コラム
2019/05/28
【社員対談】社員数1000名を超える組織を「IT戦略」で支える。新部署「IT戦略グループ」の発足の背景と目指すゴールとは?
2019年2月に発足した「IT戦略グループ」。社内へ向けてITを戦略的に提案・実施し、エイチームの成長を推進することを目的に立ち上げた部署です。今回は新部署のメンバー3名に、部署へかける想いや今後の目標、採用したい人物像などについて語り合ってもらいました。
■T.Sさん(写真:中央)
2006年12月、エイチーム入社。以来、携帯電話向けコンテンツの開発や、ソーシャルゲームやスマホ向けゲームの企画・開発、新規事業の立ち上げに至るまで様々な業務を担当。現在は管理部の新部署・IT戦略グループに在籍し、社内インフラの管理・運用・構築などに携わる。
■T.Mさん(写真:左)
前職はSIerに勤務。自治体向けのシステムの導入やサーバの導入・保守等を担当する。企業の成長を実感しながら挑戦できる環境を求めて、2018年9月にエイチームへ入社。現在、新しいセキュリティシステムの導入や認証系システムのリプレイスをメインに担当している。
■S.Kさん(写真:右)
前職ではSEとして様々なシステムの移行や構築を経験。新しい技術へ挑戦したいと考え、2018年9月にエイチームへ入社する。現在はIT戦略グループの一員として、セキュリティ対策ソフトの運用やLinuxシステムの移行を行うなど、新たな領域で腕を振るっている。
エイチームに入社して、事業スピードの早さに驚く
T.M:
入社前にエイチームに抱いていた印象は、事業スピードが早い会社であること。実際に入社してみて、想像以上の早さに驚きましたね。意思決定が早く物事がどんどん進んでいく。正直、最初はついていくのが精一杯でした(笑)。
S.K:
同感です。社内システムもどんどん変化していきますよね。最新のシステムも早めに導入するなど、スピード感があります。
T.S:
私はエイチームに入社して13年目になりますが、二人が言うスピードの早さをずっと感じてきました。例えば、私が入社した2006年頃は社員数50名ほどの規模でしたが、今は1000人を超えるまでに成長しています。拠点数も増えていますよね。成長が早い分、社内インフラの整備もスピード感をもって対応しなくてはなりません。同じネットワークでも物量が増えたり、遠隔地とつなぐ必要が生じたりすることで、それまでには予測できなかったことが起きる可能性も出てきます。そんな中、エイチームでは社員が快適な環境で仕事ができるよう、リスクを検知する仕組みを導入するなど最適な社内インフラを整え続けてきました。
T.M:
社内システムを整える組織も柔軟に変化してきたんですよね。
T.S:
はい。「情報システムグループ」「総務・システムグループ」「ITシステムグループ」など、柔軟に組織が変化し、様々な役割を担ってきました。常にそのときの最善・最適を実施できる組織づくりを行ってきました。そして、昨年、組織体制の見直しを行うことになったんです。
S.K:
2018年12月、部署外のメンバーも交えて、全員でディスカッションをしました。
T.M:
丸一日かけて行いましたよね。まずは課題の整理から始まりました。
朝から一日かけて話し合い、新部署の課題と目的を設定
T.M:
私が課題として挙げたのが、人員体制の強化。人員不足が原因で、やるべきことに手が回らない状況が生まれていました。その状況だと後から問題が発生するリスクもあるんですよね。例えば、サーバの老朽化を早めに対応しないとサーバは止まる。結果、全社の業務が止まる。そんな事態が起こるのを避けたかったわけです。
S.K:
私が掲げた課題はセキュリティの強化です。組織や社員数の拡大による強化はもちろん、各事業部が展開するサービスの成長を考えても、セキュリティの大切さを改めて全社に啓蒙すべきだと感じました。
T.S:
以前は比較的少人数の部署で対応していました。人数が少ないと、どうしても属人化してしまうんですよね。今は平準化できる体制になり、チームで動けるようにもなりました。一人ひとりがプロフェッショナルでありながら、チームで動ける体制をますます強固にしていく必要があると考えています。また、工数の削減も課題です。エイチームには毎月10名を超える中途社員が入社してきます。事業スピードが早いので組織変更や異動も多い。その度に、社内システムも変更や更新を行う必要が生じます。その対応に工数がかかるとエイチームのスピードについていけません。その他、会議では様々な課題が出ましたが、課題を解決するためにIT戦略グループとして以下の2軸で目的を明文化しました。
課題を解決するためにIT戦略グループとして掲げた2つの目的
【エイチームグループ全社員のために】
システムによってエイチームグループの成長と全社員の業務スピード向上と効率化を実現する
