リバースモーゲージ制度について
女性43歳会社員未婚/子供なし
相談内容:その他
まだ先の話ですが、60歳を過ぎたら老後に向けて家を買おうかと思っています。このまま独身でいる可能性が高く、子供も出来そうにないので、リバースモーゲージ制度を使った住宅ローンを組むのはどうだろ うとか思うのですが、メリットデメリットを教えてください。
回答一覧
- 千日 太郎
2023-10-21
芽衣子さん、ご質問をありがとうございます。公認会計士の千日太郎です。 リバースモーゲージ制度は、高齢者向けの住宅ローン制度で、家を担保に現金収入を得ることができる仕組みです。むろん、リバースモーゲージで家を購入することができますが、新たに購入する局面というよりは、すでに持っている家を担保として借り入れるという考え方の方がしっくりきます。 以下が、リバースモーゲージのメリットとデメリットです。 メリット: ①リバースモーゲージを利用することで、定年後の生活費の補填や医療費、介護費の支払いなどのための資金を得ることができます。 ② リバースモーゲージでは、住宅は担保になりますが、引き続きその家に住むことができます。住み続けられる点が、老後の安心感を提供します。 ③通常の住宅ローンと違い、元本返済の必要がありません。住宅を売却する際にローン残額を返済しますが、それまでは返済の心配がありません。 デメリット: ①リバースモーゲージには住宅ローンよりも高い利息や手数料がつくことが一般的です。これは、金利が固定されず、利用する期間が長いためです。手数料や利息の影響をよく理解しておく必要があります。 ②リバースモーゲージの借入額は、家の価値に依存します。将来的な家の価値の下落や市場の変化によって、借入額が減少する可能性があります。 ③リバースモーゲージ契約時に借りられる額は、将来的な遺産に影響を与えます。家を売却する際に残債を返済する必要があるため、家を子供たちに相続することが難しくなることがあります。 リバースモーゲージは、個人の状況やニーズによっては適切な選択肢となることもありますが、リスクやコストを検討した上で、よく吟味することが重要ですね。 老後のために家を確保するのであれば、現役収入のある今のうちに住宅ローンで家を購入し、60歳となってからリバースモーゲージに借り換えるという方法もあります。
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