積立NISAのポートフォリオの見直し

竹内 美土璃

2022-12-12

ステラさん、お問い合わせありがとうございます。 現在、つみたてNISAで1銘柄を買われているということですが、投資の格言で「卵を1つのかごに盛るな」というものがありますがご存じでしょうか。 1つのかごに卵を全部入れると、そのかごを落とした時に卵が全部割れてしまう。だからかごを分けて入れましょう！という意味です。 それを相場に例えると、1つの相場が下がってしまったら、すべてが値下がりしてしまいます。 だから、違う値動きをする商品に分けることによって、リスクを軽減していきましょう！ということなのです。 相場の見極めはプロでも難しいものです。 だから私たちは複数のかごに分けて保管し、安定した資産運用をしていきたいものです。 かごの種類は、少なくとも債権と株式に分け、さらに日本と世界に分けると4つに分けられます。 このような資産クラスで分けるようにして保有したいですね。 もし、ステラさんのお選びの商品が、世界に分散されたバランス型の投資信託だった場合、1本で分散されたものなので、それだけでも大丈夫ですよ。

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林 智慮

2022-12-12

どの銘柄、どの地域がいつも良いかは分かりません。つみたてNISAは、買い入れ中の上昇や下落を気にせずに積み上げていきます。 つみたてNISAでの運用を、たった１本のファンドで大丈夫なのかと心配されていらっしゃいますが、保有されているファンドが、特性の異なる複数の銘柄、地域の通貨や商品を組み合わせた複合資産型のバランスファンドであれば、リスクを抑えた運用を続ける事ができます。 年齢やリスク許容度、運用目標などからポートフォリオを決めます。 株式の割合が大きいと、株価変動リスクをまともに受けます。リスクを抑えたい方にとっては、株価の暴落時にも動きがマイルドの複合資産のものがストレス無く続けられます。 しかし、リスクを抑えるということはリターンも抑えてしまいます。株価の回復を待てる時期なら、リスクを取ってでも大きなリターンを得ることも可能でしょう。株式の割合が大きいファンドにするか、株式ファンドを加えるなど、株式のファンドの割合を多くします。ただ、その場合は下落時に売却することは避けたいので、残り期間が数年の状態でタイミングを見て売却していきます。 （参考） 金融庁　NISA特設ウエブサイト　投資の基本 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html 金融庁　金融モニタリングレポート https://www.fsa.go.jp/news/27/20150703-2/02.pdf

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