コラム

2021/11/10

【社員インタビュー】キャリアの選択肢を広げるために自ら異動を決断!決断を後押したポジティブな考え方はこうして生まれた

【社員インタビュー】キャリアの選択肢を広げるために自ら異動を決断!決断を後押したポジティブな考え方はこうして生まれた

自分で考えて決断することは、ビジネスパーソンに求められる大事な要素の一つです。今回のテーマは「決断」。今回は、エイチーム引越し侍が展開する「ファインドプロ」の事業責任者Y.S.さんにインタビューしました。これまでどんな決断をしたのか。どのように決断に至り、決断によって何がどう変化したのか。ご自身の辛い経験談も交えながらお話ししてもらいました。

エイチーム引越し侍 新規事業開発部 部長 Y.S.さん

岐阜県中津川市出身。アパレル販売員、営業職を経て、2013年にエイチームブライズに入社。店舗でのアドバイザーを経験した後、東海エリアの企画営業職として活躍。その後、関西エリアの責任者、全国の営業を統括するポジション等も担当する。2019年、社内のジョブポスティング制度を利用してエイチーム引越し侍へ異動。現在は、新規事業「ファインドプロ」の事業責任者として活躍中。

「家族の幸せ」のために。キャリアの見直し

「エターナルゾーン」のラッピング広告に遭遇

新卒でアパレル企業に就職して販売職を経験した後、営業会社に転職して営業職に就きました。でも、仕事のスタイルや会社の考え方が自分には合わず、再び転職を考えるようになったんです。

実は学生時代、エイチームのゲーム「エターナルゾーン」のユーザーでした。転職に悩んでいたとき、たまたま「エターナルゾーン」の広告が掲載された電車に遭遇したんです。その瞬間、「そういえば、エイチームって名古屋の会社だったよな」と、転職先として意識をするようになりました。

エイチームのことを調べていく中で、特にピンと来たのが経営理念。挑戦できる環境で新たなキャリアをスタートさせよう、そうして転職を決意しました。

ビジネスパーソンとしての基盤を築いた「ハナユメ」営業の時代

エイチームの様々な事業の中でも、ブライダル事業を展開するエイチームブライズを志望しました。これまでの接客や営業の経験を生かせると感じたからです。また、人々に幸せをお届けする提供価値の高いサービスであるとも感じました。

入社後はウエディングアドバイザーとしてウエディングデスクでの店舗勤務を担当。複数の店舗を経験してから、東海エリアの企画営業を担当するようになりました。

その後、マネージャーとしてグループを任され、関西エリアの責任者、大手企業を専門に担当するグループの立ち上げ、全国の営業の統括など責任あるポジションで経験を積むことができました。

キャリアの選択肢を広げる社内異動制度「ジョブポスティング」

エイチームブライズに入社して5年が経ち、本当に様々な経験を積むことができました。充実感ある仕事の中で、エイチームグループにとって必要とされる人材であり、貢献し続けられる人材になるため、「営業職」という職能に捉われず、活躍の場を広げたいと思うようにもなりました。

また同時に、自身の将来的なキャリアにおいても、これまで経験したとがない領域に挑戦することで、キャリアの選択肢を広げたいと思うようにもなりました。

自分自身は将来どのようなキャリアを築きたいのか。何のために働くのか。マネジメントのコンサルティングを受ける中で「モチベーションの源泉」と「将来のビジョン」をじっくり考えたことが、キャリアを見直す大きなきっかけになりました。

改めて、自分自身の働く目的について考えてみました。そうすると、「家族の幸せ」という源泉にたどり着いたんです。家族を幸せにするためには、お金を稼がないといけません。お金を稼ぐためにはキャリアアップをしないといけない。その過程にはきっと辛いこともたくさんあるだろう。そうであるならば、楽しみながらできるほうがいい。そのように考えていった結果、自分が一番楽しんでできることに挑戦しようと決意したんです。

新規事業の立て直しに挑戦すべく異動を決意

自分が一番楽しんで挑戦できると思った事が、伸び悩んでいる事業やサービスを立て直したり、成長させたりすること。課題があるサービスで、かつ、ブライダルとは異なる業態で新しいチャレンジがしたいと考えました。そのときに注目したのが、リリースされたばかりだった出張訪問サービスの検索・予約サイト「ファインドプロ」。この新しいサービスを成長させたいと考えたんです。

ジョブポスティング制度を利用して、「ファインドプロ」を運営するエイチーム引越し侍へ応募をしました。当時の上司も、妻も、私の挑戦を応援してくれました。2019年4月、希望が叶ってエイチーム引越し侍へ異動。一般社員から再スタートでした。

事業責任者としてのミッション

「ファインドプロ」の事業責任者へ

エイチーム引越し侍に異動後は、「ファインドプロ」を運営する新規事業開発部に配属されました。各職種のメンバーが活躍していましたが、マネージャーが不在の組織だったんです。

マネージャー目線の役割を意識して、全体の管理や部長とメンバーのハブの役目を務めるようにしていました。異動から4ヵ月後にマネージャーに昇格。昨年の11月に部長になり、以来「ファインドプロ」の事業責任者を任されています。

