コラム

2019/08/22

【後半/新卒社員対談】課題解決型エンジニア研修で得られた学びとは?1ヵ月で実装・導入を目指す

【後半/新卒社員対談】課題解決型エンジニア研修で得られた学びとは?1ヵ月で実装・導入を目指す

新卒で入社したエンジニア2名にエンジニア研修について語り合ってもらいました。本シリーズは後半・前半に分けてご紹介します。

◆前半の記事はコチラ

研修概要

研修テーマ:エイチームグループの新卒採用の課題を解決せよ

新卒採用における課題を解決するツールを作成し、導入したいと思ってもらうことがゴール。技術を目的ではなく手段として捉え、必要とされるものをつくる意識の醸成、課題解決思考やチーム協働意識を身につけることが目的。

うまくいかなかったからこそ得られた学び、気づき


Y.H:
判断力に欠けてしまって議論が前進しなかった。メンター社員の間で「あのチームは全然進まないけど大丈夫?」と心配の声も上がったくらい。


T.K:
誰が悪いという話じゃないんですよね。相手を尊重することを「遠慮」として誤解して捉えていたように思います。ただ、議論が進まないと焦りも出てくるし、みんなの表情も暗くなっていく。メンター社員からは、そんなときこそ「変えよう」という意識を持つこと、動きを取ることが大事だと言われました。


Y.H:
議論はスムーズにいかないことも多かったですが、その分、学びや気づきも得られたと思います。例えば、お互いを知ることの大切さ。研修が始まった当時はお互いをあまり知らずに、会話もスムーズに進みませんでした。相手を知り、自分を知ってもらい、信頼関係が構築されていくにしたがって、議論の質も上がり全体の生産性も向上したように思います。その点では、自己開示を促してくれたT.Kさんの動きは助かりましたよ。


T.K:
自分自身、自己開示の必要性を感じていました。自分がすべてをさらけ出すことで、みんなへも自己開示を促そうと考えていたんです。あるとき、Y.Hさんがちょっと悩んでいて神妙な顔をしていたので、少し心配していました。このままではよくないと思い、そのとき進めていたワークをすべて止めて、チームのみんなへ自己開示をしようと働きかけました。「みんなモヤモヤしていることあるんじゃない?全部吐き出そうよ」と投げかけたんです。そうしたらY.Hさんが、いろいろと話してくれたんですよね。


Y.H:
そのときは自分の提案がなかなか通りにくいと感じていて、意見やアイデアを提案することを躊躇するようになってしまったんです。その想いを包み隠さず話したんです。言えたことで本当に楽になりました。議論の進め方については、この研修で非常に多くのことを学べました。

エンジニアだからこそ気づける課題がある


Y.H:
そんな状況にもありながら、実際にどんなソリューションを提案するのか、どんなツールを開発するのかを決めていきました。


T.K:
私たちが考案したのは新卒採用の業務の中でも「選考評価」に関する課題を解決するツール。いろいろとアイデアが生まれる中で、最適なソリューションとそれを実現するツールについてサービス形態や技術、プログラミング言語などを考えながら決定していきました。


Y.H:
実際にシステムを使ってくれる人やシステムを置く場所など、様々な要件も検討しながら進めていったんですよね。私たちのチームが企画したのは既存のシステムとの連携が条件でした。実は企画を詰めていく中で、既存のシステムで行われていた作業について非効率と感じる部分もあったんです。


T.K:
エンジニアだから可能な気づきでしたよね。新卒担当の方は普段当たり前にやっていることでも、システムの機能を理解している私たちエンジニアの目からは非効率に見えてしまう。そのため、「こういうのがあると便利だから」と依頼されるのではなく、当事者では気づけない課題を見つけて「こんなことができますよ」と提案する。まさにエンジニアならではの視点です。


Y.H:
そんな視点を活かせる場面があることを実感できたのはよかったですね。

開発は3日で完了。そして、最終プレゼンへ


Y.H:
開発に要した期間はわずか3日。私たちのチームの開発スピードは早かった。幸運にも、エンジニアとして技術力が高いメンバーが揃っていたからでしょうね。開発に着手するのは一番遅かったですけど、着手してから議論は全くしませんでした。他のチームは議論をしながら開発を進めていましたけどね。


Y.H:
前工程の企画を丁寧に行い、事前の想定課題を全て議論し合意が取れていた成果でしょう。開発は、早く始めればいいというわけではない。つくることではなく、課題解決こそがエンジニアの目的ですから。開発が終わり、最後に新卒採用担当の方にプレゼンをしたんですが、そこで実際に導入するに値するかどうかをジャッジされました。結果は・・・即答で「導入したい」との評価でした!


