コラム

2022/05/16

【新卒研修レポート】2022年新卒社員11名が入社!社会人としての基礎を身に着け、主体性を高める新卒研修を実施

【新卒研修レポート】2022年新卒社員11名が入社!社会人としての基礎を身に着け、主体性を高める新卒研修を実施

2022年4月1日、エイチームに11名の新卒社員が入社しました。(※)昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策の上、4月1日~4月28日の約1ヵ月間にわたって新卒研修を実施しました。

※新入社員数:グループ一括採用(9名)及び事業部採用(2名) 合計11名

新卒研修の目的

業務を遂行する上で必要なビジネススキルを身につけ、社会人として、スムーズなコミュニケーションを行える状態を目指します。そのために、会社や事業への理解を深め、業務遂行に必要なビジネススキルを習得します。また、会社や事業の課題を自分事化し、解決に向けて自ら実行する「主体性」を創出します。

社会人としての基礎知識をつける

  • 業務を遂行する上で必要なビジネススキルの習得
  • 正しく聞き、正しく理解し、正しく伝えるスキルの習得
  • ビジネスマナーや基本行動の習得
  • お互いを理解し、最適なコミュニケーションを実現するスキルの習得

“Ateam People”を体現する

  • 「どうしたらできるのか」とできる方法を考え、アプローチするスタンスの醸成
  • 会社や事業、チームなどの課題を自分事化し、解決に向けて実行するスタンスの醸成

 ※“Ateam People”とは、エイチームが大切にする価値観のこと

プロのスタンスを強化する

  • 困難を前向きに乗り越え、やり切る姿勢を身に着け、挑戦するスタンスの醸成

コミュニケーション力を高め、主体性を創出することで、「仕事を任せたい」「一緒に仕事をしたい」と思われる社会人になることを新卒研修のゴールとしています。

研修プログラムのご紹介

新卒研修では、会社や事業に関する情報やエイチームが大切にしている価値観などを学ぶ「会社理解」、業務の遂行において必要な知識を学ぶ「仕事理解」、マーケティングや論理的思考、会計などを学ぶ「ビジネススキル」、相手に伝わるコミュニケーションをコールセンター業務を通して実地的に学ぶ「営業スキル・コミュニケーションスキル」などの研修を実施しました。その中でも、お互いを認め合いながらチームで取り組むエイチームらしい研修をご紹介します。

ITの基礎知識を習得するプログラミング研修

IT企業で働く社員のビジネススタンダードとしてプログラミング研修などのIT研修を実施しています。IT研修の導入として、研修初期にグループウェアの使い方や情報セキュリティを学びました。

研修中期では6日間にわたりプログラミング研修を実施。ゲームプログラマーと非エンジニア(ビジネスプロフェッショナルやデザイナーなど)向けには外部講師を招き、6日間のプログラミング研修を実施しました。ゲームプログラマーには、技術者としての基礎基盤の強化を目的とした研修、非エンジニアには、IT技術の概念を理解するための基礎的な内容の習得を目的とした研修を実施しました。

そして、エンジニア向けには、6日間、実際の配属先で先輩社員の教えのもと、プログラミング実務を行いました。

エイチームでは、2020年8月より、全社目標『全社「AI」基礎力アップ!』を掲げ、グループ全社員へAI研修を実施しています。2022年度の新卒社員もエンジニア、非エンジニアを問わず「AI基礎教育」研修を実施していきます。
参考:「AI基礎教育」を非エンジニアを含む全社員に実施

コールセンター研修

エイチームが展開する各サービスでは、電気やインターネット回線、ブライダル、保険などさまざまな商材を取り扱っております。お客様からのお問い合わせにお答えしたり、お客様のお悩みに応じた最適なご提案をするコールセンターがあります。新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、オンラインでの研修が増加したことをきっかけに、コールセンター研修は中止していました。ですが、ユーザーサポートなどのサービス利用体験の向上を強化していきたい思いから、今年からコールセンター研修を再開しました。相手に伝えるコミュニケーションには何が必要か、考えるきっかけにすることを目的に研修を実施しました。

研修ではまず、先輩社員と2人1組となって、ロールプレイングを入念に実施しました。新卒社員はコールセンタースタッフ役、先輩社員はお客様の役に分かれ、コールセンタースタッフ役は、お客様役にお悩みをお伺いし、サービスの紹介などの練習を実施。その後、先輩社員の指導のもと、実際にお客様へサービスの紹介などを行いました。お客様にとって、電話などの営業やサポートの対応は“会社の印象”です。どのような対応であれば「信用・信頼できるか」「安心できるか」「お客様の生活のまよいを解消できるのか」、そして「話を聞きたい」と感じていただけるのか考えながら研修に取り組みました。

