どの年代でどのくらいのお金が必要なのか?
男性43歳既婚/子供なし
年収:300万円
貯金・資産:150万円
相談内容:老後資金の見直し・シミュレーション
自分は40代ですが、老後2000万円問題など目にすると老後の生活 が不安です。 具体的にどの年代でどのくらいのお金が必要なのかわからないので知りたいです。
回答一覧
- 千日 太郎
2022-12-17
ご相談をありがとうございます。43歳はいよいよ人生の後半に差し掛かったところですね。いよいよ老後が見えてきたころだと思います。わたしたちの親世代までは国が年金で生活の面倒を見てくれるという前提がありました。しかし、わたしたちはその当時の予想よりもはるかに長生きするうえ、あまり子どもをつくらなかったために、昭和の時代に想定していた老後を賄う年金や医療のお金が無くなっているのです。 老後2000万円必要説は、そうした前提で金融審議会の市場ワーキング・グループがシミュレーションしたものですが、これは持ち家があり住居費が1万程度しかかからない世帯が、毎月5万円の赤字が出ることを前提としています。 つまり逆を言えば、持ち家を持ったうえで毎月5万円の赤字が出ないような収支に抑えられれば老後資金はゼロでも大丈夫ということになりますね。拍子抜けしたかもしれませんが、シミュレーションとはその程度のものです。 ただし、老後の支出を低く抑えるために家を持っておくということは、合理的かと思います。住宅ローンを組める金額は年齢が上になるほど少なくなりますので、もしもまだマイホームを購入されていないのであれば、検討してみてはいかがでしょうか。