住宅ローンの借り入れ限度額が知りたい
男性49歳会社員既婚/子供あり
相談内容:返済
住宅購入にあたり現在の収入と定年以降で返済できるシミュレーションがしたいです。
回答一覧
- 張替 愛
2023-02-22
こんにちは!住宅購入のご予算についてシミュレーションがしたいとのことですね。 まず、「金融機関から借り入れられる限度額」をめいっぱい借りてしまうと、現在および老後の家計がかなり厳しくなり、生活費や教育費に回すお金がぐんと少なくなってしまう可能性が高いのでご注意ください。 住宅購入で最も大切なのは、「無理のない予算で借りる事」です。この金額は、ご年収やご年齢だけでは分かりません。ご自身の家計をよく分析して、「①現役時代に無理なく支払える金額(教育費は今後負担が上がる想定をしておくのがおすすめ)」と、「②老後に無理なく支払える金額(退職金も考慮する)」を考えてみてください。 残念ながら私は、①と②の金額を同時に入力して借入可能額を試算できるサイトを知りません。ですが、以下のサイトなどで①②についてそれぞれ「毎月の返済額から借入可能金額を計算」すると、ひとつの目安にできます。 <参考:【フラット35】ローンシミュレーション> https://www.flat35.com/simulation/simu_02.html 例えば、次の通りの条件であれば、約2,700万円くらいが無理なく返せる金額の目安と考えられます。 現役時:今後10年間・月々10万円なら無理なく支払える→借入可能額は約1,086万円(借入期間10年・金利2%で試算) 老後:月々3万円・25年間なら無理なく支払える→借入可能額は約707万円(借入期 間25年・金利2%で試算) 退職金:1,000万円をローン返済に充てられる→借入可能額を約1,000万円近く増やせる 合計の借入可能額(目安):約2,700万円(合計の借入期間35年間) ※借入期間を分けて試算する関係で、借入可能額が高く出てしまいます。上記で試算した目安額をもとに「繰り上げ返済シミュレーション」(ネット上に複数あります)を行うと、より正確に返済額のイメージができます。 なお、住宅を購入すると、住宅ローンの返済とは別に、火災保険料や固定資産税、修繕費などの「維持費」がかかります。金額は物件により千差万別ですが、最低でも月2~3万円ほどかかるものと考えて住宅ローンの返済予算を考えることをおすすめします。 より正確にシミュレーションしたいときは、住宅購入予算に強いFP(有料相談)に詳細な「キャッシュフロー表」を作ってもらうのがおすすめです。「無理なく支払える金額」についても、自己判断ではなくプロの意見を聞くことで、より実態に近い金額に近づけることができるでしょう。 少しでもお役に立てていれば幸いです。
- 千日 太郎
2023-01-30
定年を意識した住宅ローンのシミュレーションでしたら、私のサイトで無 料で公開しているものがありますので、一度お試しください。 https://jutakuloan-muryousoudan.com/simulation/sinki/ 定年後も返済する可能性がありますが、まずは定年時までに完済するという目標で可能かどうかを判定する必要があります。 そして定年時までに完済するには定年時のローン残高まで貯金を貯める必要がありますし、老後資金を確保するためにこれから貯金していかなければなりません。 貯金額の目標は、定年時のローン残高に老後資金を足した金額ということになります。 定年時のローン残高は中期的な目標、さらに老後資金が長期的な目標となります。 リンク先のシミュレータに現在の年齢、定年の年齢、月収、購入物件の価格、自己資金、借入予定金額などを入力すると、10年後、定年時、の目標とすべき家計の状態をバランスシートでわかるような仕組みとなっています。
- 前田 菜緒
2023-01-30
田口 様 住宅購入にあたってのローンシミュレーションがしたいとのことですね。 住宅ローンだけのシミュレーションであれば、「住宅ローンシ ミュレーション」で検索すると、たくさん出てきます。自分が入力しやすいサイトでシミュレーションされると良いでしょう。 ただ、ご質問から察するに「住宅ローンを返していけるか?を知りたい」というお気持ちもあるのではないでしょうか? この場合は、ローン返済額やその他支出、収入のバランスを考える必要があります。これを考えるにあたっては、キャッシュフロー表を作成することをおすすめします。 キャッシュフロー表は、FP協会のホームページ(https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/)からダウンロードできます。あるいは、こちらのライフプランソフトも使いやすいですよ。 *無料のライフプランソフト Financial Teacher System https://financial-teacher.net/index.htm キャッシュフロー表を作るには、収入予測や教育費の予測も必要になりますから、やや大変な作業ですが、ローンを返せるかどうか可視化されますから、安心家計を作ることができます。住宅は大きな買い物ですから、本当に買っても大丈夫だろうか・・・?という不安もつきまといます。 しかし、キャッシュフロー表で問題ないことを確認できれば、安心して住宅購入できます。 ぜひ作ってみて下さいね。
- 大竹 麻佐子
2023-01-28
こんにちは。ご質問ありがとうございます。 住宅購入は、人生において最大とも言える大きな金額の買い物ですので、慎重に考えたいですね。 あくまでも目安ですが、住宅購入にあたっての借入額は、以下を参考にしてみてください。 ①年収倍率(年収に対する住宅ローン借入額の比率)は、5~7倍 例)500万円×7倍=3500万円 ②返済負担率(年収に占める住宅ローン負担の比率)は、25%以下 例)年収500万円 月返済額10万円(年間120万円)とすると 120万円÷500万円=24% →借入れ期間や金利などによりますが、 借入期間30年、金利1.0%の場合の借入額は、約3000万円 金融機関の住宅ローン融資の可否については、独自の基準により総合的に審査をしますが、いずれも年収がベースとなります。ただし、実際には、同じ年収でも家族の人数や生活スタイルによって、毎月の返済額の負担は異なるでしょう。まずは、「借りられる額」と「返せる額」との違いについて知っておきたいものです。借りられるかどうかよりも、現在の家賃などを参考に、無理なく返済できる月々の返済額という視点で考えましょう。 返済額は、金融機関のホームページ上や金融広報中央委員会「知るぽると」 https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/sikin/menu/r_kariire.html などでもシミュレーションすることができます。 現在の家計収支であれば無理のない返済だとしても、お子様の成長とともに日常生活費や教育費の負担が増す可能性や定年後の生活資金もふまえて考えましょう。 年金生活となっても支払うことのできる返済額で借入額を考えることも選択肢ですし、定年時に繰上げ返済をしたうえで、返済額を下げる返済計画も選択肢です。 ご希望のエリアや間取りなどはお決まりでしょうか。路線や築年数などにより物件価格にも幅がありますので、相場をリサーチすることから始めるのも有効かと思います。少しずつ絞り込み、そのあとに借入れ期間や返済方法などについて検討するとスムーズかもしれません。
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