セカンドライフを満喫するために必要な資金額とその貯め方
女性33歳パート・アルバイト既婚/子供あり
相談内容:老後資金の見直し・シミュレーション
どれくらいの手持ちの資産が貯まれば、所謂セカンドライフが満喫できるようになるのか、よくわかりません。今は老後のためと思い、なるべく貯金やイデコをできる範囲で頑張っていますが、そもそもそれを自分が使うイメージがあまり湧かず、いつまでも貯金してしまいそうです。年金も、私の年代が受給する時には当てにならなさそう…と思い、自分で老後の資金をなんとかしなければと思っていますが、貯金に拍車がかかってしまいます。具体的にこのくらいの額があればこんな生活ができる、というざっくりとした指針があれば、教えてほしいと思います。
回答一覧
- 張替 愛
2023-08-11
こんにちは。ご質問ありがとうございます。老後の生活イメージがつかめないとお悩みなのですね。 最初に、必要な生活費というのはお住まいの地域によっても大きく変わるという点をご留意ください。大都市であれば住居費の負担が大きくなりやすいですし、車が生活必需品となる郊外や地方であれば自動車関連費が高くなりやすいといった具合です。 そのため、どのくらいのお金があればどのくらい生活ができるのかは、ご自身が今使っている金額を目安に考えることが大切です。家計簿などをつけて、毎月食費や光熱費などにどのくらいお金を使っているかを確認してみることが、老後に必要な生活費のイメージをつかむための大きな一歩となります。 ご参考までに平均金額を紹介しますと、生命保険文化センターの「生活保障に関する調査(2022年度)」では、夫婦2人で老後生活を送る上で最低限必要と考える日常の生活費は月額で「平均23.2万円」となっています。ただ、そのうち約3%の人は、40万円以上と回答しています。人によって大きく差があることが分かりますね。 老後は住宅ローンの支払いが終わって、住居費はほとんどかからない人が多いです。持ち家でなく賃貸の場合は住居費が高くなりやすいため必要な資金も多くなると予想されます。 また、同調査では、「老後のゆとりのための上乗せ額」も調べています。旅行やレジャー、日常生活の充実、趣味や教養、耐久消費財の買い替えなどの費用などにために必要な費用として、上記の生活費に上乗せして「平均14.8万円」必要であるとなっています。つまり、ゆとりがある老後生活には、「月37.9万円」が必要というのは、ひとつ目の目安となるでしょう。これだけの生活費をかけられる資金が準備できれば、月に何度か外食したり、たまに1泊旅行に出かけたりといった生活が送れると予想されます。 このようなゆとり資金を公的年金だけでまかなうことは難しいため、ご自身の貯蓄で備えるということはとても素晴らしい考え方です。ただ、貯金ですべてカバーするのも大変です。ご質問者様は自営業・自由業とのことで働く年齢に制限がないという強みをお持ちなので、必要に応じて老後も働き続けることでゆとりのある生活を実現するというのもお勧めです。また、現在まとまった貯蓄がたまっているのであれば、資産運用を行って老後に向けて資産が増えるように試みるというのもおすすめです。
マフィン2023-10-16
ありがとうございます!