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老後資金・年金投稿 2023-08-21更新 2023-08-29

老後安心して生活できるだけの不労所得額を知りたい

回答数回答数 1
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男性54会社員既婚/子供なし

相談内容:老後資金の見直し・シミュレーション

老後の資金に強い不安を感じています。 私は一時期無職だったこともあり、老後に年金をもらえるのは最低金額といったところ。 現在は会社員をやめて自営で仕事をしており、2009年~2019年までは年金をしっかり納めていたのですが、事業もうまくいかず、なかなか年金まで資金が回らず滞納するようになってしまいました。 未納期間が続いたため、免除・猶予の手続きをすることにしたのですが、それでも経営状態は好転せず、コロナもあって免除・猶予の手続きを繰り返している状況です。 遺産相続した土地を駐車場運営して不労所得を得ており、これに本業の収入を合わせて生活をしているといった感じです。 ただ老後は本業の収入がなくなり、得られるのは不労所得と少額の年金のみ。 これだと生活はかなりキツくなってしまいます。 今は大丈夫でも将来を考えると不安ですし、毎月どれぐらいの不労所得があれば老後資金として安心できるか、おすすめの資産運用法などあれば教えてもらえないでしょうか。

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回答一覧

  • 伊藤 亮太のプロフィール画像

    伊藤亮太

    ファイナンシャルプランナー

    伊藤亮太FP事務所

    伊藤 亮太伊藤 亮太

    2023-08-21

    ファイナンシャルプランナーの伊藤亮太です。回答させていただきます。 まず、老後が安心して生活できるだけにはいくら必要か?これは人により異なります。住んでいる地域によっても異なりますし、どのような生活をしたいかによっても異なります。 そのため、必ずこれだけ必要といった断定的なことはいえません。 ご相談者のように、少額の年金しかないといったケースの場合、老後の不労所得がないため不安に思われることでしょう。奥様も少額の年金でしょうか?一つの目安をお伝えします。現状、毎月の生活費はどれぐらいかかっていますでしょうか?その生活費から、少額の年金や駐車場運営による不労所得を差し引いてみましょう。毎月の赤字がどれぐらいになるかわかりますよね。 今ある資産を取り崩せるならば、その資産を30~40年で割って、一年間で使えるお金も計算してみましょう。それを12で割れば、1ヵ月に利用できる金額です。これも生活費から引いてみましょう。そして算出した毎月の赤字に12をかけることで、毎年必要な資金がわかります。 その赤字部分を不労所得で補っていければ大丈夫となります。例えば、生活費が毎月30万円必要であり、不動産所得や年金で毎月15万円がカバーできるとします。そうすると毎月15万円の赤字となり、年間で180万円必要となります。預貯金等の資産は考慮していませんが、この場合には、年間で180万円、月に直せば15万円ほどの不労所得が入ってくるような仕組みを構築する必要があります。 そのためには、例えば不動産所得でまかなうとすると、実質年利回りが4%だとした場合、180万円÷4%=4500万円の投資物件を購入すれば、年180万円がまかなえることになります。あくまで一例であり、ご相談者様がどの程度の資産がおありか、年金額の詳細等によって異なってきます。 安定収入といった側面では、不動産投資が良いと考えます。ただし、以前に比べてかなり価格が上昇していること、今後の日本の人口減少を考慮すると、なかなか選定が難しい部分もあると思います。この他に検討できるのは、高配当株への投資です。ただし、リスクも高くなるため、ご自身の資産に余裕がない場合には、無理はせず、まずは預貯金でどの程度まかなえるか試算し、そのうえで投資するかどうかを検討していくべきと考えます。

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