掛け持ちバイトの確定申告

大竹 麻佐子

2022-12-12

minak0さん、こんにちは。 掛け持ちバイトで頑張っているのですね。くれぐれも無理なさいませんように。 それぞれで雇用契約のもと、給与を受け取っているアルバイトであれば、給与所得として、確定申告をします。 最近は、雇用契約でなくフリーランスとして仕事を受注するケースや給与所得のほかに請負という形で事業所得を得るケースの記事や情報が増えているため、混乱が生じているのかもしれません。 いずれにしても、年末もしくは退職時に、アルバイト先から「源泉徴収票」を受け取ることは可能でしょうか。 その年の1月1日から年末までの支給額（合計額）が記載された書類です。 健康保険や厚生年金保険料などの社会保険料や所得税などの税金が控除されている場合には、その金額も記載されています。 「源泉徴収票」があれば、おそらく、記事を読むよりも、Web上の「国税庁確定申告書等作成コーナー」で申告書を作成してみるのが分かりやすいかもしれません。 申告書の項目ごとに、源泉徴収のどの欄のどの数字を入力すればよいのかなど、順序だてて丁寧に誘導してくれます。 入力完了後に印刷し、お住まいの管轄税務署に郵送すれば意外と簡単に確定申告ができます。 Web環境が整わない場合には、源泉徴収票など必要な書類を持参のうえ、税務署に出向くと、専用端末で入力することも可能です。 入力方法など不明点を案内担当者に尋ねることもできますので安心です。 なお、源泉徴収票がない場合には、アルバイト先に発行を依頼してみましょう。 原則として、アルバイトの期間や源泉徴収の有無にかかわらず、源泉徴収票を発行する必要がありますが、もし、難しい場合には、手間はかかりますが、「源泉徴収票不交付の届け出書」を提出し、年初からの給与明細書をすべて計算することで申告も可能です。 複数ヵ所でのアルバイト収入があり、それぞれ所得税が源泉徴収されている場合、年末調整がされていない場合には、払い過ぎた所得税が還付される場合がありますので、忘れずに確定申告をしましょう。 どんなものかわからない時には不安や疑問に感じることが多くあるものですが、やってみると意外と簡単ですっきりするかもしれません。 それでもわからない場合には、税務署に行ってみましょう。 申告期限近くになると混みあいますので、早めに出向くことをおすすめします。

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下中 英恵

2022-12-12

掛け持ちしたバイトの合計年収が103万円以下で、源泉徴収（予め税金が引かれてしまっていること）されていなければ、確定申告を行う必要はありません。 しかし、それ以外のケースは、確定申告を行いましょう。 例えば、バイトのお給与が源泉徴収されており、かつ掛け持ちしたバイトの合計年収が103万円以下の場合は、確定申告を行うことで、多く払いすぎてしまった税金（源泉徴収された税金）が戻ってくる可能性があります。 また、掛け持ちしたバイトの合計年収が103万円を超えている場合でも、源泉徴収されているバイト先と、源泉徴収がされていないバイト先が混在している場合などは、確定申告を行いましょう。すべてのバイト先の収入を合わせて、税金の金額を精算することができます。 確定申告は、アルバイト先からもらった源泉徴収票を用いて行います。確定申告書はWebからダウンロードすることができるので、毎年3月15日までの期限に間に合うように、手続きを行いましょう。

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