NISA・iDeCoの運用方法について
女性40歳未婚/子供なし
年収:380万円
相談内容:その他
貯金はあるがそれをどうすればよいか分からず そのままになってしまっている。 もし今から始めるなら何からやればいいんでしょう?
回答一覧
- 大地 恒一郎
2022-12-12
NISAとiDeCoは、どちらの制度も、運用益や配当金、分配金などに、通常20.315%かかってくる税金が非課税になる制度です。 そして、両制度のどちらを選べば良いか、といった比較する性格のものでもないと考えています。 NISAは、換金が容易であることから、資産形成を行いながら各種のライフイベントに備えることが可能となります。 また、iDeCoは60歳まで原則として換金できないという特徴がありますので、老後の年金・退職金という位置づけでお考えになることが適切ではなあいかと考えます。ご自身にとって、目的の違う2つの制度のうち、どちらの制度が相応しいかをお考えの上、お選びいただければと思います。 NISAのうち、つみたてNISAとiDeCoは、どちらも投資信託という金融商品が主な投資対象となっています。そして、「長期・積立・分散」という資産運用の王道を実践できる制度でもあります。もし可能であるなら、両制度ともご活用いただいても構わないと考えています。 そして、30代というご年齢は、資産運用の最大の武器である、「時間」を十分活用することが可能です。長期投資は、資産運用におけるリスクを低減するための投資方法の1つです。預貯金に比較的まとまった資金を保有されていますので、その一部をつみたてNISAやiDeCoに振り分け、少しリスクはありますが、全世界株式や先進国株式のインデックスファンドを1つ選び、積立投資を行ってみてはいかがでしょうか。積立投資は、定時定額購入法といい、安い時に多く買い、高い時には少なく買う、という投資の王道を実践できる仕組みですので、お勧めいたします。
- 稲村 優貴子
2022-12-12
貯金は普通預金にあるのでしょうか。 現在の普通預金の金利は大手銀行で0.001%で1000万円おいておいても税弾き前で1000円しか利息がつきません。 税金が約20%引かれると800円ほどですから「増やす」とはいえない状況です。食品の値上げなど物価上昇がすすんでいることをふまえると、カタチ上は金額が減っていなくても実質的に使える価値は減っていることになってしまいます。 一括で預けて大幅に増える商品はありませんが、つみたてNISAやiDeCoで毎月こつこつ運用に回しお金に働いてもらう仕組みをつくってあげましょう。 iDeCoは、掛金が全額控除になるため所得税や住民税が軽減されます。相談者様の所得税率であれば所得税5%、住民税10%と予想されます。 iDeCoを月2万円して年間24万円積み立てたとすると24万円×15%=3万6000円も税金が軽減されることになります。ただしiDeCoは口座開設料や口座管理料などの手数料がかかり、原則的に60歳まで引き出すことができないメリットもあるため注意が必要です。 一方、つみたてNISAは控除対象にはなりませんが、いつでも出金することができるつみたての投資信託です。月々の予算や使いたいタイミングを考慮して、なににいくらずつ積み立てするか検討してみましょう。また株を購入すると企業業績によって配当が得られたり株主優待がもらえることもあります。楽しみながらお金の置き場所を考えてみてください。
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