コラム

2022/01/13

【社員インタビュー】チームも自分も照らすことで「少し先の未来を想像しわくわくできる」。エンジニアだからこそ、問題解決するために大事にしていること

【社員インタビュー】チームも自分も照らすことで「少し先の未来を想像しわくわくできる」。エンジニアだからこそ、問題解決するために大事にしていること

エイチームが大切にする価値観“Ateam People”を体現する社員に話しを聞く連載シリーズの第4弾は、エイチームライフスタイルでエンジニアとして働くH.T.さんです。2015年に中途入社後、様々な事業部にて開発・運営・マネジメントを通して会社や事業の成長の一翼を担ってきました。チームも自分も照らすことで、「少し先の未来を想像しわくわくできる」とH.T.さんは語ります。エンジニアを志したルーツや、働くなかで大事にしている考えについてお話を聞きました。

エイチームライフスタイル CTO室 H.T.さん

2015年にエイチームへ中途入社。エイチームライフスタイルCTO室に所属。入社後は、金融メディア事業のカードローン比較サイト(現・ナビナビキャッシング・ナビナビカードローン)の開発・運営、女性の体調管理アプリ「ラルーン」の開発・リニューアルを担当。その他にも、エイチームライフスタイル全社のサーバインフラ管理、チーム運営やメンバーマネジメントを経験。子会社を超えて、エイチームグループの他の開発組織との連携にも取り組む。開発メンバーへの技術相談や開発サポートも実施。エイチームライフスタイル全社で、AIやクラウドサービスなど自社で導入していない技術の研究開発を実施。現在は、組織・事業再編に伴う基幹システム統合の研究開発、各事業の技術相談、技術導入のサポートを実施。

作ったものを、使ってもらえる喜びを実感

環境に恵まれ、モノづくりにのめりこんだ幼少期

小学生の時にプログラミングの本を読んだ時から今までずっと、モノづくりをしています。理由は、自分の作ったものが、誰かに使ってもらえ、役立ててもらうことが、私自身の喜びにつながると実感したからです。これほどまでモノづくりを続けることができたのは、環境にもとても恵まれていたからだと思います。

私の育った地域では町営のケーブルテレビを通じた政策として地域全体で「IT化」を推進していました。IT支援センターという施設にパソコンが20台近く設置され、その地域の人は誰でも無料で自由に利用することができました。そこでプログラミングを学んだり、子供たちにパソコンを教える日々がとても楽しく、将来はIT技術の道へ進みたいと思うようになっていました。

新卒で入社した会社は、フィーチャーフォン・スマートフォンのゲーム開発を行っていました。とにかく裁量が大きく、エンジニアでありながら、ゲーム内イベントの企画や運営といった企画業務、広告出稿の管理、東京ゲームショー(TGS)でのイベント出展など、マーケティング業務まで幅広く任され、やりがいをもって業務していました。

経営方針に共感できる会社を求めて転職

しかし、長期的なゲーム運営を想定したとき、会社として収益を生み出し続けなければ、次の挑戦はできません。そのためには、長期目線での事業戦略、収益性が見込める事業運営などが必要です。経営について考えたとき、経営方針に共感できる会社で働きたいと思い、転職を考えるようになりました。

エイチームについては、新卒の就職活動で面接を受けていたので、すでに認知していました。強い入社希望もあったのですが、その時は不合格でした。ですが転職を決意したときは、できることも増え、自分のスキルや経験に自信がつき、改めて憧れていたエイチームで働きたいという思いから面接を受けました。内定をもらった時はうれしかったです。「何をして貢献していこう」と、すでに働く意識に向いていました。

エンジニアだからこそ「学び続け」ながら問題を解決する

問題解決に注力するために、作業者にならないよう心がける

先ほどもお話ししましたが、私の幸せに感じることの1つは「誰かの役に立つこと」です。「役に立つ」には、「手が足りてなくて助かった」ものもあれば、「根本的に問題が解決されて助かった」ものもあると思います。自分自身「根本的に問題が解決されて助かった」と思ってもらいたいですし、携わるのであれば「エンジニア」だからこそ問題解決をしたいです。

問題解決に注力するためには「作業者にならない」ことが大切だと私は考えています。

依頼されたものを何も考えず作るのではなく、本当の目的を考える

例えば、チームメンバーから「エクセルの集計を自動化してほしい」と依頼があったとします。まず私は「自動化を通して何を行いたいのか」「何を解決したいのか」など、依頼の本当の目的を知ろうとします。

