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NISA投稿 2024-05-13更新 2024-05-27

NISAでの成長投資枠の運用益をあげるには。

回答数回答数 1
いいね数いいね 0

男性51会社員既婚/子供なし

相談内容:NISAの運用相談

【背景】現在新NISAでオルカン:S&Pの割合で5対5で月に10万円積み立ています。現在旧NISAと新NISAで200万円程度現在運用しています。 【今後】今後10年程度で2000万程度にしたいと思います。成長投資枠をつかってより利益がでる商品を購入したいと思います。何が運用益があがりやすいか知りたいです。

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回答一覧

  • 青山 創星のプロフィール画像

    青山創星

    ファイナンシャルプランナー

    -

    青山 創星青山 創星

    2024-05-27

    初めまして。ファイナンシャルプランナーの青山創星と申します。 ご相談ありがとうございます。 投資の世界において、目標を達成するための戦略は非常に重要です。hizzy様は新NISAを利用しているとのことで、既に賢明なステップを踏んでおられます。現在の投資額と毎月の積立額から、10年で2000万円を目指すというご計画は、実現可能な目標に思えます。 まず、新NISAの仕組みについて整理しましょう。新NISAでは、生涯で最大1800万円の投資枠があります。この1800万円の枠すべてをほとんどのつみたて投資枠で投資できる投資信託で投資することができます。そして、そのうち1200万円までは「成長投資枠」としてつみたて投資枠で投資できない商品にも投資できます。 hizzy様の現在の投資戦略は、オルカンとS&P500の指標に基づいた投資信託に5対5の割合で投資しているとのことです。これは、分散投資の原則に従い、リスクを分散しながらリターンを追求する賢明なアプローチです。オルカンは世界の株式市場に広く分散投資する指標であり、S&P500はアメリカの大手企業に焦点を当てた指標です。この組み合わせにより、地域的なリスクを分散し、世界経済の成長に連動するリターンを期待できます。 成長投資枠の活用についてですが、成長投資枠を利用して、より高いリターンを目指すことは一つの選択肢です。成長投資枠では、よりリスクが高いが、それに見合ったリターンが期待できる商品に投資することができます。ただし、リスクとリターンは表裏一体であり、高いリターンを追求するほど、大きな損失を被る可能性も高まります。 一方で、成長投資枠でもつみたて投資枠と同じ商品に投資することもできます。あえて成長投資枠を使ってリスクが高い商品や内容を把握するのが難しい商品を選ぶ必要は必ずしもありません。現実的なリスクを考慮しながら、つみたて投資枠で利用できる安定した現在投資中の商品を成長投資枠でも活用することで、リスクを抑えつつ目標を達成する方法も十分に検討する価値があります。 投資におけるリスク管理は、目標達成のために不可欠です。hizzy様の目標リターンは比較的現実的なものです。200万円の初期投資額と毎月10万円の積立を6%の年率で複利運用した場合、10年後には約2000万円に達する可能性があります。これは、過度なリスクをとらなくても達成可能な目標といえます。 投資の将来の成果を予測するために、モンテカルロシミュレーションを利用することができます。これは、ランダムな変動を考慮に入れたシミュレーションであり、様々な市場環境下での投資成果を評価するのに役立ちます。 例えば、MSCI ACWIの過去20年間の平均リターン8.7%と標準偏差(リスク)14.8%を用いて、10年間の投資成果をシミュレートするとします。この場合、hizzy様の初期投資額200万円と毎月10万円の積立をこのリターンとリスクで運用した場合の見込みは以下のようになります。 ・上位10%のシナリオでは、投資額は約3100万円に達する可能性があります。 ・上位30%で、約2500万円になる可能性があります。 ・中央値(上位50%)では、約2100万円になる可能性があります。 ・上位70%で、約1800万円になる可能性があります。 ・上位90%で、約1500万円になる可能性があります。 ※元本割れの確率は約6.3%です。 これらの結果は、1万回のシミュレーションを行った場合の結果です。上位50%に位置する2100万円は、hizzy様の目標額2000万円に非常に近いことを意味します。つまり、シミュレーションによれば、hizzy様の投資戦略が成功する確率は50%以上であると予測されます。 現在の投資戦略を継続しつつ、成長投資枠でしか投資できない商品での投資を検討することも考えられます。しかし、より高いリスクを伴うため、慎重に選択する必要があります。投資対象としては、テクノロジーやヘルスケアなどの成長が期待されるセクター、または新興市場に焦点を当てた投資信託が考えられます。 投資は個々のリスク許容度と目標に応じてカスタマイズされるべきです。成長投資枠のみで投資できる商品での投資をされる場合にはリスク管理に特段の注意を払いながら、目標達成に向けて進むことをお勧めします。 投資は長期的な視点で行うことが重要であり、市場の変動に動じず、計画に忠実に積立を続けることが成功の鍵となります。どうぞ、投資の旅において、冷静かつ賢明な判断を心がけてください。 hizzy様の投資が実り多いものとなることを願っています。 ファイナンシャルプランナー 青山創星

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