物価上昇に伴う家計の対策
女性34歳既婚/子供あり
年収:300万円
貯金・資産:750万円
相談内容:その他
物価上昇は賃金アップにならないので出費が増えて困っています。 どうすればいいのでしょうか?
回答一覧
- 加藤 桂子
2022-12-12
総務省が発表した10月の消費者物価指数は、3.6%上昇し、40年ぶりの伸び率となりました。 スーパーに買い物に行っても、ほとんどの商品で値段が上がっているのを感じます。 この物価高に対して賃金はほとんど上がっていないのが現状で、多くのご家庭が家計管理に苦しんでいます。 節約の方法として皆さんに取り組んでいただきたいのは固定費の見直しです。 固定費というのは毎月の支出額が決まっているもので、代表的なものは生命保険や損害保険、住宅費、通信費などです。まずは現在加入している生命保険をチェックしましょう。 死亡や医療費に対しては国の保障として遺族年金や高額療養費制度などの社会保障がありますので、これを考慮して過剰な保障になって入れば減額・解約や特約の見直しなどを検討しましょう。 損害保険も、自動車保険は車両保険等の内容を見直すことで保険料が抑えられる場合もあります。 通信費の代表としてスマホの基本料がありますが、まだ格安プランにしていないのであれば見直すことによってすぐに支出削減の効果があります。 これからお子さんの教育費がかかるということですので、家計の見直しと同時に資産形成も始めることで、教育費の準備も並行して行うことができます。教育費はお子さんが進学する前に貯めておく必要があります。 目安としては国公立大学なら300万円、私立大学なら500万円あると安心です。 教育費は金額も大きく、短期間で準備することは難しいですので、家計の見直しとともに早めに取り組みましょう。