コラム

2019/07/03

【社員対談】デザイナー連携の活性化!デザイナー交流イベント『ATEAM DESIGNERSHIP』を開催しました

【社員対談】デザイナー連携の活性化!デザイナー交流イベント『ATEAM DESIGNERSHIP』を開催しました

エイチームには、多くのWebデザイナーが在籍しています。2019年4月25日(木)、各事業部のデザイナーが一堂に会する交流イベント『ATEAM DESIGNERSHIP』を開催しました。イベントはデザイナーたちから大好評。「また開催してほしい」との声が多数寄せられています。今回は、イベントの企画・運営を担当したデザイナー2名に、開催の背景や目的、イベントの内容、エイチームのデザイナーたちの目指す姿などについて語ってもらいました。

■S.Yさん
エイチームライフスタイル クリエイティブ戦略部 大阪デザイングループ所属。前職はWeb制作会社にてデザイナーを担当。企画の上流工程から考えてデザインを行う機会を求めて、2018年3月にエイチームライフスタイルへ転職。現在は、車査定・車買取サイト「ナビクル」のWebデザイナーとしてサービスの成長に貢献している。

■A.Tさん
エイチームブライズ ハナユメ事業本部 マーケティング部 デザイングループ所属。2018年4月に新卒でエイチームへ入社。デザインを通して様々な課題を解決したいと考え、エイチームを志望。入社後は、結婚式場情報サイト「ハナユメ」を運営するエイチームブライズへ配属。「ハナユメ」のサイト改善や「ハナユメフォト」のデザイン担当等、Webデザイナーとして幅広く活躍中。

◆「ATEAM DESIGNER SHIP」とは
開催概要
日 程:2019年4月25日(木)
参加者:エイチームグループに所属するWebデザイナー
    Webデザイナーと共に仕事をする社員

開催の目的

  • エイチームグループのデザイナー間の部門横断的な連携を強化
  • 事業やサービスの成長につなげるべく、ノウハウ・知見の共有

エイチームのデザイナーたちが抱いていた想い


S.Y:
エイチームはITを軸としながらも、ビジネス領域を限定せずに幅広いサービスを展開しているため、各事業部にデザイナーが在籍しています。それぞれ知見やノウハウを持っており、デザイナー同士が連携し、情報共有し合うなど、お互い高め合ってきました。サービスの数が増え、デザイナーの人数も増えてきたことから、事業部の垣根を超え、デザイナー同士の横の連携をさらに強化していきたいと考えていました。


A.T:
エイチームはサービスの数も多いし、それぞれ異なる得意分野のデザイナーが在籍しているので、困ったことがあれば他事業部のデザイナーの方に聞きにいける環境があることはありがたいことです。デザイナー同士の連携が強くなることで、お互いレベルアップできますよね。そのため、各事業部でノウハウや知見を「発信したい」というニーズが高まってきたように感じました。


S.Y:
私が所属するエイチームライフスタイルでも、それぞれのサービスが保有するLPO(※1)の勝ちパターンなどを他事業部へ共有したほうが良いと感じていました。一方で、私の場合、妊娠・妊活サプリECサービス「minorie(ミノリエ)」のWebデザインを担当していた時、結婚式場情報サイト「ハナユメ」を運営するエイチームブライズが得意とするブランディングのノウハウを知りたいと思っていました。


A.T:
私たちのハナユメ事業部でも、エイチームライフスタイルのLPOのノウハウを知りたいと思っていましたよ。また、S.Yさんが言うとおり、エイチームブライズの中でも、自分たちのブランディングのノウハウを他事業部にもっと発信すべきじゃないかという議論がありました。


S.Y:
各事業部の横軸連携を強化することで、デザイナー同士の情報共有やスキルアップを最大化できるかもしれない、そう感じましたね。


A.T:
私のように新卒で入社した社員は、社内にそういった機会と場があるのは嬉しいです。エイチームには先輩デザイナーがたくさんいますよね。他事業部の先輩から知見を得られる機会がもっと欲しいと感じていました。


