老後の生活が不安。最低限必要な額はどのくらいなのか。
男性47歳未婚/子供なし
年収:300万円
貯金・資産:50万円
相談内容:老後資金の見直し・シミュレーション
老後、どのような生活が、いくらで送れるのか、が知りたいです。年金もあまりもらえないので、生活保護などは受けられるのか気になります。
回答一覧
老後(65歳以上・公的年金受給可能な年齢)の収支に関しては、下記のデータを参考にされてはいかがでしょうか。 総務省「2021年 家計調査」によると、65歳以上の単身無職世帯の家計収支(全国平均)は ・月額支出: 14万4747円 ・月額収入: 13万5345円 ・月額不足金:9402円 となっています。 リタイア後に月平均約1万円が不足する生活が90歳までの25年間続くと仮定すると、65歳までに300万円(12万円×25年間)は貯めておきたいところです。 上記はあくまでも全国平均ですし、調査対象者の持家比率が高いため、賃貸住宅にお住まいの場合は月額支出が更に多くなる可能性もあります。 ま た、公的年金が上記平均収入より少ない場合は、更なる不足金が生じるので、65歳までに貯蓄しておきたい金額は増えるでしょう。 生活保護の相談は、お住まいの地域を管轄する福祉事務所または市区町村役場で行っています。
napnapさん、こんにちは。 ご質問ありがとうございます。 先立っては老後2000万円問題もありましたし、老後のお金が気になる気持ち、よくわかります。 年金が少なそうとなれば、一層老後のことが不安になりますよね。 「老後、どのような生活がいくらで送れるのか知りたい」とのことですが、どこの地域に住んでいるのか、持ち家なのか賃貸なのか、どのような趣味をお持ちなのか、どのような健康状態で家族構成なのか、など、 その方の置かれている様々な状況によって答えは違ってきます。 例えばこれまで年収300万円で40年間会社員として厚生年金に加入してきた方であれば、将来受け取ることができる手取り年金額はおよそ月10万円と見込まれます。 でも同じ月10万円の手取り年金額がある方の場合も、持ち家で月々の家賃負担がある方と月々の約5万円の家賃負担がある方では、自由に使える金額が異なりますね。 多くの場合将来の老後生活費は今の生活費の延長線上にあります。まずは将来受給できる年金額をものさしにして、今のご自身の生活費と照らし合わせてみてください。Napnapさんにとって老後は20年も先のことですので想像しにくいかと思いますが、それでも少しイメージが変わってくると思いますよ。 将来受給できる年金額は最近ではシミュレーションできるアプリもありますし、LINEでシミュレーションできるアカウントもあります。 年金と生活保護はあわせて受け取れますが、生活保護を受給するとなると様々な制限もあります。一つ一つの不安を棚卸しながら、これからの20年をできる限り足し算で考えていきましょう。