【IT戦略グループの一員として】
全社員から必要とされ、一人ひとりがプロフェッショナルとして自分の仕事に誇りを持ち個人の夢を実現する
全社のために戦略的に提案する部署でありたい。
T.M:
私たちは事業部ではなく管理セクションですので、売上に直接貢献することはできません。ですが、事業部が業績を上げることに専念できる環境を整えることによって間接的に貢献することが、私たちIT戦略グループの務めだと考えています。管理セクションに関わる業務の効率化を図り、事業部にはやるべきことに集中してもらう。IT戦略グループの目指す目的にはそんな想いが込められています。
S.K:
そのためには自動化ツールを全社的に導入するなど、私たちができることはまだまだあるはずです。
T.S:
自分たちの業務を効率化・自動化することも有効です。工数を削減できれば、先を見据えた案件にも着手できる。さらには、自部署の効率化のノウハウを全社にも展開できます。「全社のためになりたい」と、グループのみんなが同じ想いを持っています。その根底にあるのが、エイチームの理念「みんなで幸せになれる会社にすること」、「今から100年続く会社にすること」です。
S.K:
全社のためになることを徹底するスタンスは、エイチームならではですよね。
T.M:
私がエイチームに入社した動機の一つが、会社の成長を実感できる会社で働きたいというもの。会社に貢献することを目指すIT戦略グループの目的は、私自身の考え方にもフィットしています。
T.S:
私たちは、IT戦略グループの一員として、働く社員みんなにとって、必要とされる存在でありたいと考えています。全社のためにといっても、依頼されたことだけをやるのではなく、自ら戦略的に改善案を社内に提案していきたい。そんな企画提案型の部署にしたいですね。IT戦略グループという部署名にも、“IT”を戦略的に提案・実施・運用していく部署でありたいという想いを込めました。
エイチームグループの成長を先取りしていくIT戦略を
T.M:
これからもエイチームは成長を続けていきます。社員の数も増えていくでしょう。成長に合わせてシステムをつくり上げていくのではなく、成長を先取りした提案をしていけるような部署にしていきたいですね。
T.S:
はい。例えば、セキュリティについても、ウイルスが検知されたから対応するのではなく、ウイルスかどうかを含めて不正な動作の予兆を検知する環境を構築してしまう。常に先回りをして、全社員が当たり前に仕事ができる環境をつくり続けたい。今、IT戦略グループは3つのセクションに分かれています。サーバやネットワーク、セキュリティの管理・推進を行うインフラセキュリティ部門。会計・人事システムなどの社内システムの業務改善・最適化を行うIT企画部門。入退社の処理や社員からの問い合わせ対応などで社員の業務改善・工数削減・問題解決を行うIT推進部門。それぞれがプロフェッショナルとして専門性を高めつつ、連携を取りながら、設定した目的を達成できる組織を目指していきたいですね。
IT戦略グループの一員として、個人的に意識していること
T.M:
事業部の社員の工数をできる限り削減したいと思っています。こちらから何かを依頼するときも、手間を減らすことができるよう、わかりやすい表現や手順で伝えることを意識しています。また、私たちIT戦略グループは管理部に属していますが、決して「管理」する立場ではなく社員に寄り添うスタンスで接するようにしています。
S.K:
全社に関わる機会が多い仕事です。1000人とコミュニケーションを取るのは難しい。各事業部・部署の中で誰と連携すれば効率良いコミュニケーションが図れるのかをいつも考えています。
T.S:
私たちの部署の存在意義を常に考えながら仕事をしています。自社に管理セクションがあることで、各事業部のみなさんがそれぞれの業務に専念できる環境が整い、結果的にサービスを最適な状態でユーザに提供できます。さらに、事業部と管理セクションの距離が近いことで、業務連携の融通も利きますし、レスポンスも早い。会社や事業のことを熟知している私たちであればサービスの最適化も可能です。エイチームマインドである「なぜできないかをうまく説明するのではなく、 どうしたらできるのかを考える」ことも一緒にできます。個人的には、そんなことも意識しています。
IT戦略グループの新メンバーとして迎え入れたい人
T.S:
一緒に働きたいと思うのは、やはりエイチームの経営理念に共感できる人です。
S.K:
それは大前提ですね。あとは、前向きな人。新しい部署ですので、困難にぶつかってもチャレンジできる人なら活躍できると思います。また、最新技術をどんどん取り入れていたり、情報を収集したりする積極性もほしいです。
T.M:
