マンション購入か賃貸に住みつづけるべきかの相談
男性47歳会社員未婚/子供なし
相談内容:老後資金の見直し・シミュレーション
現在独身で、今後も結婚の予定はありません。定年退職後もひとり暮らしが続くことを考えてマン ションを購入を考えていますが、それだと老後の生活資金が貯められなくなるのではないかと不安です。このまま賃貸に住み続けて、老後は介護施設に入居するための費用としてマンション購入費用を蓄えたほうが良いのでしょうか。
回答一覧
- 伊藤 亮太
2023-08-16
ファイナンシャルプランナーの伊藤亮太です。回答させていただきます。 現在独身で、今後も結婚予定はないとのこと。とはいえ、将来どんなことがあるかわかりません。そのため、マンション購入か賃貸かはじっくり検討すべきです。 ご相談者の資産状況や年収等がわからないため、あくまで一般論でお話しします。仮に今後も結婚の予定がなく、ずっと一か所で住み続ける意向であれば、マンション購入も手段として考えてよろしいと思います。新築であれば40年~50年程度は住むことができます。ご相談者は40代とのことですから、今後一生を暮らす住みかとして購入は検討できます。もちろん、住宅ローンの条件等にもよると思います。今後、金利が上昇する可能性がありますので、購入する場合はどの程度をローンで組むかしっかり検討いただかなければなりません。 一方、購入せずに賃貸でということであれば、働く期間でいかに貯蓄できるかを検討しなければなりません。購入し住宅ローンを完済すれば、あとは管理費用との支払いをしていくだけとなります。一方、賃貸の場合には継続して家賃を支払っていかなければなりません。同じぐらいの家賃、ローン支払いであれば、自宅を資産として持てる購入の方が良いかもしれません。もちろん、介護施設に入るといったことを考慮した場合には、賃貸の方が貯蓄は貯まる可能性もあります。とはいえ、将来どうなるかなど誰もわかりません。もしかしたら元気で100歳を迎えるといったこともあるかもしれません。そのため、今の貯蓄、今後できる貯蓄のシミュレーションをぜひしてみてください。プロである私たちFPに聞くもよし、住宅ローンの相談を兼ねて銀行の担当者に聞くもよし。 1人暮らしのマンションであれば、購入もありかと思います。資産として持ち、場合によっては売却して現金化する。計画的にしっかり貯蓄できるなら賃貸でも良いです。なかなかそれが難しいということであれば、購入を検討してみてはいかがでしょうか。