3か月後に新社会人になる自分が新NISAに投資する資金の割合
男性21歳学生未婚/子供なし
年収:230万円
貯金・資産:30万円
相談内容:NISAの運用相談
これから就職し、会社で働く中でコツコツ貯金をしていく予定ですが、新NISAではどれくらいの割合で投資をすればいいのでしょうか。NISAにおける代表的な投資信託のリスクとそのリターンについても教えてほしいです。 来年4月から働き始めますが、年収230万円ほどです。実家から通うため、稼いだ分がほぼそのまま手元に残ります。
回答一覧
若輩者DS様、ご質問ありがとうございます。 ファイナンシャルプランナーの青山創星と申します。 就職時から貯蓄をお考えになるというのは素晴らしいことです。 NISAの投資資金割合については、ライフスタイル、リスク許容度、投資目標を考慮することが大切です。NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、前者は金融庁の指定した条件を満たした投資信託、後者は株式や投資信託に投資可能です。 投資初心者は、つみたて投資枠でインデックス型投資信託(例:世界株価連動型)をコツコツ積み立てるのが良いでしょう。また、投資信託によっては1800万円の非課税枠全てを同じもので積み立てることも可能です。 長期間(例えば20年程度以上)投資する場合、株式価格に連動する投資信託に絞る選択肢もあります。これは高リスクですが、長期積立でリスクを減らせます。 一例ですが、「eMAXIS Slim全世界株式」は過去5年のリスクが16.28%、リターンが17.7%で、年利回りは約70%の確率で-1.42%から33.98%の間でした。これはリターンの変動が大きいことを示しています。 10~20年以内に使用する資金は、リスクが高い投資を避け、リスクの低いバランス型投資信託(例:<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド)のようなものが適しています。過去5年のリスクは8.00%、リターンは8.98%で、年利回りが0.98%から16.98%の間で安定しています。 現金や個人向国債(変動型)をいつでも使える資金として確保し、NISA投資とのバランスを考えることも重要です。万が一の状況に備え、最低半年から1年分ほどの生活費を確保することが安心に繋がります。 仕事をしている場合、企業型確定拠出年金(企業型DC)の有無を確認し、利用があればこれを最優先すると良いです。企業型DCは節税効果が大きく(NISA同様利益非課税に加えて掛金全額所得控除)、企業型DCがなければiDeCoを、それもなければNISAを考慮すると良いでしょう。企業型DCやiDeCoは60歳まで原則解約できませんが、必ず貯まるというメリットがあります。老後資金用のつみたてに最適です。 一方でNISAは非課税期間が無期限でいつでも払出しできます。中期的な投資(10~20年程度)にも使える制度です。 以上の通り、投資割合や選択は個人の状況によります。 適切な計画を立て、自己責任で投資を行い、長期的な視点でコツコツと積み立てることが成功への鍵です。 投資知識を深め、充実した投資ライフを送ってください。
こんにちは。ご質問いただきありがとうございます。ファイナンシャルプランナーの末次ゆうじです。まず、学生の時からNISAでの資産運用をはじめるという心構えが素晴らしいですね。2024年からNISA制度は改定があり以前よりもさらに投資金額の増額や非課税期間の無期限化など制度そのものがよく(拡充)なりました。ぜひできる範囲の金額ではじめるのがセオリーでしょうが、出せる範囲のMAXで行かれたほうがいいかと思います。 社会人になってほかの出費など厳しくなれば、運用金額の変更や売却はいつでも可能です。また、運用をするうえで大事なことは、「継続すること」と「投資元本をできるだけ多く投資すること」です。投資信託の場合は、株式や債券など複数のパッケージになっているので、ある程度リターン重視でリスクが大きい商品で運用していくことも有効かと思います。運用の世界でのリスクとは、「価格のブレ幅」のことをいいますので時間をかけて運用を継続することでコントロールが可能でしょう。 リターンは、「投資の運用成果で得られる利益」のことです。いわゆる儲けです。基本は、 「リターンが高ければリスクも高くなる」傾向が強いです。最後にいろいろな情報を参考にしてご自身のお考えで決めた投資信託の商品で運用していうことでご自身の運用スタイルを確立していってください。
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