新しいことに意欲的に取り組む方と働きたいです。最新技術はもちろん、自分が取り組んだことがないものにも果敢に挑戦できる姿勢が大切だと思います。私自身も入社当時はわからないことが多かったです。でも、そのまま放置すると、ずっとわからないまま。実際にやってみることで初めて、知識やスキルは身についていくと思います。とりあえずやってみる、という思い切りがほしいですね。また、周りと共有しながら、チームで前進できる姿勢も求めます。一人で問題を抱え込むと解決するまで時間がかかりますし、事業も前へ進みません。問題が発生したらすぐに共有し、みんなで考えながら解決に向かうのがエイチームの仕事の進め方です。
S.K:
そうですね。情報は積極的に共有してほしいし、発信もしてほしい。自分が取り入れた技術を自分だけに留めてはいけません。チームの最適化を意識して、周りの人のことも考え、みんなに共有できる人が理想です。
T.S:
エイチームには、仕事を進める上で「自分」が主語になる人はいません。「自分がこうしたい」ではなく、常に全体最適を考え、全社的な影響に意識を向けられる人だと嬉しいです。
エイチームに入社して、手に入れたもの
S.K:
コミュニケーションする人の数が一気に増えたおかげで、以前よりも調整力が備わったように思います。また、入社前から望んでいた新しい技術領域にもどんどん挑戦できています。エンジニアとしての成長感はありますよ。
T.M:
対応する領域が幅広いので、色々なスキルが身につきましたね。もともと一つのことを集中してじっくり行うタイプでしたが、様々な対応を同時進行で行う機会が増えたことで、複数のことを並行して行えるようにもなったと思います。
T.S:
エイチームは企業としての成長や事業のスピードが早く、変化も多い。事業の領域も広く、組織の数も多いです。そのような状況で社内システムの管理・運用を行うことで、幅広い技術やスキルが備わっていきます。エンジニアとして、ビジネスパーソンとして成長していける会社です。私自身も、エイチームに入社して大いに成長できたと実感しています。
IT戦略グループマネージャーよりメッセージ
2019年2月より、ライフスタイルサポート事業から、IT戦略グループに異動し、現在マネージャーを務めています。異動したばかりの頃、「一人ひとりが信頼でき、高いプロ意識をもったチームだ!」と、とても驚いたことを覚えています。
当事者意識が高い組織でしたので、トップダウンでなく、ボトムアップで仕事を進めたほうが、みんなが楽しくやりがいを持って、グループ全社に貢献できると確信しました。以後、方針や施策を決める場合は、必ず「みんなで考える」スタイルで仕事を進めています。
みんなで考えることにより、ずっと良いアイデアや提案があがってきます。スピード感を持って、業務が進んでいる実感があります。私自身マネージャーとして、日々の成長が求められます。グループのみんながより発案・発言しやすい環境を提供したり、ミーティングをスムーズに進行できるようファシリテートやアドバイスなどサポート的な役回りに磨きをかけたりなど、みんなの成長スピードに負けないよう頑張っています(笑)。
エイチームには「みんなで経営について考えること」という文化が根付いています。IT戦略グループのみんなは、日々の業務で常に「経営」を意識し、実践しています。だからこそ、施策や改善の取組みに対し積極的に意見を交わすなど、お互い認め合う文化を大切にしながら、風通しのよいチームが実現できるのではないかと思います。今回のディスカッションを聞いても「エイチームらしいグループだな」と、改めて実感できました。今後もみんなと一緒に会社全体にとって必要な事を考えて、取り組んでいきたいと思います。
<6/19(水)in名古屋>
Ateam Corporate TECH MeetUp 開催決定
エイチームの社内システムの運用・保守を担うIT戦略グループのエンジニアより、交流&勉強会を開催します。コーポレート部門の社内SE ver.のイベントは初開催となります。
1000人規模のエイチームグループを支える社内システム部門のエンジニアがどのように基盤づくりに取り組んでいるのか、またSIerからエイチームの社内SEに転職した入社4ヵ月目のエンジニアの話など、社内インフラに関わるあれこれをお話します。
開催概要
日程:2019年6月19日(水)
時間:19:30~21:30 (19:15~受付開始)
場所:株式会社エイチーム 名古屋本社
名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング32F
最寄駅:名古屋駅全線と地下で直結(地図)
参加申込
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※参加費無料
採用強化中
エイチームでは事業拡大のため、新しい仲間を募集しています。
IT戦略グループでは下記4職種において採用活動を強化しています。