新NISAでの投資戦略について
男性45歳会社員既婚/子供なし
相談内容:NISAの運用相談
来年から始まる新NISAの投資方針について、現在保有している株式を売却して新NISAに移管するのが良いのか、新しく買い付けて新NISA枠を埋めるのが良いのかを相談したい。現状は1800万円を新しく買うだけの現金余力はあるが、近く会社を早期退職することを考えているので、現金比率をあまり落としたくないとも感じているので、バランスをどのように取るのが良いかアドバイスがほしい。
回答一覧
ファイナンシャルプランナーの伊藤亮太です。回答させていただきます。 まず、現在保有されている株式はどの口座でお持ちでしょうか?仮にNISA口座でお持ちの場合でしたら、売却はせずに現状のNISA制度の非課税期間をうまく活用された方がよろしいと思います。 特定口座などその他の口座でお持ちの場合には、売却時に税金がかかってきます。そのまま移管はできないため、売却して再度購入はできるものの、効率的なやり方であるとは思えません。そのため、いずれにせよ、新しく買い付けることで新NISA枠を埋めていく方がよろしいと思います。 新NISA制度では、年間の投資上限が360万円、生涯非課税限度枠が1800万円と決まっていますが、何も5年間ですべての枠を使う必要はありません。現金比率を落としたくないのであれば、例えば毎年つみたて投資枠120万円部分のみを利用して15年間で1800万円の枠を利用する、毎年100万円のみ使用して18年間で1800万円の枠を利用するなどアレンジはいくらでもできます。もちろん、今保有の株式を売却し、その資金で新NISA枠を利用するならば、手許にある現金を使わずに投資することも可能です。 この他、途中で売買することで現金比率を落とさないようにする方法も考えられます。この場合には、上限まで利用しなくてもよろしいかと思います。買ったらどこかで売り、現金化しながら現金比率を調整していきます。どちらかといえば短期売買が軸になるかもしれません。 早期退職後のプランをどう描くかで話は変わってきますので、ご自身なりに整理して、新NISA制度をどう利用するか検討してみてください。
ありがとうございます
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