“Ateam People”で会社理解を深める

研修の成果と深めた理解を再認識し、エイチームが大切にする価値観を理解する目的のため、最終日に実施しました。

エイチームが大切にする価値観、そしてそのような価値観を持つ人たちを、“Ateam People”(エイチームピープル)として定義しています。

研修の集大成として「新規施策の提案」の審査会を実施

この研修では研修の集大成として、約1ヵ月にわたり学んだ様々なスキルや知識などを駆使して「新規施策の提案」をグループワークで実施。チームに分かれて課題に対する現状把握から解決までの一連の流れを経験することを目的としています。「新たな働き方の中で、エイチームへの貢献したい意欲を高める施策を提案」というテーマに対して、在宅勤務に関する社内アンケートなどを活用して約27時間のディスカッションをした後、役員に向けた審査会を実施しました。審査会の内容はウェビナー形式で全社に発信し、社員も視聴しました。

発表内容

新たな仲間との出会いに「シャッフル;チャット」の設置
在宅勤務によるコミュニケーション不足が原因で、相手への遠慮が生まれ、チーム意識の低下や認め合う文化の希薄化につながっていることが課題と特定。その課題を改善することで働きがいを感じ、貢献意欲が高まると考えた。そのために、非同期型ツール(※1)とAIチャットbot(※2)を活用し、全社員をランダムでチャネルに割り当て、トークテーマをもとに気軽にコミュニケーションを取る施策を立案。気軽なコミュニケーションで心理的安全性を高めることで、認め合える関係性が構築され、働きがいにつながる。
※1:非同期型ツールとは、複数の人が異なる時間でコミュニケーションを成立させるスタイルを導入したコミュニケーションツールのこと
※2:人間と会話しているような受け答えを、ロボットが自動で行うコミュニケーションツールのこと

「見えない貢献」を可視化し、エンゲージメントを高めるツールの導入
社内アンケートから見えた「仲間の魅力を感じにくくなり、帰属意識が下がった」という在宅勤務の課題に対するアプローチ。上司や同僚、仲間など、一緒に働くメンバーが見えづらい日々の業務への取り組みや貢献を可視化し、さらに感謝の言葉を伝え合えることができるツールを導入することを提案した。仲間の存在を感じ、魅力を知る機会を増やすことができる。

コミュニケーションのつながりを広げ、深める「A-Unite」
社内アンケートの結果から在宅勤務が推進されたことにより、対面型のコミュニケーションや業務外のコミュニケーションが減少したことで、孤独感が高まり、帰属意識が低下したことが課題と特定。その課題を解消するためには、まず「マズローの欲求5段階説」である「社会的欲求」「承認欲求」を満たすことが必要。その2つの欲求が満たされることで、自分にしかできないことを成し遂げたいと考える「自己実現欲求」に近づき、貢献意欲が高まると考えた。「社会的欲求」「承認欲求」を満たすために2つの施策を立案。1つ目は、孤独感を解消するために組織・事業部間を超えてコミュニケーションが行える「場」を提供し、「社会的欲求」を満たす。2つ目は、帰属意識を高めるために「見えない貢献」を可視化するツールの導入をし、「承認欲求」を満たす。

審査員の役員より新卒社員へメッセージ

今回は研修で学んだことをアウトプットすることが目的であったが、業務が始まると実務を行いながらアイデアを考えて提案することになる。作業に追われるのではなく、今回のフィードバックをもとに今後も提案をし続けて、成長し続けてほしい。

テーマの背景から施策案を出すまでの一連の流れは行えており、良かった。ただ、実際の仕事では、施策案を考えてからがスタートだと思っている。皆さんにはもっと施策の仮説・検証を行ってほしい。仮説・検証を繰り返すことで、新たな工夫が生まれる。

課題からいくつの施策を考えて、選定を行ったのか。全社員が関わるテーマなので、社内アンケート結果だけで考えることは難しい。より多くの現場の声を拾って複数の案を考えてから最善の選択肢を考えてほしい。

未来の原動力となる11名の新たな仲間が入社したエイチーム。
「みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」
この経営理念の実現を目指し、社員がお互いを認め合い、いきいきと働き、社会から、みんなから必要とされる存在でありながら、今後も成長してまいります。

※エイチームでは、新しい働き方の実践として2020年4月より在宅勤務を導入していますが、新卒社員は入社後2年間を原則オフィスで勤務します。新卒研修は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策の上で実施しております。また、原稿内の集合写真の撮影時以外はマスク着用やアルコール消毒など感染対策を徹底しています。

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