変動と固定金利は結局どちらがリスクが少ないのか
男性43歳会社員既婚/子供あり
相談内容:金利
住宅ローンには固定や変動がありますが、少しでも支払い額を安くするには結局どちらがお得なのか、説明を聞いても納得のいく答えが見付からないです。 トータルで考えると、損をしないのはどちらなのかをどういった情報で把握すればいいでしょうか?
回答一覧
- 千日 太郎
2023-07-30
ご質問をありがとうございます。住宅ローンの固定金利と変動金利、どちらが最終的にトータルで支払い額を安くするかを判断するためには、いくつかの要素を考慮する必要があります。ちょっと列挙してみました。 1.現在の金利水準: 現在の金利がどれくらいの水準なのかを把握することが重要です。金利が低い場合、固定金利よりも変動金利の方が低い金利で借りられることがあります。 2.将来の金利の見通し: 将来の金利動向を予測することは難しいですが、金利が上昇する可能性が高い場合は固定金利が安心です。高収入な人は安心料として今の固定金利が割安だと考える人も多いです。 3.ローン期間の長短: ローンの期間が長いほど、金利の選択がより重要になります。長期間にわたって返済する場合は、金利の差がトータルで大きな影響を与える可能性があります。 4.金利上昇リスク: 変動金利は金利の変動によるリスクがありますが、その分今の金利が低いですね。自身が将来の金利上昇に対してどれだけリスクを取ることができるかを考慮する必要があります。 5.繰り上げ返済の可能性: どちらの金利タイプを選択する場合でも、繰り上げ返済を積極的に行うことで、ローン期間を短縮し、支払い総額を削減できます。変動金利と固定金利の金利負担の差も縮まります。 最終的には、現在の金利水準と将来の金利動向、ローン期間、リスク許容度などをよく考慮して、個々の状況に合った金利タイプを選択することが重要です。 しかし、住宅ローンは最長35年の長期の契約です。そのため個人の能力で今後の金利動向を完全に予測することはできません。最終的な損得に対して、正解をあらかじめ知ることのできない分野であるということは言えるでしょう。
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