初心者向けのつみたて投資枠と成長投資枠の割振り方は
男性29歳会社員既婚/子供あり
年収:400万円
貯金・資産:200万円
相談内容:NISAの運用相談
新NISAが話題になっていることもあり、現在2歳の息子の学費と自身の老後費用の為に知識不足ですがひとまずNISA口座を開設してみました。 新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能とのことですが、投資初心者におススメの、つみたて投資枠と成長投資枠の割り振り方は、どの程度の割合がよいのでしょうか?
回答一覧
げっつ様、ご質問ありがとうございます! ファイナンシャルプランナーの青山創星と申します。 新しいNISA口座を開設されたとのこと、お子様の学費とご自身の老後のための資産形成に向けて、素晴らしい一歩を踏み出されましたね。おめでとうございます。 新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠の二つの選択肢があり、それぞれ特徴が異なります。まずは、それぞれの枠について簡単にご説明させていただきます。 つみたて投資枠は、金融庁が定めた条件を満たした投資信託への投資が可能で、特に長期のつみたてを前提としています。一方で、成長投資枠は、よりリスクとリターンが高い上場株式や投資信託への投資が可能です。 投資初心者の方にとっては、まずはリスクを抑えたつみたて投資枠から始めることをお勧めします。投資初心者の時期や、投資についてしっかり学ぶ時間が取れない間は、年間非課税投資枠の全てをつみたて投資枠でつみたてできる投資信託でのつみたてに充てるという選択肢もあります。投資の勉強が進み投資に慣れてきたら、少しずつ成長投資枠での投資の割合を増やしていくという選択肢も加えることができるでしょう。 お子様の学費のための投資は、20年近い投資期間を見込むことができるため、バランス型の投資信託や、分散された世界株式への投資信託などによる中長期的な視点でのつみたて投資が適しています。リスクを分散させつつ、安定した成長を目指すことが重要です。 ご自身の老後資金に関しては、NISA口座も有効ですが、iDeCo(個人型確定拠出年金)または企業型DC(企業型確定拠出年金)を活用することも検討されてはいかがでしょうか。iDeCoや企業型DCは利益非課税だけでなく掛金全額が所得控除になるなど、税制上のメリットが非常に大きいです。また、NISAとは異なり、使わなかった年の非課税枠は消滅してしまいますので、早くからの活用が賢明です。 "げっつ様はまだお若く、iDeCo(企業型DC)の払出し可能年齢を60歳までまだ30年以上あります。60歳まで使わずに済む資金を捻出できるようでしたら、まずはiDeCo(企業型DC)口座優先で考えてみてはいかがでしょうか。 世界株のような分散された株式投資信託のようなもので、ある程度のリスクをとりながら増やしていくという選択肢も視野に入れてよいかと思います。" 以上の話をまとめてみます。 "まず60歳まで使わずに済む資金についてはご自身の老後資金用にiDeCoまたは企業型DCでのつみたてを優先、枠を上回る余裕資金があればご自身の老後費用やご子息様の学費用に新NISAのつみたて投資とする選択肢があります。 投資に慣れない時期から成長投資枠でアクティブ型投資信託や個別株への投資をされるのはリスクが高いと考えます。しっかり投資について勉強されつみたて投資に慣れた段階で、成長投資枠を使った投資を始められてはいかがでしょうか。" 投資は、ご自身の知識を深めながら、経験を積んでいくことが大切です。最初は少額から始め、投資の感覚を掴みながら徐々に投資額を増やしていくことをお勧めします。その過程で、市場の動向を学び、自分に合った投資スタイルを見つけていくことができるでしょう。 最後に、投資は未来への一つの手段です。お子様の学費やご自身の老後のための資産形成に向けて、着実な一歩を踏み出されたことを心から祝福いたします。これからの投資活動が、ご家族の豊かな未来へとつながることを願っています。 青山創星
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