住宅ローンは固定と変動どちらが良いのか?
男性41歳会社員既婚/子供なし
相談内容:金利
今現在、借家で暮らしていますが住宅の購入を考えています。 一括購入できる資金はないので住宅ローンを組むことになると思います。 そこで問題となってくるのが金利を固定するほうが良いか変動が良いのかです。 数年前までなら日銀のマイナス金利政策で金利変動の可能性などはほぼ考えなくても良い状況でしたが、アメリカの利上げと日銀総裁の交代により状況が変わってしまいました。 既に市場金利は0.5%まで許容する政策に変更され今後も状況は変化しそうに感じています。 このような状況で住宅ローンを組むと仮定した場合に最適な方法が知りたいです。
回答一覧
- 千日 太郎
2023-07-30
ご相談をありがとうございます。日銀の政策変化やマーケットの状況の変動は、住宅ローンを組む際に非常に重要な要素となります。変動金利と固定金利のどちらが最適かを判断するには、金利の上昇リスクに対応できるかを考慮する必要があります。 変動金利は、金利が市場の状況に応じて変動するローンのタイプです。今の時点では金利が固定金利よりも低いことがあるため、最初の返済負担が軽減される場合があります。 市場金利が低下すれば、返済額が縮小する可能性があります。 しかし、市場金利の変動により、返済額が増加するリスクがあります。金利が急激に上昇すると、返済負担が増大し、予算に圧迫がかかることがあります。 固定金利は、ローン期間中に金利が変わらないローンのタイプです。金利がローン期間中に変動しないため、予測しやすく、安定感があります。そして市場金利が上昇しても、返済額が増えることはありません。 しかし、初期の金利が変動金利よりも高いことがあるため、最初の返済負担が大きくなる場合があります。また市場金利が低下しても、ローンの金利が変わらないため、低金利の恩恵を受けることができません。 最適な金利タイプを選択する際に考慮すべき要素は主に次の3つです。 金利変動リスクへの許容度:変動金利はリスクがあります。将来の金利上昇に対してどれだけリスクを取ることができるかを考える必要があります。 完済までの期間:ローンの返済期間が長いほど、金利の変動による影響が大きくなります。長期にわたって返済する計画ならば、固定金利の方が安心感があります。 予算の余裕度:予算内で返済できる範囲内で最適な選択をすることが重要です。将来の金利上昇に対して対応が難しい場合は固定金利が適しているかもしれません。 なお、金利タイプを決定する際には将来の金利動向を完全に予測することは難しいです。リスクを理解した上での選択が重要です。
アイアンマン2023-11-09
ありがとうございます