不動産投資を始めたいが、リスクも伴うので専門家に相談したい

大竹 麻佐子

2022-12-12

aaaさん、こんにちは。 おっしゃる通り、不動産投資について、内容やリスクについて知り、理解したうえで始めることが大切だと思います。最近の超低金利を背景に、投資に目を向ける方が増えています。株式や投資信託などの金融商品と異なり、不動産投資は、金額も大きく、売却しようと思っても現金化が難しい投資手段です。ただし、基盤づくりがうまくいけば、将来、公的年金の上乗せとして収入を得ることが可能であり、安定した老後生活を送ることに期待がもてます。 たしかに、否定的な噂は多く聞かれます。とは言え、成功事例も多数あります。おそらく、その違いは、「不動産投資への向き合い方」にあるかと思っています。メリットばかりに注目し、やみくもに始めて、失敗するパターンは少なくありません。 継続的な収益を得ることの可能性を検討しつつ、投資物件を吟味する必要があります。保有することに意味があるのではなく、収支やリスク（空き家リスク）についても考える必要があります。 初期費用、継続費用、突発的な費用など数字的な側面とともに、物件のエリア、築年数、陽当りなど物件へのリサーチは必須です。また、販売会社や管理体制もポイントです。ご自身の金融資産配分や今後のライフプランによっても選択は異なるはずです。つまり、手軽に始められる投資ではありません。 不動産投資は、物件のオーナーとして、借り手がいて、継続的な賃料収入を得ることに意味があります。ある意味、経営者として、長期的視野での事業計画が必要であるということです。 始めるにあたっては、基本的には、複数の不動産投資会社で複数の物件を比較検討することをおすすめします。最近では、不動産投資セミナーが多数開催されているようですが、さまざまな情報が得られる反面、年収や個人情報を伝えることで「見込客リスト」に組み込まれる可能性を否定できません。中立的な立場でアドバイスできるファイナンシャル・プランナーへの相談は有効かと思います。

いいね：0