コラム
2020/01/27
【職業講話】瀬戸西高等学校2年生の320名に「文系・理系それぞれの仕事と学生時代の学びの繋がり」をテーマに講演しました
エイチームは東海地区のIT企業として、日ごろより地元中学生、高校生の職場訪問の受け入れや、地元の学校に出向いて職業講話を行なっております。
2020年1月16日(木)、愛知県立瀬戸西高等学校を訪問しました。キャリア教育の一貫として、「文系・理系それぞれの仕事と学生時代の学びの繋がり」をテーマに講演しました。
テーマは「文系・理系それぞれの仕事と学生時代の学びの繋がり」
文系・理系の進路選択は、得意科目・不得意科目という軸で考える生徒が少なくないようです。「文系だから、数学は力を入れなくてもいい」など、焦点を絞って学ぶのではなく、将来や今後の職業選択を見据えて学習に励んでもらいたいと担当教諭の方がお話されていました。現在の学習が、将来の仕事でどう活かされるのか。繋がりを知ることで主体的に学ぶ姿勢を身に着け、将来に向けて有意義な高校生活を送ってもらえればと思います。
文系講師は人事担当者、理系講師はエンジニアが講演
文系講師としては、人事部人事企画グループで研修・育成、表彰制度などの設計をする人事担当者がお話しました。理系講師としては、結婚式場情報サイト「Hanayume」の開発や新規サービスの開発に従事するFさんがお話しました。
文系職種・理系職種問わず求められるチカラとは
人事の仕事、エンジニアの仕事、それぞれの仕事で求められるチカラには共通点があります。
- コミュニケーション能力
一緒に働く人を巻き込み、共に協力しながら物事を推進するチカラ - 論理的思考力
課題の本質を的確に捉え、問題・課題を解決するチカラ - 思考の柔軟性
論理の重要性を理解しつつ、感情や多様的な価値観を受けとめるチカラ
「仕事」は一人ではできません。一緒に働く人たちと、協力し合いながらお仕事します。お互い認め合いながら、尊重し、協力して物事を進めていきます。どんなお仕事においても、これらのチカラが必要なのではないでしょうか。
高校時代と今とのつながり
<人事のYさんのお話>
人事のYさんの高校時代は、とにかく気になることにいろいろ挑戦してみたそうです。バスケットボール部と生徒会に所属したり、日商簿記をはじめとした7種類の資格を取得したり。自分の得意分野を見つけて、自信を持ちたかったとお話しました。
今の仕事で役に立っている当時の学びは、「やってみれば意外とできる」こと。できない理由を考えるのではなく、取り組み方を変えるなどしてできる方法を前向きに考えることで、できるようになる。そして、いろんな経験を積んだことで、効率的・計画的に物事を進める段取り力がついたそうです。
<エンジニアのFさんのお話>
エンジニアのFさんは、高校時代から「エンジニアになる!」という目標を掲げていました。まずは、エンジニアになれる方法を探して、プログラミングを勉強できる大学への進学に向けて、受験対策をはじめました。同時に、独学でプログラミングを学び、エンジニアになるための準備を進めていきました。
目標に向けて、どうしたら達成できるのかを考えられるようになったことが大きな学びでした。また、諦めないことも大切。プログラミングの勉強は理解に苦しむことも多く大変でした。ですが、「何がなんでも絶対やりきる」と根気強く取り組みを続けました。プログラミングに限らず、きっとどんなことにも言えると思います。
学生のみなさんに最後に伝えたこと
どんな仕事・職種でも、「コミュニケーション力」が大切です。「伝える力」と「聞く力」を磨きましょう。いま、高校生のみなさんは、先輩や後輩、先生など自分と異なる立場の人と話をする機会が増えているころだと思います。いろんな人たちと積極的に関わって、自分なりのコミュニケーション方法を見つけてみてください。
また、学生時代は自分で限界を決めず、チャレンジしてください。「失敗は成功のもと」という言葉があるように、失敗は必ずしも悪いことではありません。失敗することで、成功の手立てが見えてきます。失敗を恐れず、たくさんチャレンジしてください。
そして最後に、自分自身で「得意・不得意」を決めつけて、選択肢を狭めないでほしいです。学生時代は何でも学べます。経験のチャンスです。「文系だから」「理系だから」と決めつけず、あらゆるものに興味関心をもって知識を習得してほしいと思います。その経験は必ず将来的に生きてくるはずです。
今回の講話を通して、今の勉強が将来の仕事にどう活きるか、学生のみなさんに考えていただくきっかけになればと思います。また、エイチームの事業や働き方についての理解も深めていただき、より身近なものとしてIT産業やIT関連の仕事へ興味・関心を持っていただくことを期待しております。
エイチームはこれからも職業講話等の活動を通じて、地域社会への貢献に努めてまいります。