遺産を繰り上げ返済に回すか、投資に回すかどちらがよいか？

新田 真由美

2024-03-24

ビッググリーン様 お問い合わせいただきましてありがとうございます。 当面使わないお金があって、繰り上げ返済をしたほうがいいか、資産運用をしたほうがいいか悩みますよね。 当初の借入額や金利がわからないので、仮に、 ・借入金額1500万円 ・金利1.8％（固定金利） ・借入期間35年 ・11年経過後に1000万円の繰り上げ返済（期間短縮型） 上記の条件でシミュレーションをすると、約257万円ほど利息が軽減されます。 また、返済期間も残り2年ほどになりますので、住宅ローンの返済が終わった後、住宅ローンの支払い分を資産運用するということもできます。 例えば、住宅ローンが終わったあと、毎月5万円を3％で20年間運用した場合、元本1200万円が約1641万円になります。 次に、1000万円を一括で3％で20年間運用した場合、1800万円になります。 ただし、資産運用の場合、不確実なものであり、必ずしもシミュレーション通りの結果が出るとは言えません。 繰り上げ返済と資産運用のどちらを選択するか、非常に悩みますが、まずは、今後のライフプランを立てて、今後のライフイベントに必要なお金を試算して、どのようにしていくかを決めるといいかと思います。 親からいただいた大切なお金ですから、今後のビッググリーンさんの人生にとって有効な使い方をしていきたいですね。 以下のシミュレーションサイトもご参考にしてください。 知るぽると：繰り上げ返済シミュレーション https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/sikin/menu/s_kuriage.html 金融庁：資産運用シミュレーション https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html ウェルスアドバイザー：目標金額に必要な利回りでポートフォリオを組む https://www.wealthadvisor.co.jp/FundBeginner/portfolio_return1.html

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張替 愛

2023-12-22

ビッググリーンさん、ご質問ありがとうございます！ 住宅ローンの繰り上げ返済と資産運用に回すとでは、どちらが良いかというお悩みですね。 繰り上げ返済は確実に利息を減らせますが、低金利の今はあまり効果が大きくありません。 一方投資は、大きな利益が期待できる反面、損失が出てしまう可能性もあり、確実性がありません。 決まった正解はありませんので、2つの選択肢についてそれぞれシミュレーションをして考えてみると良いと思います。 ＜住宅ローンの繰り上げ返済＞ 例えば、金利が0.9％・35年返済の住宅ローンで1600万円借りていたとします。 それを11年目で返済期間を短縮する形で1000万円繰り上げ返済に当てたとしましょう。 すると、住宅ローンの返済期間は残り2年～3年ほどとなります。利息軽減額は120万円以上です。 100万円以上の利息が確実に軽減できるので、繰り上げ返済の効果も大きいですね！ ＜資産運用シミュレーション＞ 例えば、新NISAのつみたて投資枠を使って株式投資信託にて資産運用を行うとします。 資産運用の結果は予知できませんので、ここでは「リターン6％・リスク15％」と仮置きして机上のシミュレーションをしてみましょう。 1000万円を20年間投資するとすると、数字の通りのリターンが出続ければ、20年後には1000万円が3200万円にもなります。ただし、運用成績が思わしくなく下位5％であれば、約900万円ほどに減ってしまう計算結果です。 当然ながら、運用リターンやリスクの大きさは何に投資をするのかや、そのときの相場により大きく影響します。 投資対象を選ぶためにしっかり勉強したり、不確実性を許せるということでしたら、うまくいったときの成果は大きいですから、お手元の資金を資産運用に回すという選択を取るのも良いと思います。 「資産運用」とひと口にいっても、様々です。ハイリスクな投資に手を出せば1000万円が溶けてなくなるような可能性もあります。資産運用を始めるのであれば、しっかりと理解した上で投資先を決めていくことが大切です。 資産運用の始め方について自信がなければ、いつでもご相談にお越しください。 少しでもご参考になれば幸いです。

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