子供のための、有効な新NISAの活用方法は?
女性34歳専業主婦・主夫既婚/子供なし
貯金・資産:500万円
相談内容:NISAの運用相談
現在妊娠中で、来月出産予定の為産休に入りました。 夫婦でそれぞれ月に10万円ずつ新NISAで積立の設定をしました。5年ほど前からそれぞれ積立NISAと特定口座で積立はしていたが、子供の将来のためにもっと有効な成長投資枠等の使い方やテクニックを知りたいです。 夫の年収は700万円。 私は現在は専業主婦ですが、復帰する予定で恐らく年収は450万円ほどになるかとおもいます。 子供は1人のみで考えております。出来れば高校までは公立で大学は私大にも行かせてあげられるようにと考えています。
回答一覧
お子様の教育費のご準備についてのご質問ですね。 増やし方について考えるためには、いつ頃に、どれくらいの金額が必要なのかを考えておく必要があります。 大きく以下の項目を考えておく必要があります。 1.必要な金額 2.運用できる金額 3.どれくらいリスクを取るか? まず1から考えてみましょう。大学から私立を想定されているとのことですので、準備をするのは大学の資金と考えられます。現在、私立の文系ならおおよそ500万円、私立の理系ならおおよそ700万円を考えておくと良いです。 次に2番ですが、現在ご夫婦でそれぞれ10万円ずつを新NISAに積み立てされているとのことですね。当然、その全額を教育費にするつもりはないと思いますので、その一部を教育費目的の投資信託などの積み立てに回すと良いですね。 仮に500万円を18年後に準備する場合、5%で運用できれば月々の積立額は15,000円ほどです。 しかし、教育資金を株式だけで準備するのは個人的にはオススメしません。ここから3番の「どれくらいリスクを取るか?」を考えてみましょう。 5%のリターンを想定する場合、株式のみで運用するなどハイリスクな運用が必要となり、必要な時期が決まっている教育費のような資金にはあまり向いておりません。 (過去のデータを見ると、株式の実質リターンはおおよそ6〜7%です) 少し極端な例ですが、子供が18歳になる前にリーマンショッククラスの暴落が起きた場合、株式のみですと運用額は半分くらいになると考えられます。そうなると、500万円の場合だと250万円ほどになります。利用を待つことができる場合は、回復を待てば良いのですが、使用時期が明確な場合はそれが難しいです。 リスク管理とは、起きる確率を見積もるのではなく、起きたときにどうするか?ですので、それ以外の資金を潤沢に用意しておく、または個人向け国債などの比較的低リスクの商品などで教育費の一部は確実に用意しておいて、上乗せとしてリスクの高い商品などを利用するなどを考えておくと良いと思います。 最後に成長投資枠の活用方法ですが、運用資金を全て一つの投資信託にまとめる人が多いですが、それを行うと教育費、老後資金、単純な余剰資金が混ざり、わかりづらくなるため、名目ごとに投資信託を分けるのも一つのアイデアです。 つみたて投資枠と成長投資枠では、それぞれの枠で同じ投資信託を購入することができるので、教育費目的の商品は成長投資枠で買う、という考えもありますので、ご参考にしてください。
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