年金以外の老後の収入について
男性33歳契約社員・派遣社員未婚/子供なし
年収:450万円
貯金・資産:300万円
相談内容:老後資金の資産運用
老後はAIの進歩や社会情勢の変化などで、年金や仕事がなくなっているのではな いかと心配です。また、健康に対しても不安があります。 公的年金はあてにできないと考えているので、自分の年収で今からできる備えは何かありますでしょうか。
回答一覧
- 新井 智美
2023-08-22
ご相談ありがとうございます。ファイナンシャルプランナーの新井智美です。 いただいた質問に回答させていただきます。 確かに公的年金に対する不安は大きいですよね。年金をもらえたとしても、その時の物価の上昇に追い付いているのかを考えると、やはり自分の努力で資産形成を行う必要があります。 老後の備えとしてまず考えられるのが私的年金の活用です。私的年金には確定拠出年金や個人年金保険があり、相談者様が加入するなら個人型確定拠出年金(iDeCo)でしょうか。 iDeCoは掛金全額が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の対象となり、現役時代の節税効果も期待できます。運用商品は自分で選ぶ必要がありますが、若いうちは世界株式などリターンの高い商品で運用し、受取時期が近づくにつれ債券の割合を多くするなど安定運用にシフトしていくことで、効率的に老後資金を形成できます。運用中の利益も非課税で再投資されますし、受取時にも受け取り方法に応じた税制優遇が設けられています。 そのうえでまだ余剰資金があるなら、個人年金保険への加入をおすすめします。支払った保険料は保険料控除の対象になりますし、受取開始年齢と受取額が契約時に決められる点でも安心できるのではないでしょうか。
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