コラム

2020/11/10

【社員インタビュー】デザインとビジネスは切り離せない。ビジネス視点で事業をグロースハックさせるデザイナーのプロ意識

【社員インタビュー】デザインとビジネスは切り離せない。ビジネス視点で事業をグロースハックさせるデザイナーのプロ意識

デザイン思考やデザイン経営といったワードが聞かれる昨今、ビジネスにおけるデザイナーの役割にも変化が生じています。今回お話を聞いたのは、ビジネスの視点を持ち、事業の成長を推進するデザイナーのH.T.さん。デザインスキルを活かしてさらなる事業貢献を目指すH.T.さんのプロ意識に迫ります。

エイチームライフスタイル ヘルスケア事業部 D2Cグループ デザインチーム H.T.さん

芸術系の大学でビジュアルデザインを学んだ後、大阪のWeb制作会社へ新卒入社。その後、ビジュアル制作にとどまらない幅広いビジネスに携わる機会を求めて、2018年3月にエイチームライフスタイルへ入社。以来、新規事業に携わる。妊活をサポートする妊活サプリ「minorie(みのりえ)」、妊娠初期から授乳期をサポートする葉酸サプリ「みのりえ葉酸」、美容液ファンデーション「lujo」などのデザイン業務全般に関わり、新規事業の成功に向けて奮闘中。

事業運営に関わるデザイナーを目指す

Webデザインを選択した理由

大学では紙媒体を主としたデザインを学んでいました。でも、ペーパーレス化など今の世の中を考えたとき、アートではなくビジネスの視点でとらえ直す必要性を感じました。将来の成長性やビジネスにおけるデザインの可能性を考えると、これからは紙よりも動的なもののデザインが求められると思ったんです。

私自身、少しリアリストなところがあるのかもしれません。大学のキャリアセンターでWebデザインへの道を薦められたこともあり、Webに挑戦することを決意しました。

1の力で100進めるのがWebデザイン

前職のWeb制作会社では受託制作がメインで、基本的には制作して納品したら完了という状況でした。その後、継続的に運用・改善を担当するようなことがあまりなかったんです。

ビジュアル制作だけではなく、ビジネスの中での幅広いデザインを経験したいと思っていました。また、文字の大きさや色の変更など、視覚的要素を少し改善するだけでも、大きな成果を生む可能性があるのがWebデザインの魅力だと思います。1の力で100進めるようなデザインの力を実感したい、という気持ちもありました。

何よりも事業の成長を最優先

幅広い自社サービスを展開し、かつ、デザイナーが企画・開発や運用など様々なビジネスに直接携われると知り、エイチームへの転職を決意。また、エイチームの企業規模や安定性にも魅力を感じました。

入社してからチーム内で「チームにとっての最優先事項は何か」と話したことがあります。事業の成長、お客様のニーズに限りなくお応えすること、組織の成長・・・など、いろいろと項目はありますが、私の場合、まずは事業の成長が最優先なんです。もちろん、お客様をないがしろにするわけではありません。安定的な基盤があり、事業を存続させることができなければ、結局お客様にご迷惑をおかけすることになりますから。安定的にサービスが提供できる土台があることも、エイチームの大きな魅力だと思っています。

新規事業で新たな挑戦を繰り返す日々

入社と同時に新規事業にアサイン

私が入社した時期が、D2C事業の立ち上げと同時期だったんです。D2C(Direct to Consumer)とは、自社で企画した商品を、自社ECサイトで直接消費者に販売するビジネスモデルのことです。私が所属しているD2C事業は、妊活サプリ「minorie」、葉酸サプリ「みのりえ葉酸」、美容液ファンデーション「lujo」などを扱っています。

入社以来ずっと同事業を担当していますので、D2C事業の成長とともにエイチームでのキャリアを積むという貴重な経験を日々させていただいています。妊活サプリや葉酸サプリなどの健康食品を扱う事業は、エイチームグループにとって初めて参入する事業領域です。これまでのデザイナーとしての役割を超えて事業に直接携わる初めての経験でした。まさにゼロからのスタート。最初に関わったのは、妊活サプリ「minorie」のリリースに向けての制作物全般の準備です。他サービスのLPやパンフレット等も研究し、試行錯誤を繰り返しながら進めていきました。