掘り下げて聞いた結果、目的が「集計済みのグラフを毎日見て施策の調子がいいか悪いか判断したい」だったと仮定しましょう。そこで初めて何をどうやって作るかを考えるのです。この目的を達成するためには判断材料が揃えばいいわけで、もしかしたらエクセルどころかグラフも必要ないのかもしれません。

このように、依頼されたものを何も考えずそのまま作るのではなく、何を解決したいのかを考えることが「エンジニア」だからこそ問題解決する上で大事なことだと思っています。エイチームではエンジニアに限らず「作業者にならないように/させないように」と言われることが多く、どの職種だろうと考えることは常に求められると思います。

また、問題解決する引き出しを増やすために、“Ateam People”にもある「学び続ける」ことがすごく大事です。エンジニアは一生涯において学び続けることが必要だと思っています。業界的にも変化が激しいですし、どんどん新しい技術が出てきます。そのために工夫しながらインプットを行うようにしています。

まず、情報が勝手に入ってくるようにします。SNSで有名な技術者をフォローしたり、サイトのトレンドをルーティンとしてみます。見るだけではわからないことも多いので、新しい技術を試す時間を業務と業務外それぞれとっています。業務では、影響範囲の小さいところで挑戦し、うまくいけば横展開していきます。業務外では趣味で身の回りの課題解決をして技術に触れる時間を取っています。

学び続けることが苦手な人は、「勝手に情報が入ってくる仕組みを作る」を継続してやってみてください。いつの間にか情報がストックされ、業務でも使えるようになると思いますよ。

チームも自分も照らすことで、「少し先の未来を想像しわくわくできる」

チームを照らすために、「明るく前向きな発言をし続ける」

公私問わず物事が調子良く進むとき、進まないときはたくさんあります。その状況下を乗り越えるために、私は「チームを照らすこと」「自分自身を照らすこと」を心掛けています。そうすることで「少し先の未来を想像しわくわくできる」状態が実現でき、物事を前に進めていくことができると思います。

チームを照らすためには、「明るく前向きな発言をし続ける」ことを大事にしています。自身の経験からたどり着いたのですが、「ラルーン」のリニューアルを担当していた際、組織体制が変化し、トライアンドエラーを繰り返す毎日でした。正直すごく悩みました、今思い返してもとても大変な日々でした。その中でも前に進めていくことができたのは、チーム一丸で常に明るく、前向きな発言をし続けてきたからだと思っています。

大事なことは、チームも自分も褒めること

前向き発言にはたくさんありますが、私は「褒めること」を大事にしています。チームメンバーが何かを達成したとき、新しいことに挑戦したとき、精一杯褒めます。そして自分自身がうまくいったときも、メンバーに積極的に共有します。そうすることで、できたことへの達成感が得られ、自信がつき、次の行動につながります。毎年行われている全社表彰式「Ateam AWARD」の受賞者の共通点においても、どれだけ大変な状況下でも「明るく、楽しく、元気よく」といったマインドがベースにあると感じました。自分だけではなく、「明るく前向きな発言をし続ける」ことは全社で大事にしている考え方だと思っています。

自分を照らすために、着実に不安要素をつぶしていく

自分を照らすためには、着実に不安要素をつぶしていくことが大事です。不安なことには、「具体的な不安」・「漠然とした不安」の2種類があります。具体的に不安なものは不安要素を徹底的に洗い出し、つぶしていくことで不安は解消もしくは軽減されます。漠然とした不安は気合です。やるしかないのです。(笑)

2021年8月に主催した「全社LT大会」がまさしく、不安だらけの挑戦でした。1,000名以上の全社を参加対象としたLT大会は初めての試みでしたので、本当にうまくいくのか、どの程度の人が価値を感じてもらえるのか、不安でいっぱいでした。ですが、チームには前向きな発言をし続け、不安要素を徹底的につぶして、当日に臨みました。

うまくいかない時、不安な時も「明るく、前向きな発言をし続け」、「着実に不安要素をつぶしていく」、後は気合を入れ臨むことで、自分もチームも「少し先の未来を想像してわくわくできる」と物事を前に進めていくことが出来ると信じています。

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