NISA、つみたてNISAのメリットどデメリット
男性30歳既婚/子供なし
年収:300万円
貯金・資産:226万円
相談内容:NISAの 運用相談
そもそも今始めるべきか、メリットデメリットは何なのかとあわせて詳しく知りたい。おしえてください。
回答一覧
- 加藤 桂子
2022-12-12
一般NISA、つみたてNISAともに国が用意した非課税の資産形成のための制度です。 この制度を利用せずに通常の課税口座で資産運用をした場合、運用益に対して20%の税金がかかることになるので、一般NISA、つみたてNISAともに資産形成をする上ではぜひ使っていただきたい制度です。長期で運用することで複利の効果(運用で得た収益を元本にプラスして投資することで利益が利益を生み、ふくらんでいく効果)が大きくなりますので、運用をスタートするのはできるだけ早い方がいいでしょう。 それぞれのデメリットとして、一般NISAは非課税期間が5年間と短いこと、また、つみたてNISAは非課税期間が20年と長いものの、上限額が40万円とNISAの120万円と比較すると低いことが挙げられます。 それぞれの制度を比較して自分に合った方を選ぶようにしましょう。 例えば、毎月積み立てで少額を長期間投資したい場合はつみたてNISAが向いていますし、現在ま とまった資金があり、幅広い商品から投資先を選びたい場合は一般NISAというように選択すると良いでしょう。 政府が11月25日に発表した資産所得倍増プランの案では、NISAの非課税期間を無期限にすることを表明しています。 今後どのようにNISA制度が変わっていくのかはこれからの発表になりますが、資産形成を行う私たちにとっては制度が拡充されるのは投資の追い風になりますので、ぜひ活用していきましょう。
- 大地 恒一郎
2022-12-12
NISA、つみたてNISAに限らず、投資を始めるベストなタイミングは、それは始めようと思った、その時であると考えています。 なぜなら、資産運用においては、投資に伴うリスクを低減することが可能な「長期・積立・分散」投資が大切だからです。そして、長期という時間軸で考えた場合、これから先の人生の中では「今」こそが、その後の投資期間を最も長く取ることのできる時期といえるからです。 その上で、2022年現在のNISA、つみたてNISAという制度の最大のメリットは、なんといっても、譲渡益や配当金、分配金に通常かかる20.315%の税金が、非課税になるということに尽きます。資産運用を行うのであれば、この非課税制度を利用しないという選択肢は考えられません。 一方、デメリットとしては、元本保証ではないこと、そして仮に、損失が発生した場合でも、他の金融商品との損益通算(利益と損失を相殺)ができないということです。 NISA、つみたてNISAは制度の恒久化、非課税期間の無期限化が政府によって議論されており、今後益々使い勝手の良い制度となることが予想されますので、是非ご活用いただきたいと考えています。
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