてもらえるようになりました。
そのタイトルには5年ほど携わっていたのですが、より責任がある立場へとステップアップしていくに従い、プレッシャーも大きくなっていきました。そのタイトルは立ち上がりに苦戦したんです。会社から求められていた目標の数字と実際の数字との間に大きなギャップが生じていました。責任感が大きくなるにつれて「自分がやらなきゃ」「とにかくなんとかしなくちゃ」という気持ちも膨らんでいきました。
「本質」を理解するためのトライアンドエラー
ピンチを脱するために他社アプリの研究と導入を実施しました。評判の良い施策を研究してコンテンツに取り入れようと考えたんです。
意識したのは、ただ単にマネをするのではなく「本質的なこと」を理解すること。なぜ、その施策がユーザーを楽しませるのか、という本質を理解しないといけないと思ったんです。
まずは他社アプリの施策を自社のタイトルに取り入れてみる。自社のタイトルならば、その施策の成果を数字で把握することができます。想定通りの結果になることもありますが、うまくいかないケースもあります。うまくいかないときは別の「本質的なこと」があるわけです。その本質は何なのかを改めて考えて、もう一度試してみる。トライアンドエラーの繰り返しです。これを何ヶ月も地道に継続した結果、コンテンツを軌道に乗せることができました。
ゲームに100%の成功はない
トライアンドエラーを繰り返すのは大変です。しかし、途中であきらめたり、心が折れたりするようなことはありませんでした。地道に続けた結果、ちゃんと成果が上がりましたから。成功体験の積み重ねと、そのときの喜びが心の支えになっていたかもしれません。
仕事をしていると困難に直面しますが、何事も前向きに考えることが大事だと思います。例えば、ゲームが売れる/売れないは簡単にわかるものではありませんよね。ですから、「100%成功するものではない」という気持ちを持つようにしています。
10本中10本を当てると考えるよりも、トータルで勝てればいいという考え方ですね。ダメだったら次に活かせばいいと切り替えるポジティブさも大切だと思います。
世の中の変化を前向きに捉え、「わくわく」を世界に届け続けたい
事業間の連携で変化に対応
エイチームグループはエンターテインメント事業やライフスタイルサポート事業、EC事業など複数の事業を展開しています。事業間で連携を取ることで、世の中のいかなる変化にも対応してこられたと思います。
これからも時代の変化に対応しながら成長できる会社だと思います。
これからのゲーム制作者に求められるもの
現在、世の中は変化の時期を迎えています。
ゲーム業界は常に変化しているので、この機会に改めて身構えることはないですね。「世の中の変化を前向きに捉え、常に次の新しい手を考える」というスピード感で進んできましたから。これからも激しく変化をしていく業界だと思います。
とはいえ、最新のトレンドや手法を短絡的に取り入れるのは、変化への対応として正しいとは思えません。そのトレンドが、ユーザーが求めているものなのか。求めているものとして提供できるかどうか。それを長期的な視点で検討し、十分に理解してから取り入れるべきでしょう。
また、「ゲームを楽しむ」という体験は、いつの時代も普遍的なものです。どんなゲームをユーザーは楽しいと感じるのか。どんな体験を求めているのか。どんなゲームならお金を払いたいと思えるのか。そういったことも、引き続き追求していくべきだと思います。