S.Y:
確かに。新卒入社者にとっては、誰がどんなノウハウや知識を持っているのかもわからない状態かもしれませんね。


A.T:
エイチームグループ全体で1,000人以上の社員がいるので、そもそも顔がわからない社員もいますね(笑)。所属部門を越えてデザイナー同士の交流を活性化させ、ノウハウ・知見を共有できる環境をつくりたいという想いがますます強くなりました。

※1
LPO…Landing Page Optimizationの略。検索エンジンやインターネット広告からWebサイトにアクセスしたユーザーに最初に表示されるWebページ(Landing Page)を、そのページの作成者の意図にもっとも適した形に最適化すること。

エイチームのデザイナーが思う、デザイナーのあるべき姿


S.Y:
お互いを高め合うような健全な競争が行われているのが、望ましい環境と言えるのではないでしょうか。


A.T:
エイチームブライズでも「自分たちの知見をもっと発信していくべきだし、お互いにモチベーションやスキルを高め合う機会をつくりたい」という意見が挙がっていました。


S.Y:
そうやって活性化している状態が社外にも伝わり、世の中のデザイナーが注目するような存在になることを目指したいです。


A.T:
「エイチームのデザイナーらしさ」も発信できるといいと思います。デザイン設計を行う際、一般的には企画者やディレクターが要件定義などの上流工程を考えます。一方でエイチームの場合、デザイナーが事業やサービス、施策の企画に携わることができるため、デザイン設計の上流工程から考えることができます。デザインは課題解決の手段と捉える意識がとても強いですよね。


S.Y:
私がエイチームへ入社して最初に感じたのは、エイチームのデザイナーはデザイナーというよりビジネスプロフェッショナルであるということ。A.Tさんの言うとおり、デザインは手段であるという考え方が強いですよね。その点はまさに「エイチームのデザイナーらしさ」だと言えます。

『ATEAM DESIGNERSHIP』開催決定 その時の想い


A.T:
このような背景もあり、事業部を越えたデザイナーの交流イベント『ATEAM DESIGNERSHIP』を実施することが決まりました。私の上司や他部署のデザイナーの先輩にも相談にのってもらったり、中途入社したデザイナーから「前職の時にこんな場を設けていた」とアドバイスをもらったりなど、実施へ向けての後押しもありました。


S.Y:
この話を聞いたとき、すぐに企画・運営担当に立候補しました。自然に「自分がやろう」という想いが湧いてきたんです。A.Tさんは、どんな経緯で担当になったんですか?


A.T:
上司から勧められたんです。エイチームとして初めての取り組みだったので、貴重な経験ができると思いました。それで「ぜひやりたいです」と伝えたんです。


S.Y:
複数の事業部を横断的にとりまとめる必要がありますし、関わる人も多い。大変だと思う一方で、この企画自体を「デザイン」と捉えていました。この場をどのように組み立てるか、どう動いていくかもデザインであるとの考え方です。


A.T:
私も同じ意識がありましたね。

第1回『ATEAM DESIGNERSHIP』のゴール


A.T:
「各事業部で運営しているサービス、そこにコミットしているデザイナーをより深く知ることで所属チームを越えて交流が活性化されること」。これを『ATEAM DESIGNERSHIP』のゴールに据えました。


S.Y:
デザイナーのみなさんの知見を得て、それをアウトプットするまでをゴールに設定しようとも考えたんですが、今回はその前段階として、まずはお互いを知る場を設けることが大事だと判断したんです。それで、 LT(※2)大会を行いました。3つのチームに分かれて競い合うチーム対抗戦。1チーム6人編成。持ち時間は一人5分。一人ひとりに成功事例や失敗事例をお話してもらいました。


A.T:
優勝チームへのトロフィーも用意しました。また、その場にいた全員がリアルタイムに採点できる仕組みも導入。エンジニアが採点ツールをつくってくれたんです。さらに、入退場を自由にしたことで、突発的に参加した人も採点に参加できるようにするなど、フレキシブルな場づくりを心掛けました。


