資産の増やし方についての相談
女性38歳未婚/子供なし
年収:300万円
貯金・資産:50万円
相談内容:NISAの運用相談
イデコ、ニーサに興味があるため、よい運用の仕方を相談したいです。 初心者で何もわかってないです。どのような運用の仕方がいいんでしょうか?
回答一覧
- 大地 恒一郎
2022-12-12
NISAとiDeCoは、どちらの制度も、運用益や配当金、分配金などに、通常20.315%かかってくる税金が非課税になる制度です。そして、両制度のどちらを選べば良いか、といった比較する性格のものでもないと考えています。 NISAは、換金が容易であることから、資産形成を行いながら各種のライフイベントに備えることが可能となります。またiDeCoは、60歳まで原則として換金できないという特徴がありますので、老後の年金・退職金という位置づけでお考えになることが適切ではなあいかと考えます。ご自身にとって、目的の違う2つの制度のうち、どちらの制度が相応しいかをお考えの上、お選びいただければと思います。 また、NISAのうちつみたてNISAと、iDeCoは、どちらも投資信託という金融商品が主な投資対象となっています。そして、「長期・積立・分散」という資産運用の王道を実践できる制度でもあります。もし可能であるなら、両制度ともご活用いただいても構わないと考えています。 ただ、ご質問者様の場合は、現在の預貯金の額が少ないようですので、まずは生活費の3~6か月分の預貯金を確保してから、投資を始められてはと考えます。その上で、日々の生活に無理のない金額で、まずは、いつでも換金可能で少額から積立可能なつみたてNISAをお考えになってはいかがでしょうか。 つみたてNISAの商品は全て株式投資信託であり、元本が保証されている商品ではありません。ただし、金融庁の資料にも示されていましたが、20年間毎月、国内外の株式・債券に均等(4資産均等)に積立投資をした場合は、元本を下回る可能性は低くなり、安定的な投資成果を得ることができていました。あくまで過去の実績であり、今後も同じ成果が得られる訳ではありませんが、ご検討いただいても良いのではないかと思います。
- 新井 智美
2022-12-12
iDeCoそしてNISAは、どちらも非課税で運用できる点で共通していますが、iDeCoは私的年金といわれているとおり、老後資金を形成するために利用するもので、NISAは老後資金以外の目的でも利用可能です。 まず、運用を始めるにあたり、目標を決めることが大切です。その目標によって、どの方法を選んで運用していくかが決まるからです。 「資産を増やしたい」というのであれば、取り合えずNISAの制度を利用して、運用に慣れていかれてはどうでしょうか。同時に、加入できるのであればiDeCoへの加入もおすすめします。iDeCoは老後資金を形成する目的ですので、早く始めるほど税制優遇の効果を利用して、資産を形成できます。 また、NISAの利用は、一般NISAもしくはつみたてNISAどちらかを選択しなければなりません。併用は出来ませんが、1月1日~12月31日の1年を区切りとして変更することはできます。 一般NISAについては、2024年に新制度が開始しますので、それまではつみたてNISAを利用し、一般NISAに興味があれば、2024年以降に変更してもいいかもしれません。 iDeCoもNISAも証券会社での口座開設が必要です。ネット証券だと運用コストを抑えられますので、両方の口座についてもネット証券で開設されることをおすすめします。
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