持ち家が無く、想定外の教育費が掛かる事で老後が不安
女性49歳パート・アルバイト既婚/子供あり
相談内容:老後資金の見直し・シミュレーション
主人が転勤族で、持ち家がありません。 また一か所に7年以上住み続けると8年目から住宅手当が出なくなる為、住居費用の負担が一気に12万増える事になります。 また、子供が中学受験をしたいと言い出した為、想定外の教育費(受験までの塾代・中学の学費)が上乗せされる事となり、住宅手当が出なくなるまでに貯めておこうと思っていた貯金が一切出来ない見込みで、老後を迎える前に資金繰りが出来なくなりそうで、老後の不安が募っています。 現在学資保険には入っていますが、中学受験の事は考えていませんでした。貯蓄は300万円ほどですが、今から出来ることとしてはどのようなことがありますでしょうか?
回答一覧
- 張替 愛
2023-09-06
こんにちは。ご質問いただきありがとうございます。 住宅や教育費の支出が増えそうとのことで、老後に向けてご不安が募っているとのことですね。 私見ですが、転勤族の場合、老後に家を買えるように住宅手当があるうちにしっかりお金を貯めておくか、単身赴任を覚悟のうえで途中で住宅を購入されるかのどちらかを選ぶ方が多いようです。ご家族が希望する暮らし方に合うのはどちらか考えてみてください。 中学受験については、家計状況を確認したうえで慎重に判断することが大切です。 文部科学省「子供の学習費調査(令和3年度)」を見ると、私立中学に進学すると3年間で約430万円かかるという数字が出ています。公立中学に進学する場合に比べると、3年間で約270万円も多い金額です。 つまり、私立中学に進学するなら、平均ひと月約12万円(=約430万÷36カ月)の教育費を無理なく支払える状況であることが求められるのです。最近は中学受験が増えていますが、ここで無理をしてしまうと、大学進学費用を貯めることができなくなる危険があります。決してご無理はされないでおくことをおすすめします。 一生涯で稼げる収入には、どうしても限りがあります。その収入を普段の生活費に使うのか、マイホームに使うのか、教育費につかうのか、老後の生活費用に貯めておくのか。決まった正解はありません。どんなバランスが自分にとって心地よさそうかを考えるときは、長期的な家計状況を予想する「キャッシュフロー表」というツールが役立ちます。 キャッシュフロー表の作り方はインターネットで調べると出てきますので、ご自身で作成してみても良いでしょう。ただ、知識がないと難しいと感じる方も少なくありませんので、お金の専門家であるFPに相談して作ってもらうのも良いと思います。 家計と向き合うことで支出の大幅な削減ができれば、高額な教育費も捻出できる可能性がございます。お困りの際は、いつでもご相談ください。
梨花2023-11-09
具体的な金額まで教えてくださり、ありがとうございます。