住宅ローンを変動金利にしているがこのままでよいか?
男性42歳会社員既婚/子供あり
年収:650万円
相談内容:金利
現在、日本政府は金融緩和をしているが、海外では金利が上がっていることにより円安が進んでいると思いますが、今後の金利について不安です。 現状、固定よりはるかに変動の方が安いですが、そのままでいるのも不安であるため、固定に切り替えるか悩んでおります。
回答一覧
- 末次 ゆうじ
2022-12-13
こんにちは。ご質問いただきありがとうございます。 変動金利と固定金利どちらがいいかは人それぞれでしょう。 変動金利の場合は39さんのように今後金利が変動することで不安になることもあると思います。 なぜ不安になるのかといえば、金利が上がることで今以上にローンの返済を強いられるかもしれないからだと思いますけど、今後日本も利上げされることも想定して変動金利のことを今一度理解しておくことが必要で大切になります。 1.金利は半年ごとに見直しされる →金融機関によって異なる場合もありますが、4月と10月に金利の見直しが行われ、翌々月から適用されます。 2.「5年ルール」 →急激な金利上昇で家計への影響を少なくするために、金利が上がったとしても5年間は毎月の返済額は変わりません。ただし返済額と利息の割合は変わります。利息が優先されることになります。 3.「125%ルール」 →上記の5年ルールにより5年間の返済額は変わらず、6年目のときの金利によって返済額の見直しがされます。このときの上限が125%までに抑えられます。例えば、毎月の返済額が10万円だった場合、どんなに金利が上昇したとしても返済額は12.5万円が上限となります。 4.固定金利に切り替える →今の変動金利から固定金利に切り替えて変動しない返済額にする。変動金利より金利は高くなりますが月額の返済金金額や返済総額が決まるメリットはあります。 5.繰り上げ・一括返済用で資産運用をして資金を準備する →今はまだ金利は低いですので将来の金利上昇した場合の対策として、お金に働いてもらうように資産運用をして少しでもお金を増やしておくことです。 いづれにしても将来の金利がどうなるかは不確定ですので、今できることに集中して余裕を持った返済計画を立てておくことが重要かと思います。
sinob2022-12-13
分かりやすく説明いただきありがとうございます。
- 千日 太郎
2022-12-13
変動金利タイプは日銀の政策金利の影響を受けるといわれます。 日銀の黒田総裁は向こう数年は政策を変えないと表明しているのですが、その任期は2023年春までとなっており、次期総裁がどういう政策をとるのかは2022年12月の現時点ではわ かりません。 固定金利よりも変動金利の方が低いのですが、現在の固定金利も絶対的に高いとまでは言えません。 金利の「%」を見ると何倍もの差がありますが、借入残高によっては毎月の返済額で計算してみると数千円程度の差しかないこともあります。 こうしたことはシミュレーションしてみなければわかりません。 また、金利が上がったらいくら支払が増えるかを把握し、それに対応できるかを検討することも重要です。 7,000万円の貯蓄をお持ちのようですが住宅ローンの残高に近い貯金があれば、即時に繰り上げ返済することもできます。 変動金利が上がった場合の影響を測定するシミュレータもありますのでご自身の借り入れ予定額で計算してみてください。
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