住宅ローン返済のスピード
男性43歳未婚/子供なし
年収:300万円
貯金・資産:770万円
相談内容:返済
どのようにして返していくのが1番良いのか教えてほしいです。
回答一覧
- 田中 裕晃
2023-02-20
住宅ローンの返済について悩んでおられるのですね。 まず、繰り上げ返済せずに現在の返済を続ける場合、完済年齢は何歳になるのでしょうか。返済は定年後まで続きますか? もし定年後も返済が続くようであれば、定年前に完済できるように繰り上げ返済をするほうが老後のライフプランにとってはプラスになるでしょう。まずはその点を確認してください。 繰り上げ返済をする場合に抑えておきたいポイントは、以下の通りです。 1、繰り上げ返済は早いタイミングで行う方が利息削減効果が大きい 2、繰り上げ返済する場合に手数料がかかる金融機関もある 手数料の有無は金融機関に問い合わせするか、金銭消費貸借契約書を確認すればわかります。もし手数料がかかるのであれば、ある程度まとまった金額でないと無駄な出費が増えてしまうかもしれません。 ポイント1に関して、タイミングは早ければ早い方がいいのですが、住宅ローン控除を受けている場合は、削減される利息と住宅ローン控除で返ってくる税金のバランスを考える必要があります。一般的には住宅ローン控除が終わってから繰り上げ返済した方がいいでしょう。 住宅ローン控除後は、返済中利息負担がかかり続けるだけなので、どんどん繰り上げ返済するのもアリです。ただし、住宅ローンには団体信用生命保険が付保されていますので(ないケースもあります)、逓減型の生命保険に加入しているのと同じ状態と言えます。利息負担を保険料と捉えて、あえて繰り上げ返済しないという選択肢もあります。 また、手元資金との兼ね合いも重要です。はやく借入をなくしたいという気持ちから、手持ちの資金をすべて繰り上げ返済される方もいますが、緊急時に資金面で困窮することがないように生活防衛資金は確保しておきたいところです。また、手元に余裕資金があったとしても、住宅ローンの利率以上に運用できるのであれば、そちらに回すのもアリでしょう。 複数パターンをシミュレーションしてみて、そのなかでご自身のライフプランに合った返済方法を模索していくことをオススメします。
- 岩永 真理
2022-12-27
一般的には、収入が年金だけになるリタイア前に完済することを目標に、1年間の返済額を年収の25%までを目安とする考え方があります。 そこへ、住宅ローンのメリットとデメリットを加味します。 <メリット> ・住宅ローン減税が13年間ある(住宅の性能や住宅ローンの年末残高により、受けられる減税額は異なる) ・団体信用生命保険(団信)へ加入することが多いため、契約者が万一亡くなっても残債は保険でカバーされ、遺族の支払いは免除される <デメリット> ・金利負担がある ・変動金利を選ぶと、返済期間中に金利が上昇すると返済額が増えるリスクがある こうしたメリットとデメリットを考慮すると、 住宅ローン減税がある最初の13年間は最大限所得税などの控除を受け、遺族の保障が必要な時期があれば(子供の教育費がかかるなど)団信保険を活かして通常のペースで返済しながら貯蓄や運用で資産を増やしておき、遺族保障がさほど必要なくなれば、繰上げ返済をして金利負担を減らす、などが考えられます。
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