手続きはしているけれど今後が不安。
男性54歳会社員既婚/子供なし
相談内容:国民年金・厚生年金・確定拠出年金
自営で仕事をしているのですが、当初は年金をしっかり納めていたのですが、事業もうまくいかず親の他界などで借金も多くなり、なかなか年金まで 資金が回らず滞納するようになってしまいました。未納期間が続いたため、免除・猶予の手続きをすることにしたのですが、それでも経営状態は好転せず、コロナもあって免除・猶予の手続きを繰り返している状況です。年も年なので、今後どのようになっていくのか、どのようにしたらいいのか知りたいです。
回答一覧
- 伊藤 亮太
2023-08-19
ファイナンシャルプランナーの伊藤亮太です。回答させていただきます。 ご相談者様の状況をもう少し詳しく知りたいです。これまで国民年金の掛金をいつまで、何年間納めてこられましたか?そして、これまでどの程度の期間、免除・猶予を行ってきましたでしょうか。 おそらくですが、少なくとも10年以上は納付・猶予・免除期間があったのではないかと思います。そのため、何かしらの年金を受け取ることは可能です。もし10年ないということでしたら、これから60歳になるまでの間、少なくとも猶予または免除を受ける必要があります。なお、猶予の場合には、掛金を10年以内に支払わないと年金には反映されません。免除の場合には、どの程度の免除かによって本来の国民年金額の1/4~1/2が支給されます。 国民年金を少しでも多く受け取りたいということでしたら、余裕のある時に猶予期間分の掛金を支払うことを検討しましょう。また、60歳以降65歳になるまでの間、任意加入ができますの で、資金に余裕ができれば5年間追加で掛金を支払うことも可能です。 自営業の場合、なかなか収入も不安定で、目の前のことに必死になり、老後まで考えられない。しかしながら老後も目の前に迫ってきている。これが現実だと思います。預貯金等の詳細がわからないため、年金の部分のみの説明となってしまいますが、税金面での控除も考慮すると、今からでも払えるものは払い、もらえるようにすべきです。なお、国民年金のみの年金受け取りであれば、受取時にも税金はかからないと思います。参考にしてみてください。