次々とやってきたチャレンジの機会

制作開始から数ヵ月後、「minorie」のサービスをようやくローンチしました・・・と思ったら、達成感に浸る間もないまま、次の新商品「みのりえ葉酸」(妊娠初期から授乳期をサポートするサプリ)の発売準備がスタート。

「みのりえ葉酸」はすでにローンチ済の「minorie」のLPOと並行して準備をしなければいけなかったので、「どうすればできるか」を考え続け、毎日駆け回っていました。

約1年半、既存商品のデザイン改善を繰り返した後に、今度は美容液ファンデーションの「lujo」のリリース準備がスタート。入社から約2年半、次から次へとチャレンジができ良い経験になりましたが、新しいことばかりだったので苦労も多かったです。

苦労した薬機法の壁

特に苦労したのが、薬機法に準じた表現をしなければならなかったこと。初めて参入する事業領域のため社内に知見が少なく、そんな中で表現に神経を使う必要もありました。社内の法務グループに何度も相談しながら試行錯誤を重ねる日々もありました。

また、品質を保証しながら表現で商品の魅力を正しく伝えるためには、言葉だけではなくイメージや情緒に訴えかけるような制作の力が必要になります。ビジュアルの力で、いかにして商品の魅力をアピールするのか。その点もデザイナーとして非常にいい経験ができました。

ビジネス視点でビジネスに関わる

お客様の声を直接聞いて改善に反映

自分が必要だと思って手を挙げたことは挑戦させてくれるのがエイチームの特徴です。例えば、お客様からの電話対応を担当させてもらったことがあります。もちろん、良いご意見ばかりではありません。解約されるお客様とやり取りする機会もあったんですが、そのときは解約の理由をしっかりお聞きして、サービスの改善に活かすようにしていました。それが成果につながることもあったんです。

自分が主体的に取り組んだことがビジネスとして成果に表れる。こうした経験や実感は、ビジュアル制作をしているだけでは決して得られないと思います。

「なぜ」を繰り返して培ったビジネスの視点

以前、ミーティングで「minorie」のサイト改善について話し合った時のことです。商品の魅力や特徴を分かりやすく伝えるためにどのような改善が必要なのか。LPを印刷してデスクに並べ、チームのみんなでディスカッションをしました。

すると、「価格表記のエリアが周囲のコンテンツと同化してしまい、目に止まりづらいのでは」という課題が浮上。即、改善案を考えました。「同化してしまっているのは色味が原因なのではないか」「妊活に関する食品を扱った商材のため、暖色系にした方が安心感を与えられるのでは」という仮説のもと、すぐにクリエイティブを再設計し、事業責任者の承認を得ました。「ぜひやってみて欲しい」と言ってもらえたことで、想定よりも早く検証をスタートすることができたんです。

課題と仮説、意図や背景が明確であれば、トライ&エラーの精神で「No」とは言わず、チャレンジさせてもらえる環境です。また、意思決定と行動のスピードが早いのもエイチームの特徴。全員が常にサービスの向上について考えていることも、そのスピードを促進しているように思います。前職は「デザイナーはそこまで考えなくてもいい(ビジュアル制作をやってくれればいい)」という空気でした。エイチームに入社してから、周りがビジネスの視点を持っている人たちばかりだったので、自分にも自然と同じ視点が身についたのかもしれません。

また、あらゆることに対して「なぜ」と考える癖をつけるようにしていました。常に物事の背景を意識してきたことも、ビジネスの視点を培えた要因だと思います。

徹底的に弱みに向き合い、悩みを乗り越える

「こうあるべき」ことが上手くいかない苦しみ

私は「こうあるべき」と考えるタイプです。そこには、自分が「したい」という意志はなくて、チームやお客様など誰かにとって「こうあるべき」という他者の期待に応えたいという想いがあります。ですから、お客様を想って「こうあるべき」と考えたことが上手くいかないときは凄く悔しいですし、これまで何度も落ち込んだことがありました。

