地元以外に納税するメリットはあるのでしょうか？

新田 真由美

2023-12-12

ちーさん お問い合わせいただきましてありがとうございます。 総務省が行った、「令和5年度ふるさと納税に関する現況調査」によりますと、ふるさと納税の寄付金額は、9,654億円でした。これに対して、自治体の返礼品の送付や税務処理などの事務手続きなど、ふるさと納税による経済活動の総額は2兆3,825億円でした。 一次波及効果、二次波及効果を加えると、4兆1,259億円の経済効果があることが報告されています。 地元企業の売上が上がるという効果も報告されています。 また、経済効果以外にも、ふるさと納税には３つの大きな意義があります。 ①納税者が寄付先を選択するからこそ、その使われ方を考えるきっかけとなり、税に対する意識が高まり、納税の大切さを自分ごととしてとらえる貴重な機会になること。 ②生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域や、これから応援したい地域にも力になれる制度であること。 ③自治体が国民に取組をアピールすることで自治体間の競争が進むこと。 これらのことから、ふるさと納税は、全国のいろいろな地域に活力をもたらす制度だと思います。 参考：総務省ふるさと納税ポータルサイト「ふるさと納税の理念」 　https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/policy/

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