住宅ローンの繰上返済っていつどのくらい行うのがいい?
女性43歳専業主婦・主夫既婚/子供あり
相談内容:返済
7年前、夫の親の土地に家を建てました。 30年返済で3500万円を借り入れたのですが、残高はまだ3200万円もあり、できれば繰上返済をしたいと考えています。 夫は、教育関係の仕事をしていますが、少子化の影響もあり、今後、大きく伸びることは期待できません。 子どもも一人いるので教育費も心配です。 繰上返済を行うなら、いつのタイミングでどの程度するのがいいでしようか?
回答一覧
- 新井 智美
2023-02-15
現在7年目ということはまだ住宅ローン控除の適用期間ですね。 基本的に住宅ローンの適用を受けている間で、かつ減税率よりも低い金利で借りている場合は繰り上げ返済はしない方がいいといわれていますが、減税額が所得税を上回る状態であれば繰り上げ返済を考えてみてもいいかもしれません。 また、選択期間固定型のローンを利用しており、その選択期間の終わりが近付いている時も繰り上げ返済を考えるタイミングです。 繰り上げ返済を行うなら1月に行うのがベストです。なぜなら、住宅ローン控除の計算の基礎になる借入残高は年末時点の残高ですので、残高はなるべく多く残しつつ減税効果を得たうえで1月に返済することで利息削減効果も得られるからです。 繰り上げ返済をするかどうか悩んでいるなら実際にシミュレーションを行い、繰り上げ返済によってどのくらいの利息削減効果が得られるのかを確認することをおすすめします。 もし利息削減効果の方が減税額を上回る状態なら早めに繰り上げ返済を行う方がいいでしょう。 ただ、余剰資金を全て繰り上げ返済にあてるのではなく、お子様の教育資金の形成のためのお金も残して、運用などを取り入れながら資産形成をしていくことを忘れないようにしてくださいね。
- 千日 太郎
2022-12-13
繰り上げ返済することによって、利息の負担を減らすことができます。 しかし一方で、住宅ローン控除はローン残高に控除率を乗じたものが税金から引かれることになるため、繰り上げ返済でローン残高が減ることで住宅ローン控除の恩恵が減ってしまうという問題があります。 住宅ローン控除の控除率よりも住宅ローンの金利が高い場合は、繰り上げ返済によって減る利息の方が大きくなりますので、計算上は返済した方がよいということになります。 しかしその反面、手持ちの資金が減ることにもなります。 手元の資金が減ったことで、今後子どもの教育費を借りなければならなくなったとしたら、本末転倒ですね。 住宅ローンの金利は他の目的ローンよりも低金利であるため、今後資金を必要とするイベントを控えているのであれば、急いで繰り上げ返済する必要はないと思います。
- 末次 ゆうじ
2022-12-13
こんにちは。ご質問いただきありがとうございます。 住宅ローンは早めに完済したというだと思いますが、返済金額や今後の家庭の収支の状況によると思います。まずはライフプランを組むなどして5年後、10年後にお金の流れをできるだけ見える化して、繰り上げ返済をするかのご検討なさったらと思います。 住宅ローン控除は購入後10年間の税額控除がありますので、ローン残高が3200万ですと32万の税額控除があるので、繰り上げ返済は10年後からご検討する方がおすすめです。 お子様の教育資金もご心配とのことなので、ここは住宅ローンの繰り上げが第一優先ではなく、繰り上げ返済の資金を資産運用に回してお金に働いてもらうことも考えられます 今の住宅ローンの金利や繰り上げ返済時にかかる金融機関に支払う手数料もあるので繰り上げをした場合と資産運用をした場合とで比較してみるのもいいかと思います。
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