例えば、今、お客様が困っていることがあり、それに応えられるような表記を「すべき」と思ったとき。自分のコミュニケーションスキル不足もあり、メンバーに意図が伝えられず形にできない。結果、お客様にも届かない。お客様のために「こんなデザインにするべき」と自分では強く想っているのに、それが実現できないんです。

あるいは、お客様目線で見たら長期的に捉えてサービスの改善を進めたほうがいいようなことが、チームやサービスの視点で見ると今日の1件、明日の1件が大事だと捉えられる状況。お客様の「こうあるべき」にも応えたい。サービスにとっての「こうあるべき」にも応えたい。その間で悩むことが積み重なった時期は、とても辛かったです。

毎週、自分の弱みをリストアップ

とはいえ、悩んでばかりいられません。そこで、あることに取り組みました。それは、自分自身について徹底的に振り返ること。毎週、振り返りをするなかで、特に自分の悪い点を重視しました。良くなかったこと、できなかったことをリストアップしたんです。

リストを一つひとつ掘り下げていくと、自分の課題が見えてきます。そうして見えた課題の改善に努めるようにしました。自分の弱みと向き合うことになるので、最初のうちは精神的に辛かったです。始めてからの2週間は、2時間くらいかかってしまうこともありました。

上司や先輩にも後押しされて「伝え方」を改善

振り返りを繰り返すなかで見えてきたのが、伝え方に関する課題。「こうあるべき」ができなかったことは、上手く伝えられなかったことが原因だという気づきを得たんです。そこで伝え方を工夫したり、背景や前提を伝えるようにしたりなど、自分なりに改善を進めていきました。

振り返りの取り組みについて上司や先輩に相談をした際には、現状の課題点について的確な指摘をもらいつつも「個人の成長はチームのためにもなるので、相談にも乗るし業務時間をつかって取り組んでもいい」と応援してもらえたんです。周りのサポートもあって、少しずつ改善していくことができました。

デザインとビジネスを橋渡しするディレクターへ

商品をより魅力的にするのがデザイナーの役割

「事業活動においてお客様の目に触れるものを、その体験に責任を持って情報をよりよく設計する」。これが、私が考える理想のデザイナーです。

どんなに良い商品でも「良いよ」と伝えるだけではすべての魅力は伝えきれないと思います。商品自体が持つ情報をもれなく伝えきっても、そのままの情報でしかない。どの情報を、どんな優先順位で、どのように設計して伝えるのか。それを考えて形にして、商品の魅力を一段上に引き上げることがデザイナーには必要だと考えています。

理想に近づくために、日々、競合を含めた他社の広告を研究しています。加えて、お客様からのメールを毎日読んで、ニーズを把握するようにしています。

デザイナーに限りなく近いディレクター

私はビジネスや事業へ対する想いが人一倍強く、あまりデザイナーらしくないのかもしれません。制作物そのもののことだけでなく、お客様やサービス改善の話をしていることも多いです。

ですから将来は、デザインのスキルを上げることは前提としつつ、デザイナーに限りなく近いディレクターを目指したいと思っています。「良いデザインをつくりたい」と考えるデザイナーは多いです。そういった人たちが良いデザインがつくれるように、デザインがビジネスに良い影響を与えるような実績をつくっていきたいんです。デザインとビジネスの橋渡しをして、事業を加速させるようなディレクターになりたいと考えています。職種の枠を超えて何でも挑戦させてもらえるエイチームなら、そこにまっすぐ向かっていけると思います。

みなさんにお伝えしたいこと

入社前に感じた不安はすぐに解消

エイチームは前職に比べて圧倒的に規模が大きく、入社前は不安に感じることがありました。自分とは住んでいる世界が違う人たちが集まっているんじゃないか、と思っていたんです。でも、実際に入社してみると良い人ばかり。

大切にしている価値観に“お互いを認め合える”とある通り、どの方も親身になって話を聞いてくださったり、様々な角度から助言をいただけたり本当にありがたいです。興味があるなら、ぜひエントリーいただきたいと思います。私自身、エイチームに入って本当に良かったと思っています。社会人になって今が一番楽しいですよ。

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