コラム

2022/03/15

【職業講話】瀬戸市立にじの丘学園7・8年生40名に講演しました

【職業講話】瀬戸市立にじの丘学園7・8年生40名に講演しました

エイチームは東海地区のIT企業として、日ごろより地元中学生、高校生の職場訪問の受け入れや、地元の学校に出向いて職業講話を行なっております。

2022年1月28日(金)、瀬戸市立にじの丘学園を訪問しました。同校は例年、キャリア教育の一環として「職場体験」を実施しています。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、生徒が企業に訪問する「職場体験」を中止し、校内に企業で働く社会人を招いて職業講話を開催しました。今回の職業講話を通して、仕事内容などをお話することで、働くことについて考え、自分の将来をイメージするきっかけをもってもらうことを目的としています。

エイチームコマーステックのデザイナーによる講演

自転車専門通販サイト「cyma-サイマ-」とペットフードブランド「Obremo(オブレモ)」を運営する株式会社エイチームコマーステックに所属するUI/UXデザイナーS.M.さんが講演しました。現在の仕事に就くきっかけやチームで働くことの大切さなどをお話しました。

エンジニア志望からデザイナーを目指して

私はもともとエンジニアを志望していました。大学生時代は出身地である愛知県の大手自動車メーカーでインターンシップに参加するだけでなく、世界的なIT企業が集まるサンフランシスコのシリコンバレーで様々な職場体験をしました。その体験から、エンジニアではなくデザイナーの方が自分のやりたかったことだと気づきました。

当時、デザイナー職は絵を描いて手を動かす職種だと思っていました。しかし、インターンシップを通して様々な職種の方々と働く中で、デザイナーの仕事は絵を描くというより、サービスの質を向上させるために、ユーザーやチームメンバーとのコミュニケーションを設計したり、定性/定量データから企画やアイデアを考えることが多いことに気づきました。デザインの力を主軸に、ビジネスをどのようにグロースさせるのか、プロジェクトを円滑に進めるのか。デザインの仕事の幅の広さと奥深さに魅力を感じました。私はコミュニケーションや正解のない領域へチャレンジすることが好きなので、エンジニアとして仕様に沿ってコードを書き続ける仕事ではなく、デザイナー職の方があっていると気づくことができました。「知らないこと」は職業の選択肢を狭めてしまいます。学生のうちから様々なことに興味・関心を持ち、気になったものは深く調べ、理解を深めるようにしてください。知識が増えると選択肢の幅が広がります。ぜひ、視野を広げて、物事を選択してみてください。

仕事にはチームワークが大切

様々な職種の人たちが関わりながら1つのサービスを運営しています。わかりやすく説明すると、事業において必要なことを最終的に意思決定する「事業の責任者」、テレビCMやインターネット広告などあらゆる手段を使って世の中に広める「マーケター」、マーケターと議論をした施策をもとにデザインツールを利用してクリエイティブを制作する「デザイナー」、デザイナーが作った絵をもとにプログラミングをする「エンジニア」、協力会社や提携企業と交渉・折衝する「営業」など、複数の職種の方々が協力し合って事業が成り立っています。

中学生のときにやっておいたほうがいいこと

学生時代にやっておいてほしいことが2つあります。
1つ目は「なぜ勉強するのか」を自分の中で言語化してみてください。勉強の目的が明確化することで、学習に対して能動的に取り組めると思います。また、自分に合った勉強方法を見つけやすくなります。

社会人になっても勉強しなければならないことはたくさんあります。しかし、勉強できる時間は学生時代よりとても少なくなります。そのため、学生のうちに自分に合った勉強方法を見つけてほしいです。

2つ目は左脳と右脳を鍛えることです。左脳は言語や計算力、論理的に物事を考えるときに働きます。一方で右脳はイメージ力や想像力を司る脳です。働くうえで、物事の道筋を立てて考えることや、想像力を働かせて何かを決める場面は多くあります。年齢を重ねていくにつれて、「左脳派」「右脳派」のどちらかに分かれてくるとは思いますが、苦手な領域にもしっかりトライして、柔軟に物事を考えられるようになることが大切です。

今回の職業講話と通じて、将来の仕事や進路について考えていただくきっかけになればと思います。また、エイチームの事業や働き方についての理解も深めていただき、より身近なものとしてIT産業やIT関連の仕事へ興味・関心を持っていただくことを期待しております。

エイチームはこれからも職業講話等の活動を通じて、地域社会への貢献に努めてまいります。

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