寿命が尽きるまでのライフプランについて
男性48歳既婚/子供あり
相談内容:老後資金の見直し・シミュレーション
年金不安もあり、「長生きリスク」なども叫ばれている現代において、寿命が60歳になっても120歳になっても不安を抱えずに天寿を楽しく全うできるライフプラ ンを立てるにはどうすれば良いか、が今の悩みです。
回答一覧
- 井内 義典
2022-12-24
ご質問についてお答えいたします。 「人生100年時代」と言われ、今後のライフプランが気になるところ、60歳で退職して60歳から年金を受給という時代ではなくなり、年金の受給も65歳からとなっています。 平均寿命が伸びているということはそれだけ長生きしやすくなったということになりますが、そのようななかで、資産寿命を伸ばすことが長生きリスクへの備えとなります。 ご自身の予想以上に長生きした際に老後資金が枯渇しないよう、対策を講じる必要があるかと考えられます。 そのためにはまず前提として可能な限り長くお仕事を続けられるのが一番です。 「年金も少なく、高齢期になってもずっと働き続けなければならないのか」と思われるかもしれませんが、高齢期に働く方も多く、また、元気な方も多くいらっしゃいます。 収入が確保され、一部を貯蓄に回せることにもなる、というのはもちろんですが、社会との接点が保たれ、生きがいも見いだせるかと考えられます。 たとえ年齢とともにフルタイム勤務が難しくなっても、短時間でも働くだけでもその後の収入や資産が変わってきます。長生きに備えられたいご希望でしたら、早期の完全リタイアは避けたほうがよろしいかと考えられます。 老後資金としてはお仕事での収入の他、老後のために用意した私的年金・貯蓄・退職金なども活用していただき、その上で、公的年金についてはできる限り繰下げ受給をお考えいただければと存じます。 貯蓄や退職金などは限りがあるのに対し、公的年金は生涯受給することができます。これが公的年金の強みです。 繰下げで受給の開始を遅らせる代わりに、本来の額より増額された年金であれば、たとえ何歳まで生きてもそれが終身で受けられますので、繰下げをしない場合よりは安心ができると考えられます。 働けなくなって無収入になっても、仮に貯蓄がなくなっても、繰下げで増額された年金は生涯続くことになります。 現状の収入や資産を整理して頂いたうえで、将来の資金についてイメージをしていただき、働いて得た収入、貯蓄等、公的年金を組み合わせて活用いただければと存じます。
- 新田 真由美
2022-12-12
ご質問いただきありがとうございます。 お金の不安がある場合には、一度ライフプランを作ってみることをお勧めします。 ライフプランを立てる際、まずは自分が希望する未来を思い描いてみましょう。 そして、「子どもの進学」「マイホームの購入」「車の買い替え」「旅行計画」「家のリフォーム」などのライフイベントの予定を考えます。 ライフイベントがある程度決まったら、エクセルなどで表を作り、ライフイベントの時期と必要なお金を記入していきます。 お金を使う時期と金額がわかりましたら、いつまでにいくら貯めるという目標が定まります。 目標額が決まったら、毎月いくらずつ積み立てをしていったら準備できるか考えてみましょう。 毎月の収入の中で貯蓄が難しい場合は、支出の見直しを考えてみます。 毎月の収入と支出を割り出し、何にいくらかかっているかを書き出します。 その中で、見直しができそうな固定費があったら、見直しをして貯蓄に回していきましょう。 それでも、ライフプランが実現しないと感じた時は、副業をしてみる、妻がパートから正社員になるなど収入を増やす方法ができ ないかも検討してみます。 ・支出を見直す ・収入を増やす ・お金を増やす この3つのことを意識して貯蓄を増やしていくようにしましょう。 お金の不安の原因は、将来のことが漠然としていることから来るものです。 いつ、いくらお金が必要か、そしてそのお金を毎月の積立でしっかり準備していくことができれば、少しでも安心に繋がるのではないかと思います。
- 大間 武
2022-12-12
年金等の様々な不安について対応していくためには、まず現時点でのライフプランを作ってみることがスタートとなります。 スタートとなるプランができれば、後はこのプランを修正しアップデートしていけば大きな不安は解消されると思います。 具体的なプランや数値が見えない状態は暗闇の中にいる状態と同じことなので、いつ、どの方向に、どのくらいの速度で向かえばよいかの判断ができません。 ライフプランはこの暗闇を照らしてくれる存在です。 周りが見えれば、その後はみなさんの進みたい方向へどんどん進んでいけば希望の地に近づいていきます。今後も経済情勢や社会保障、税金などあらゆるものが変化していきます。 この変化及び変化の兆しをいち早く察知していただき、ライフプランの変更に反映し、早期に対策を打っていただければと思います。
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