S.Y:
参加者のモチベーションアップのため、オリジナルのトートバッグも制作しましたよね。LTの最中にタイムラインのようにチャットが流れる仕組みも良かった。オーディエンスの生の声がわかるし、自分の発表が終わった後もみんなの反応や反響が確認できる。BGMのリクエストなんかも飛び交っていました(笑)。大会のあとの懇親会でデザイナー同士が自由に交流している雰囲気もよかったと思います

そして今回のイベントを通じて改めて感じることができたのが、エイチームの人の好さです。自発的に動いていけば、みんながしっかり応えてくれる。「何かしよう」「何かやろう」としている人に対して嫌な顔をする人は皆無です。むしろ、みんな乗っかってきてくれる。


A.T:
そうですね。様々なキャリアを持つメンバーが集まっていますが、「より良くしよう」という意欲については全員が共通で持っていると思います。

イベント当日の様子

※2 
LT・・・Lightning Talks(ライトニングトーク)の略。短い時間で話をするプレゼンテーション。

デザイナーの発信に対する意識の向上


A.T:
イベント開催後にアンケートを実施したんですけど、全体的に嬉しい言葉が多かったですね。前向きな意見も多く、 「もっと話したい」「これからも続けてほしい」「次回は議論がしたい」など、次につながるコメントも目立ちました。


S.Y:
「今回で終わりにしないで続けてほしい」という声は一番嬉しかったですね。また、登壇しなかった人から「次は自分が発表したい」といったコメントをもらいました。発信に対する意識付けをしたいとも考えていたので、その目的も達成できたように思います。


A.T:
私の所属事業部は、以前は自分のスキルやノウハウを発信することに対してやや消極的でした。今回の企画を通して「次は自分が発表したい」と思ってもらいたいと考えていましたが、発信に対する意識は着実に向上したと思いますよ。


S.Y:
意識が向上したのは、発表している人たちが楽しそうに見えたからだと思うんですよね。そういう場を提供できたことにも喜びを感じます。


A.T:
今回のゴールである「各事業部で運営しているサービス、そこにコミットしているデザイナーをより深く知ることで所属チームを越えて交流が活性化されること」。これは達成できたと言えますよね。


S.Y:
はい、言えると思いますよ。

企画・運営を担当して気づいたこと、学んだこと


A.T:
目的達成のためには、裏側で動くことの大事さを実感しました。その気づきは、実務にも活かされています。例えば、「ハナユメ ウエディングデスク」でアドバイザーが接客に使用するツールなどもデザイナーが制作しているのですが、どうしたら使いやすいツールになるだろうかと想像しながら制作を行っています。『ATEAM DESIGNERSHIP』の運営担当として、表に立つ人のことを入念に考えて動いた経験が、そうした仕事につながったんだと思います。


S.Y:
LT大会中に流れたタイムラインは、とてもいいものだと思いました。場を効果的に活性化することができたと思います。目的を達成するために手段を考えることは大事ですが、その手段自体をいかに効果的にするかまで考える。そうすることでアウトプットの質が変わってくることを学びました。私は今、エイチームライフスタイル 大阪デザインチームのリーダーとしてチームをより良くすることを目指しています。それを効果的に遂行するために、アクションだけではなく、メンバーとのコミュニケーションも重視するなど、細部に目を行き届かせるようにしています。

デザイナーのみなさんへのメッセージ


S.Y:
デザイナーとしても、ビジネスプロフェッショナルとしても成長できる会社です。やる気さえあれば成長できますし、その環境をみんなで一緒につくっていくこともできます。絶対に損はしませんよ。


A.T:
様々なキャリアを歩んできたデザイナーが集まっていますが、一人ひとりが得意領域を活かして活躍しています。エイチームグループという一つのグループ組織ではありますが、多くのサービスを展開しているため、自分の得意領域を活かせる場面も多いです。エイチームにはお互いを認め合う、尊重し合う風土があります。だから、どんな人でも楽しく働ける環境になっていると思いますよ。

エイチームでは事業拡大のため、新しい仲間を募集しています。

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