資金調達をしてからマンション購入する方が安心できるか

張替 愛

2024-05-27

モモンガさん、ご質問ありがとうございます。 マイホームの住み替えをお考えとのことですね。住み替え後のマンションを先に買いたい場合、しっかりと計画を立てる必要があります。 買いを先行する場合、基本的には「新しいマンションの住宅ローン」と「前のマンションの住宅ローン」の両方のローンを返済できる状況である必要があります。金融機関が貸してくれる上限額の目安は、ご年収の35％までとなります。そのため、年間の返済金額が年間315万円（年収900万円×35％）以内に収まるようであれば、先に新しいマンションの購入を進めることもできる可能性が高いです。 ローンの完済年齢は、一般的には80歳までが最長となりますので、新しいマンションを早く買ったほうが返済期間は長く設定できます。 ただ、最も大事なことは、買い替えが完了した後の家計に無理がないことです。現在購入を考えているマンションは今お持ちのものと同等の価格ということなのでおそらく大丈夫だと予想していますが、詳細が分からないので何とも言えません。「もし予定通りの価格で売れないと、老後の家計が厳しそう」といった不安が残っている状態であれば、買いを先行するの危険です。 買い替えが完了した後に、「新しい住宅ローンを無理なく完済できること」「老後の費用を確保できること」などをしっかり確認しておきましょう。老後の家計の確認は年金や退職金など、またいろいろな要素がからんできます。お一人で確認するのが難しい場合は、ご相談にお越しいただくのがよろしいかと思います。 マンションは、物件ごとで管理費や修繕費用のかかり方も差があるので、買い替え後の維持費について忘れずにご確認ください。 少しでもご参考になれば幸いです。

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