3年目は勝負の年

現在は、サービス全体の管理や各セクションの最終決裁、事業戦略の立案などを主に行っています。「ファインドプロ」はリリースして3年目を迎えました。まだ投資フェーズではあるものの、これまでの2年で堅調に成長をしてきました。とはいえ、会社から期待されているようなブレイクスルーには至っていません。

今年が勝負だと思っています。これまでの学びを活かしながら、様々な挑戦をしています。やったことがないような取り組みも増えてきましたし、取り組みの規模も大きくなってきました。未経験のチャレンジも多く、その分投資もするので事業責任者としは責任を感じています。しかし、漠然とした不安がある一方で、こうした挑戦をやりたくて異動をしたのでワクワクもしています。

大きな転機となった病気との闘い

薬を手放せない辛い日々

敢えて厳しい環境に身を置こうとしたり、厳しい状況を楽しんでワクワクしたりなど、私はポジティブに考える傾向にあります。でも、もともとポジティブであったかというとそうではありません。自分の考え方をポジティブに変える決定的な出来事があったんです。

昔、営業をやっていた頃、病気で倒れて救急車で搬送されたことがありました。精神的な部分が主な要因となる病気です。その後、1~2ヵ月は薬に頼る日々が続きました。発作が起こって電車やバスを途中下車して薬を飲むこともありました。辛い日々が続く中、「このままではいけない」と思い始めたんです。何よりも考えたのは家族のこと。妻や子どものためにも、自分が倒れるわけにはいかない。薬に頼る生活を抜け出さないといけない。そう考えるようになりました。

ポジティブな考え方への変化

辛いことは辛いと思うと、ますます辛くなる。負荷が増えていってどんどん病んでいく。そうしたことを客観的に捉えて、自分がどうしていくべきかを考えました。

たどり着いた結論は「概念を変えてしまおう」というもの。考え方をポジティブに捉えられるようにガラリと変えてしまおうと考えたんです。もちろん、簡単に変えられたわけではありません。自分をコントロールできるようになるまで数か月の期間を要しました。病気で苦しんだ経験をしたからこそ、大きく変化できたのかもしれません。

それ以来、大事にしている考え方の一つが芯を持つこと。軸を一つ決める。軸を決めたら、それを徹底してやる。最後までやり切る。それを信条として、日々仕事をしています。

社内異動の申し出は、大きな決断だった

決断までの迷いと、得られた成長実感

エイチーム引越し侍への異動は、とても大きな決断だったと思います。挑戦するという気持ちに迷いはありませんでしたが、当時は営業の責任者でもあったので、組織の運営、業績への影響、部下の育成など…気がかりは尽きませんでした。

しかし、周りが背中を押してくれたこともあり、新たな職務に挑戦することができました。不安がなかったわけではありません。実績も経験もない領域で、自分の力がどこまで通用するか未知数でした。決断した以上は腹を括りました。

この決断は、自分の成長にもつながりました。「ファインドプロ」は新規事業で組織も「ハナユメ」ほど大きくありません。多職能がとても近い距離で仕事をしているため、サービス全体が把握しやすくなりました。

最初はわからないことばかりでしたが、自分で勉強したり、周りのメンバーに聞いたりしながら、少しずつ新しい知識を身につけていきました。ゼロから一つひとつ覚えていくことは大変です。しかし、何かを身につける度に自分のビジョンへ向かって前進しているとも言えます。多少苦しくても、その度に経験値が積みあがっていくと考えれば問題ないと考えています。

決断できない人へのアドバイス

決断は人生における武器を増やす

自分の責任で決断をして実行したことは、大なり小なり、成功や失敗となって返ってきます。それを振り返ったときに、失敗だったら次の糧にすればいい。成功だったら自信にして推進力を上げていけばいいと思います。

成長するためには決断は重要です。決断をすればするほど、人生における武器が増えていくと思います。また、キャリアを形成していくためにも決断は必要になってくるはずです。私の場合も、エイチーム引越し侍への異動を決断しなければ、自分の思い描いたビジョンへ向かうことはできませんでした。

大切なのは自分自身を認識すること

決断をするために必要なのは、自分を認識すること。自分が「今、やりたいこと」「モチベーションの源泉」をちゃんと理解することが大切だと思います。

まずは自分にとって「何が一番大事なのか」を深掘りすることからスタート。そうすると、その大事なものに向かうために何をやるべきかが出てきます。3年後、5年後はどうなっていたいのかというビジョンも見えてきます。

できないことを積み上げて行くので苦しい旅にはなるかもしれませんが、やると決めたことをやり切る。自分が一番大事なもののために、決断をしていく。そうしたことが必要なのではないでしょうか。

これからの目標

目下の目標は、「ファインドプロ」を成功させること。将来的には、複数の事業をまたいで、成長に苦労している事業やサービスを引き上げていく役割を担いたい。エイチームを大きくするために、複数の事業に影響を与えられるような仕事をしていきたいです。伸び悩んでいる事業やサービスがあったときに、自分が力を発揮することができれば楽しく働けると思います。

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