T.K:
「いいね。ぜひ使いたい。早く導入したい」と言ってもらえました。他のチームからも良い評価をもらいましたよね。嬉しかったですね。開発3日間ではありますが、開発手法やツールについてはチーム内で議論を進めながら、創意工夫を凝らしました。


Y.H:
今回は既存の採用管理システムとの連携を条件にしていました。開発の過程で、既存のシステムからうまく情報を持ってこられないことが判明したんですよね。壁にぶつかったんですが、チームメンバーで改善策を話し合いながら、どうにか連携できる方法を思いついたんです。それについても、先輩エンジニアの方々から「発想の切り替えと判断がよかった」と評価していただきました。


T.K:
開発過程における課題は、バックエンド・フロントエンド共にGAS(※1)(Google App Script)を採用することで解決しました。開発当初は採用管理システムのAPI(※2)(Application Programming Interface)から情報を取得しようとしていましたが、そのAPIの利用ができないと途中で判明しました。しかしメールを利用した情報連携ができることが判明したため、GASからGmailのメール情報を取得することにしました。またインフラ構築においては、AWS(※3)(Amazon Web Services)を利用することで、コストを低く抑えることができました。


Y.H:
バックエンドではクリーンアーキテクチャ、関数型言語を意識した宣言的な実装を意識し、フロントエンドはVue.jsを用いたSPA(※4)(Single Page Application)でモダンな実装としました。限られた時間での開発でしたが、チームメンバーみんなと話し合いを進めながら最適な実装を検討していきました。

※1 GAS…Google App Scriptの略。GメールやGoogleマップなどGoogle関連サービスと自由に連携したり、独自のWebアプリを開発することもできる言語のこと。
※2 API…Application Programming Interfaceの略。プログラムから特定の機能を利用できるように公開しているインターフェイスのことで、ソフトウェアの機能や情報を共有するための仕組み。
※3 AWS…Amazon Web Services。Amazonが提供するクラウドコンピューティング。
※4 SPA…Single Page Applicationの略。単一のWebページのみでサイト構成することで、デスクトップアプリケーションのようなユーザ体験を提供するWebアプリケーションまたはWebサイトのこと。

研修を終えて変わったと思うところ


Y.H:
先輩社員や研修に関わったエンジニアの方より、「研修が終わってから、明らかに変わった」という声が私たちにたくさん寄せられました。個人的にも議論について意識的になりました。話がズレることに敏感になりましたね。あと、メンターに「時々、伝え方が感情的になることがある」と指摘されて、それも新たに意識するようになりました。また、研修に参加したことで、課題定義のスキルは随分と向上したと思います。


T.K:
提案の質と量が変わったという声が多かったように思います。自ら積極的に提案をするようになったと。同期入社の人たちからも同じようなことを言われました。私は、もともと「周りの人を幸せにしたい」という想いが強いです。その想いが強いためか対人リスクを回避する傾向にあって、他人に対して遠慮することが多かったんです。研修を経験してから、言うべきことはしっかりと言えるようになったと感じています。しかも、ただ伝えるのではなく、チーム全体の行動量や生産性が上がることを念頭に意見を発信できるようになりました。


Y.H:
今回の研修を通じて、実務においても成果を実感しました。研修では、時間や技術などの制約がある中で考え抜いた経験をしました。配属後の新規事業開発においても、1ヵ月という限られた開発期間の中で、必要に応じて取捨選択をし、やりきることができました。


T.K:
研修の成果は、私が所属する「Qiita」の開発チームでも活かせていると思います。研修では、チームで何かを達成する上で、遠慮は逆にチームを迷走させてしまうという学びがありました。実務でのコミュニケーションでも、本質的な踏み込んだ意見を言えるようになりました。

これから実現していきたいこと、将来の夢


T.K:
研修に参加して、チーム内で合意を得ることと自己開示をすることの重要性を学びました。Incrementsに所属する新卒社員は私を含めて二名。エンジニアは私一人です。先輩たちに囲まれていますが、その中でも積極的に自分の考えを発信し続けたいと思います。また、他人の声にも耳を傾けるようにしていきたい。そうすることで、今以上にお互いに発信しやすいような環境をつくりたいと思っています。また、Incrementsはエイチームグループヘ向けての共有がまだ少ないように感じる時があります。自分たちの方針をもっと積極的に発信できるようになりたいですね。自分の行動をキッカケに、Incrementsの発信力を強化したいとも思っています。


Y.H:
自分はエイチームのエンジニア文化をつくりたい。エイチームのエンジニア組織の魅力づけと魅力の発信を行い、社外からも注目を浴びるような組織にしていきたいと考えています。まずは、自分が所属する部署の文化づくりから始めて、徐々に全社的に波及させていきたいです。

◆前半の記事
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